枇杷の葉の 雪景色なき 旧の暮れ
馬糞 Bafun
枇杷はバラ科の常緑果樹である。わが窓辺の冬は、枇杷とミカンと
ジャスミンが緑を保ってくれている。
常緑の木は、生命力が強い。
枇杷には、種にも葉にも、アミグダリンという免疫活性化の薬効成分
が多く含まれているらしい。
関節の痛みにも効くという。
常緑の木は、季節感がないが、淡雪をおく枇杷の雪景色は薬効
以上の味わいである。
暖冬異変の今年は南国九州の葉姿のまま、旧暦の年の暮れを迎
えた。
もうすぐ旧正月。
アジアの人々にとっては里帰りの年の暮れである。
タイの人々も里帰りをして正月の準備にあわただしくなる。
【 旧正月を国民の祝日に 】
西鶴が描いた年の瀬も旧暦であった。
やっぱり、日本の四季は旧暦でなければ実感がない。
仕事は太陽暦で、四季の祭りは旧暦でというように使い分ける余裕
が欲しいものだ。
そうすれば、アジアの人々との距離感もぐっと親しくなるだろう。
旧暦はアジアの伝統なのである。
アジアの広場九州としても、旧正月を国民の祝日として復活したい。
郵便局株式会社も、旧正月の賀状を企画販売するとよいのだ。
季節の賀状を企画することだ。
デザインは、学生から公募するとよい。
そのようにして、温かな文化が豊かになる。
ビジネスに愛を!
馬糞 Bafun
何でぶどうの枝にミカンなのか、思えば不思議なこともあり・・・