彼岸花 蝶の羽風に 髪揺らし
馬糞 Bafun
今年はまだ、紅い曼珠沙華を見ていない。
曼珠沙華を見ると、ああ、お彼岸だなあと実感する。
葉もなく、すっと茎が立って、鮮烈な花を咲かせる。
不思議な花だ。
きっと、川の向こうの彼岸にも、たくさん咲いている
のだろう。
その花を見て、「そういえば、お彼岸か。現世此岸の
家族はどうしているかな・・・」などと思うのだろうか。
【政治の新しい風】
世界が新しい風を求めている。
経済も、政治も、新しい風を求めている。
過去のしがらみを拭い去って、さわやかな風に吹かれ
たいと思っている。
人類が何かしらうっとうしいものにがんじがらめにな
っているような不快さを感じているのだ。
地上には核兵器が充満し、テロ型戦争が国家を震撼さ
せ、再び悪魔の国が台頭してくるような不気味さを感じ
させている。
世界の警察と認められたアメリカだったが、濡れ衣で
イラクという国を滅ぼした。
そのために、イランは総力を挙げてアメリカと戦おう
としている。
義のない戦いは体力気力を消耗させるものだ。
その上、国民の借金型消費の意欲をかきたてた経済政
策で活力を維持してきたが、それも破綻した。
新しい風とは、旧勢力の勢力争いではない。
新しい風とは、第三の新しい主役が現れ、統合するこ
とである。
政治も経済も、新しい主役の登場を待望しているのだ。
自民党の新総裁に麻生氏が就任した。
まだまだ、有力な総裁候補が続々と控えている。
小沢氏一本しか出ない民主党とはやはり人材資源の規
模がちがうということを見せつけてもいた。
民主党参議員を自民党に糾合するほどの未来ビジョン
をもって、本格的な政治をしてもらいたい。
マスコミを制する気概と気迫が必要だ。
マスコミを軽蔑しているだけではいけないのである。
マスコミの責任を追及する法力を備えることだ。
それが、ひいては、野党の悪口政治を恥じ入らせるこ
とにもなるだろう。
政治の新しい風、それは、心ある民主党議員の離党に
大義名分を与えるほどの『大義ある政治』である。
立法機能を回復するためには、なんとしても、参議院
与党を回復し、大胆な改革を断行する体制を作り上げる
ことだ。
そうすれば、「霞ヶ関をぶっ潰す」という小池百合子
首相の誕生も現実味を帯びてくることだろう。
九州やまとの国がおくった名門麻生太郎に『大義ある
政治』、立法権の回復を託したい。
梅士 Baishi