烏瓜 怪しき酒を ぶら下げて
馬糞 Bafun
烏瓜の紅は実に怪しい。
赤提灯か、徳利か、いずれにしても、夜中には何かに
化けようかという怪しさがある。
そこが、吉原に化けるのかもしれない。
吉原はもはや時代劇の世界であるが、志生落語を聴い
ていると、親方もずいぶんとあすんだようである。
吉原といっても、ピンきりの遊び場で、場末ともなる
と鑿や虱がお相手仕るところもあるらしい。
吉原のピンともなれば、そこには上等の文化があり憧
れもあった。
竜馬もずいぶんとあすんだようですな。
ただし、花魁と遊ぶためには、一晩に百両もの大金を
はたくほどのお大尽でなければならない。
そんな遊び場がご法度になって、赤線というものがな
くなったとはいっても、陰湿な「風俗」がはびこってい
る。
昔の吉原に近いとすれば、銀座のクラブというところ
かもしれないが、最近のホステスは品も教養もない素人
が増えたらしい。
博多でも、中洲Nakazuは、汚らしいホストやホステスが
徘徊する修羅場である。
そんなところで噺家が修行しようとは思うまい。
日本の状況が、遊び場にも現れていると思うのである。
【深刻な公立中学校の退廃】
熊本市内のある公立中学校の内情を聞いた。
実にすさまじい無法地帯ぶりである。
そこには「立派な」校長がおり、公給をむさぼる正規
教職員もいる。
彼らはみな、教職免許とやらを持っている。
いかなる場合にも異性の生徒に触れてはいけないそう
である。
喘息の発作で引付をおこしそうな生徒の背中をある若
手バイト教員がさすって手当てをしたら、訴えられて教
育委員会から諭旨を受けたそうである。
同じく、救急車を呼ぶ暇がないと判断して生徒を車で
病院まで連れて行ったら、不純異性交際をしていると訴
えられて教育委員会から厳しく諭旨されたそうである。
それを見かけたPTAが訴えたらしいのだ。
職員室で生徒に暴行を受けて耐えていたが、たまりか
ねて一本背負いで投げ飛ばしたら、解雇されそうになっ
たそうである。
夜、その学校の女子中学生が親とも思えない中年男と
ホテルに入るのを見かけたので追いかけていったら、売
春だったそうである。
成績の良い生徒の腕に変な傷があるので調べたら、覚
せい剤の常習者だったそうである。
授業中の喫煙、飲食もとがめられないそうである。
運動会のテントを、一家三人で独占して何が悪いと開
き直る保護者もいたという。
親もまた良識がなく、それを諌める権威が学校にはな
いのである。
その公立中学校が特別に悪いのではあるまい。
これが、公立中学校の現状であり、事なかれ主義を指
揮しているのが教育委員会や教職員であるということで
ある。
義務教育現場の退廃は極地に達しているようだ。
義務教育だからといって、犯罪者というべき生徒を登
校させるべきではあるまい。
懲戒し、退学処分にすべきである。
それを放置した教職員は懲戒解雇すべきである。
学校崩壊というなら、廃校にすべきでもあろう。
結果、義務教育課程を修了していない非国民が出てき
たとしても、止むを得まい。
アメリカのように、非行少年を集めた学校を別に作れ
ばよい。
教職員も教育委員会も解体し、懲戒解雇すべきである。
無法地帯にしたのは彼らの怠慢であり、犯罪的行為だ
からである。
だから、小中学校に、派出所を置き、法を護らせるべ
きなのだ。
その能力も意欲も教職員にはないのだから。
貧しくとも、教育に最大の投資を惜しまなかった維新
の日本であったのに、今や、教育現場が公務員教職員に
よって退廃している。
公立学校が悪魔の支配下に取り込まれてしまったとい
う警鐘は誇張ではない。
日本自滅の由々しき事態である。
「教育は国家百年の計」の裏返しが起こっているので
ある。
日教組の支持政党である民主党政権では、事態はさら
に悪化するであろう。
警察は、暴力団のみならず、学校を重点取り締まりの
対象とするべきである。
長期的には、正しい私立学校を作って、異常な公立学
校に入学者がいなくなる状況を作るほかあるまい。
公立学校が、問題児を収容する教育施設になるだろう。
新しい学校産業を起こそうではないか!
教育改革は、規制を緩和して競争によって正すほかは
あるまい。
そのためにも、学校法人法を改正して規制緩和し、私
立学校が運営しやすい環境を提供するべきである。
教職免許も必要あるまい。
役に立っていないのだから。
ダメ先生の学校は自然淘汰されるのが競争の効果だ。
文部科学省は、最小限に切除するべきであろう。
いわば、癌組織だからである。
このまま、国の自滅を見過ごすわけにはゆかない。
立憲女王国・神聖九州やまとの国
梅士 Baishi