北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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次は何処へ?

2024-11-24 16:15:40 | ロケ地巡り

 

今回のロケ地巡りの最後は、昨日紹介した「谷原五丁目歩道橋」を西へ進んだ先にある場所ですが、結構距離があるので、一旦石神井公園駅まで戻り、大泉学園駅まで一駅乗ったうえで、徒歩で向かいました。

(先日紹介した「OIZUMI ANIME GATE」を見ることができたのはそのため)

ここは、「電子戦隊デンジマン」第29話「超能力刑事の急襲」で、デンジレッド=赤城一平の友人にしてフランス警察の特捜刑事である「ポール伊崎」が、車を運転しながら走っていた場所。

ポール伊崎は、念写力で事件を解決に導く超能力を持っており、この回の冒頭で、彼の念写力によりベーダー一族の次なる作戦のアジトが判明して、デンジマンがベーダーの作戦を阻止したことから、その超能力を脅威に感じたベーダーは、伊崎を拉致する計画を企て、女スパイミラー・ケラーを向かわせた。

 

 

 

伊崎が車を運転している最中、一瞬画面に映ったのが、この木材会社さんの建物。

映像を見る限り、1980年(昭和55年)当時と変わっていないと思います。

 

 

劇中、人間の女性に変装したミラーとケラーは、伊崎の運転する車を呼び止め、「タクシーが来ないの。お願いできます?」と告げ、美しい女性に弱い(?)伊崎は何の疑いもなく二人を乗せるも、二人が伊崎に浴びせた催眠効果のある香水によって眠らされてしまい、まんまと拉致されてしまいました。

ミラーとケラーが伊崎の車を停めたのが、恐らく写真の場所と思われます。

 

 

若干拡大。

放送当時とガードレールの色が異なっていますが、道路の線形からして間違いないと判断しました。

 

 

映像を見る限り、放送当時、写真のような大きな建物は何も建っていませんでした。

場所を特定できたのは、先程の木材会社さんが当時から変わらずに残っていたおかげです。

 

 

この後は、石神井公園に行く計画も立ててはいましたが、時間もそれほど残ってなく、石神井公園は検証したい場所が沢山あって中途半端になりかねないことから、今回は見送りとしました。

ということで、今回の「遠足」の紹介はこれにて。

次回は、時期と行き先は未定ですが、石神井公園に特化した散策という案も出ました。

石神井公園のロケ地は、10年以上前に何度か行っていましたが、復習を兼ねて行ってみるのもいいかもしれません。

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歩道橋マニア再び?

2024-11-23 16:32:54 | ロケ地巡り

 

一昨日紹介した「谷原横断地下道」から少し西へ向かった所にある小さな道路。

この場所も、1980年(昭和55年)当時からそれほど変わっていない場所の一つです。

 

 

 

この場所がロケ地として使われたのは、「電子戦隊デンジマン」第9話「死を呼ぶ怪奇電話」の冒頭。

ベーダー一族のヘドラー将軍、女スパイミラー・ケラーが乗った黒塗りの高級車がここに停まっていて、写真奥の方から歩いてくる一人の青年をじっと監視しているシーンで、車が停まっていたのが、ちょうど写真のこの辺りでした。

 

 

再びこの写真。

写真左の建物はバイク屋さんだそうだけど、放送当時は、「外車」と表示された看板が掲げられていました。

当時からずっと車関係の商売をされていたということなんですね。

 

 

写真右側の柵の向こうは小さな農園のようになっていて、これも、放送当時から大きく変わってはいないように思えました。

 

 

そして、この歩道橋。

美しいものを嫌うベーダー一族は、怪物「デンワラー」を使って、美しい絵を描く3名の画家を抹殺するべく、彼らに絵を酷評されていた売れない画家、風間雄一に目を付け、その行動を監視しているというシーンでした。

先程のバイク屋さんの前を通ってきた雄一を、車から降りたケラーが尾行し、この歩道橋を上っていくというシーンで登場しています。

 

 

 

 

