朝顔に 野分けの神も そっと行き
中村 梅士 Baishi
さあ、今日から9月、二百十日の風の神は、巨大な熱気球
のように膨らんで、大きく息を吸い込んだところだろうか。
アメリカでは、ニューオリンズを水没させたカトリーナの
再来に怯えている。
アメリカの住宅は災難続きである。
アメリカ大陸とても、天変地異によって流されてきたゴン
ドアナ大陸の片割れにすぎない。
地球の呼吸、鼓動の上に浮かんでいる一時の大陸なのだ。
さて、子供たちもランドセルを背負いなおして学校に戻っ
てきたようである。
九月のみこしを上げるとしよう。
■福岡人工島問題
人工島に子供病院を移転するという決定を強行している。
使い道のないままに、汚職埋立地として税金を無駄遣いし
てきた人工島の責任を、福岡市は一切とろうとしていない。
なぜ、市役所を移転しないのか。
市役所は市議会含めて天神にはいらない。
自ら責任を取った上で、人工島の使い道を「おひざもと」
で考えるのが
責任の取り方であろう。
何とかという市長のセンスの悪さをつくづくと「地方自治」
のレベルの低さとしてあきれている。
中央官庁も、こうした実態を十分に理解して、地方自治の
あり方をよくよく思案してほしい。
基本的に、地方自治はいらない。
地方ではなく、九州やまと国や四国やまと国など、独立
国政府の新しい大和連合として再構成していただきたい。
■福田総理突然辞任決意の病巣
福田総理の突然の辞任表明に対する民主党鳩山氏のコメン
トの愚劣さには、改めて愕然とする。
党利党略のために政局を混乱させ、参議院制度を悪用し、
民主政治の獅子身中の虫というべきが、民主党にほかならな
い。
マスコミに、政治を誹謗中傷させてきた非道にいささかも
羞恥心を持たないらしい。
安部元総理を辞任に追い込んだのはマスコミである。
テレビ局であり、新聞社という権力企業連合である。
党利党略のために、マスコミ権力に連帯したのが、民主党
を筆頭とする野党連合である。
こうした野党連合こそは、敗戦の膿傷であり、腐敗である。
この、おろかな政党を支持している主権国民のおろかさよ、
非国民たちよ、売国奴たちよ、恥を知れ!
政府を攻撃されてなお、マスコミにおもねる自民との腰抜
け議員たちよ、政治家を廃業せよ。
政治家としての美学をもてないならば、悪徳議員にほかな
らない。
政治は命がけでするものだ。
主権国民の責任を問うのが政治家ではないか。
マスコミ企業の社員を制裁せよ。
無責任な国民を制裁せよ。
福田総理は、言うべきことをぶつぶつとしかいえない総裁
だったから、総裁を辞したのはよかった。
言うべきことを言う総裁こそが、今の日本に必要とされて
いる。
鳩山邦夫か、麻生か、それとも再び安部氏か・・・
覚悟を決めてほしい。
自民党背水の陣というべきである。
新しい政党旗揚げの契機となることを期待したい。
マスコミ権力と戦う政党を是非、再構成してほしい。
いよいよ、日本の覚悟が問われてくる。
国民の主権責任が問われてくる。
糞蝿のような「記者団」という、愚劣なマスコミの罪が問
われてくる。
民主党の愚劣な責任が裁かれる。
それが、福田総理辞任の真意であると、善意に解釈したい。
中村 梅士 Baishi