朝採れの 風吹いており 木槿 mukuge 花
馬糞 Bafun
二百十日を過ぎても、九州やまと国にはまだ、台風がこない。
7月からの猛暑で、夏を使い切ってしまったのか、デジタルのよう
に初秋になった。
朝の涼風は、朝採りの野菜のように新鮮である。
しかし、猛暑とオリンピックからわれに返った日常は、いたるところ
に狼煙が上がっている。
いったい、何の合図なのか。
大小のノアの標ではないのか。
その跡に訪れるのは大洪水か、大地震か、ファンデミックか、侵略
の砲火か、核戦争か・・・。
狼煙の煙の正体は、おぞましい人間たちの悪想念である。
自己保身が企業をだめにし、国を滅ぼし、人類を滅ぼす。
命がけで世直しをすること以外に、生きる道はないというのに。
何をなすべきなのか、覚悟を決めなければならない。
大胆かつ潔くあるべきである。
【ねじれ国会という致命的政治捻転】
二院制というのが、今日の民主党のような党利党略の政党に参議
院を乗っ取られると致命的な政治停滞を生むということを、その事態
になってはじめて気付かされた。
参議院の位置づけが補佐的、シンクタンク的であればよかったのだ
が、立法に拒否権を持つ制度であったことが、重要な政局に立法不
能の麻痺状態をきたすという非常事態を突きつけたのである。
この事態をみれば、早急に打つべき手は三つに絞られる。
一つは、抜本的に「日本国憲法」の無効、不文律憲法状態であるこ
との宣言をして、新憲法制定をするという動きを加速することである。
もう一つは、衆参両院で過半数を制する新政党を再編して衆議院総
選挙に臨むことである。
このような準備なくして衆議院の解散総選挙を実施することは考えら
れないことである。
その鍵を握るのが、良識を持った民主党議員が参議院における野
党連合の過半数割れをきたす規模で離党して、新政党を旗揚げし、
自民党を離党した新政党と統合して過半数を占める大政党の編成を
目指すことである。
自民党と連携できない野党の参議院過半数制覇という事態を解消
するほかはないというべきであろう。
ところが、現状は、民主党議員にそうした良識と勇気を持った保守派
がいないらしいのだ。
これは何とも危機的な事態といわざるを得ない。
【憲法停止のクーデターも上策である】
三つ目は、自民党を中心としてクーデターを起こし、参議院廃止を宣
言することだ。
これで、事実上、禍の元である『日本国憲法』を葬ることができる。
しかし、民主党はじめ、主たる議員を処刑することになるであろう。
武力行使が前提にあるので、軍部との連携が欠かせない。
日本の独立宣言と新憲法定立のためのクーデターである。
これを機に、日本自衛体制を構築することになる。
最もすっきりとするのは、クーデターである。
日本は、こうした、極めて切羽詰った事態にあることを知らなければ
ならない。
その責任は、外道のマスコミに踊らされた、私利私欲自己保身の主
権国民に他ならない。
できれば、大衆民主主義の廃止を望む。
一定の良識ある選挙市民を制度的に選別する政治身分制をとるべ
き段階であるというべきであろう。
明治維新以来の、国家独立をかけた決断を迫られている。
梅士 Baishi