実際の放送映像では、大体このくらいのアングルからになっていました。

見る限り、歩道橋名の文字も、当時から変わっていないように思います。

放送ではこの後、ヘドラー将軍たちに詞巧みに誘い込まれた雄一が、3人の画家のうちの2人に「地獄へ落ちろ~」という呪いの電話をかけ、デンワラーが電話回線を伝って2人の自宅の黒電話から飛び出して、2人が抹殺されるシーンへと繋がっています(もう1人の画家は、同じく呪いの電話を受けるも、これに気が付いたデンジマンによって、殺害は免れた)。

 

 

とまあそういうシーンで出てきた現場でして、ここは初めて行きましたが、実は以前、私たち仲間は、ロケ地巡りをきっかけとして、自分たちが「歩道橋マニア」であることを自覚(?)していたことがありました。

 

 

あの日のリベンジ - 北の風に吹かれて~独り漫遊記~

話は一昨年の7月27日に遡る。恒例の「夏の遠足」のメインチェックポイントを、埼玉県所沢市にある「所沢航空記念公園」に定めた私達は、夏の強い陽射しが照りつける中、...

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きっかけはこの記事でしたが、このときは、歩道橋を上ったり下りたり、何往復もしたり、更には上から身を乗り出したりもしていた(実際の放送シーンの再現のため)ため、周りから見ると、「何だあの連中は?歩道橋マニアか?」と思われているのではという声が、誰からともなく出てきたことから、「そうか、自分たちは『歩道橋マニア』なのか」なんてことを思ったものでしたが、実際は、これ以降は今回まで歩道橋のロケ地検証はしておらず、今回が実に8年ぶりの「歩道橋マニア」的行動でした。

なんだけど、それはあくまでも仲間たちと一緒のときの話であって、私個人では、実は今年2月に、「歩道橋マニア」的行動をしていました。

 

 

シーズン2第3話 - 北の風に吹かれて~独り漫遊記~

「弁当屋さんのおもてなし」シーズン2札幌が舞台の人気グルメ小説を地元テレビ局のHTBが開局55周年ドラマとして映像化します!「弁当屋さんのおもてなし」シーズン2昨年のシ...

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「弁当屋さんのおもてなし」シーズン2第3話で、札幌市内の歩道橋が登場していたので、そこの検証に行っていましたが、正直、このときは、自分(自分たち?)が「歩道橋マニア」であったことは全く意識していませんでした。

これを機に、今後はその辺をしっかりと意識した行動を取りたいと思います。

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谷原横断地下道

2024-11-21 20:00:00 | ロケ地巡り

 

 

「遠足」と称した、80年代スーパー戦隊シリーズロケ地巡りの第2弾。

一昨日の「カトリック北町教会」の次は、東京メトロ有楽町線~西武有楽町線・池袋線を経て石神井公園で下車。

 

 

地下歩道への入口が見えます。

この地下歩道が、1982年~83年当時から変わらず残っているということで、検証しに行きました。

 

 

練馬区谷原にある「谷原横断地下道」。

関越自動車道に繋がる幅の広い道路に接面していることもあり、横断が困難なことから、地下歩道が設置されています。

 

 

ここがロケ地として使われたのは、1983年(昭和58年)の「科学戦隊ダイナマン」第3話「コウモリ地獄飛行」。

有尾人一族ジャシンカ帝国の「コウモリシンカ」が吐き出す黒い煙を浴びた人々が、眩しい光を浴びることに耐えられなくなって、光の届かない暗い場所へ避難していくというストーリーで、この地下道入口からも、多くの人々が地下へ向けて避難していくというシーンが描かれています。

 

 

全部ではないと思いますが、ブラックシート側の標識は、少なくとも位置は放送当時と同じと思われます。

 

 

 

地下歩道の中。

ダイナマン第3話の他に、前年の「大戦隊ゴーグルファイブ」第6話「悪役レスラーの愛」でも、暗黒科学帝国デスダークの「ヤモリモズー」を追ったゴーグルファイブの5人が、この地下へ入って来るシーンがあります。

