猫足も ぱりぱりといい 落ち葉道
馬糞 Bafun
2009年12月04日(金)
上等の絨毯のように、落ち葉が深く積もっている。
それが、すぐに掃き除かれるのが惜しく思える。
忍びの猫も、パリッと音を立てて歩く。
仕方なく、丸くなって寝るのである。
秋が、深々と降り積もってゆく。
今日も少し寒くなるらしい。
黄葉の 吹きたまりたる 野良の道
太閤殿下の 黄金もかくや
馬糞 Bafun
若い時代は、夢はあるが貧乏である。
親のお金で貧乏を忘れた若者は、巣立ちをしない雛のようである。
野生であるならば、とっくに死んでいる。
若い時代は、すぐに恵まれた仕事ができるわけではないので、当然
に貧乏である。
しかし、その貧乏が、頼もしく輝いて見えるものだ。
夢と可能性が、貧乏に磨かれている。
学生は、親の応援で暮らしているかもしれない。
しかし、ろくでもない親に翻弄されている学生もいる。
貧乏に輪をかけて、親の大きな貧乏がのしかかっている学生もいる。
昼ごはんを食べるお金がない。
稼いだアルバイトのお金も根こそぎ親に使われていた。
それでも、その貧乏が輝かしい。
「日雇いのあてがあるので、働きます。」
女の子なのに、軍人のように勇ましかった。
若者たちよ、
潔く巣立ちをし、
正々堂々と貧乏から始めようではないか。
落ち葉のように見えていた小さな会社が、黄金に見えるのではな
いか。
小さな会社でも、夢の塊なのだから。
「一緒に苦労をさせてください。必ず、大きくして見せます!」
そう言って、新文明を立ち上げたいものだ。
結婚もまた、そういうものではないか。
絆とは苦労によって織り成されるものである。
夢は貧乏から始まるものである。
ジャパニーズドリームもまた、貧乏から始める憧れであり、夢にちが
いあるまい。
立憲女王国・神聖九州やまとの国
梅士 Baishi