当時は地下歩道の内壁はタイル構造でしたが、現在は御覧のとおりとなっています。

 

 

ダイナマン第3話では、この鏡に、多くの人々が地下へとなだれこんでくるのが写り、それを、ジャシンカ帝国の「カー将軍」がモニターで眺めるシーンがあります。

 

 

 

再び地上へ。

確かにこれだけの道路に接面していたら、地上を横断するのが困難なのはわかります。

 

 

再びこの写真ですが、実はこの写真は、車が途切れるのを見計らって、中央分離帯へ移動して撮りました。

先日、「職業病」というテーマを取り上げたことがありましたが、実はこれもまた、私にとっては職業病の一つ。

今の職場に入って早いもので29年目。これまでそういう機会が何度あったことか数えきれません。

危ないことに変わりはないので、気を付けねばとは思っていますけどね・・・、ついついやってしまいます。

 

 

職業病 - 北の風に吹かれて~独り漫遊記~

何度か紹介している、HTB「イチモ二!」土曜日の放送後に収録されている「反省会」。今月12日の分は、男性出演者がスケジュールの都合で誰も出ない「女子会」でした。女子...

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せっかくなので、放送では映っていないけれど、反対側の出入口も載せておきます。

ずっと以前から行きたかった場所の一つでしたが、抱き合わせる場所の検討がなかなかできず、行けずにいた場所だったので、行けて良かったです。

 

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カトリック北町教会

2024-11-19 19:53:31 | ロケ地巡り

函館で、「ハリストス正教会」や「カトリック元町教会」に何度も足を運び、ガイドもしているから・・・というわけでもありませんが、先日の東京旅行では、教会を1箇所見てきました。

 

 

 

練馬区北町にある、「カトリック北町教会」。

「カトリック元町教会」と1文字違いなので、間違えないように注意しなければいけません。

 

「カトリック北町教会」は、1959年(昭和34年)、板橋教会という教会の主任だった、「 フランシスコ会」のゲレオン・ゴルドマン神父が、増加する板橋区周辺の信者のために、 東武東上線沿線に新しい教会を建てることを思い立ち、 運動の結果、ドイツのケルン教区から多額の寄付が贈られたことから、 現在地を購入して、教会と幼稚園を併設する形で、園舎の一棟を仮聖堂として誕生しました。

現在の聖堂は2018年(平成30年)に耐震補強工事が行われ、響きの良さを活かしたコンサートなども数多く開催され、5月は色とりどりの薔薇が咲いて、訪れる人たちを楽しませています。

※教会公式HPより引用

 

 

という経緯のある教会ですが、実はここを訪れたのは観光目的ではありませんでした。

カテゴリー名が「ロケ地巡り」となっているとおり、目的は、所謂「聖地巡礼」。それも近年の作品ではありませんで、1980年(昭和55年)放送の「電子戦隊デンジマン」第39話「女王怒りの妖魔術」、1983年(同58年)の「科学戦隊ダイナマン」第13話「さらわれた花嫁」のロケ地検証が目的でした。

 

 

建物の外観もさることながら、この窓ガラスの形も放送当時と変わっていませんでした。

80年代作品でロケ地として使われた建物を何軒も見てきましたが、こういう感じで、放送当時の様子がそのまま残されているというのは本当に嬉しいです。

もっとも、その一方で、大きく変わっている場所も多く、残されている僅かな痕跡をヒントに場所を特定できたら、それはそれで達成感があったりするものなので、捉え方は色々ですけどね。

 

 

デンジマンの放送では、ラストシーンでこの教会が登場し、晴れて結婚式を挙げたカップルが、車に乗って新婚旅行に出発し、デンジマン5人をはじめとする参列者に見送られるシーンで終わっていますが、見てみると、門の形は当時と変わっていました。

 

 

 

すぐ隣に住宅がある、住宅街の一角というよりど真ん中にある小さな教会ですが、放送では、周辺の様子がはっきりと映っているわけではなかったこともあり、どこか郊外にひっそりと建っている教会なのかと思っていました。

 

 

教会に隣接して「カトリック北町幼稚園」が建っており、ちらっと見える遊具がある前庭では、多くの園児さん達が楽しく遊んでいる様子が見られるそうです。

 

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弁当屋さんのおもてなし シーズン2 ロケ地~3~

2024-10-27 16:29:42 | ロケ地巡り

8月に、今年1月から2月にかけて放送された、「弁当屋さんのおもてなし シーズン2」のロケ地巡りを2本アップしていました。

 

 

弁当屋さんのおもてなし シーズン2 ロケ地~1~ - 北の風に吹かれて~独り漫遊記~

地下鉄南北線の駅名にもなっている「幌平橋」。豊平川を跨ぐ橋の中でも特に有名な橋の一つです。幌平橋~1~-北の風に吹かれて~独り漫遊記~札幌市内を流れる豊平川に架か...

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弁当屋さんのおもてなし シーズン2 ロケ地~2~ - 北の風に吹かれて~独り漫遊記~

飛び飛びになってしまっていますが、一昨日に続いて、「弁当屋さんのおもてなしシーズン2」第1話のロケ地紹介です。1月にも紹介していましたが、この電話ボックスは、第...

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ですが、この記事のタイトルのとおり、実はもう1本ストックがありました。

何故今までアップしていなかったかというと、ぜひとも特定させたい場所があと1箇所あるものの、8月に帰省したときには特定させることができなかったので、今月出張に便乗して帰省したときに特定させてアップしようと思っていたからでした。

なんだけど、これが思ったよりも難題で、結局未だ特定させることができずにいます。

なので、このままだと年を越してしまうので、ここで3本目をアップすることとした次第です。

 

 

ということで、3本目の現場は、豊平川沿いにあるこちらのアングルから。

写真のほぼ中央に、黒い車が2台ほど、マンションの駐車場と思われる場所に止まっています。

そう、このマンションこそが、シーズン2第4話で登場した、主人公千春の住むマンションなのです。

 

 

マンション前の道路。

劇中では、千春と、千春を心配して札幌までやってきた母親の亜紀子と一緒に歩いているシーンがあります。

 

 

 

写真左側に、居住者専用と思われるごみ置き場がありますが、劇中では、千春が、写真のものとは違うごみ集積箱に、「くま弁」のプラスチック容器でパンパンになっているごみ袋を入れるシーンがあり、そこに「ごみステーション」という看板があったことから、それを見た亜紀子が大変珍しがるという、「初めて北海道を訪れた人あるある」なシーンがありました。

そうです、何度か書いていますが、北海道では、ごみ集積場のことを「ごみステーション」と言うのです。

 

 

ごみ捨場にあらず - 北の風に吹かれて~独り漫遊記~

正月休みの合間。今日は特に予定もなく、天候も晴れなので、適当に近所(でもないエリアまで行ったけど)をブラブラ。面白いものを見つけたので一枚。北海道では、このよう...

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人様の住居なので、マンション名の表示はマスキングしていますが、行ってみたところ、劇中のマンション名とは違っていました。

 

 

 

今回のこのロケ地、豊平川沿いだということは映像ですぐにわかったので、簡単に特定できるかなと思ったら、意外と難航して、特定の決め手になったのは、豊平川沿いの景色ではなく、写真に写っている、2階建ての企業の社屋でした。

人様の住居なので、いつものように地図はリンクさせませんが、原作で「くま弁」があるとされている、地下鉄東豊線「豊水すすきの」駅から徒歩圏内とだけは書いておきます。

ひょっとすると、原作に忠実にロケ地を選定したのかなということも考えられますね。

 

「弁当屋さんのおもてなし」、ドラマはこれまでかもしれないけれど、小説の新作はぜひまた出てほしいです。

直近の2作は、千春がユウと結ばれてから、「しあわせ宅配篇」に至るまでの中間的な時系列として書かれていましたが、次回作では、「しあわせ宅配篇」が完結し、父親になったユウ、母親になった千春、そして、「しあわせ宅配篇」の主人公だった久万雪緒のその後をぜひ書いてほしいと思っています。

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