
踏切があります。
この路線の踏切は、ここの他に市内に数ヶ所ありまして、言うまでもなく、一時停止は交通法規で義務付けられているのですが、残念ながら、それを怠っている不届き者が多いのです。
JRの踏切では、全ての車がきちんと停止しているにも関わらず。

そう、昨日の記事でも紹介したこの鉄道は、JRの物でも、JR以外の私鉄の物でもないのです。



ここは、春採湖の近にある、現在日本国内で唯一、坑内掘りで石炭採掘を行っている「釧路コールマイン」の選炭工場。
昨日の記事でも紹介した貨物列車は、ここを拠点として石炭の運搬をしていたのです。
元々ここは、明治期の四大財閥の一つであった安田財閥が、1887年(明治20年)に釧路に進出して炭山の開発を始め、翌年、春採湖の側に坑口を設けて本格的な採炭を始めたのがルーツとなっており、1920年(大正9年)に「太平洋炭礦」が事業を継承しました。
その「太平洋炭礦」も2002年1月に閉山し、時を同じくして「釧路コールマイン株式会社」が事業を継承し、現在に至っています。
釧路市内には、その歴史を伝える展示館もあるそうなので、今度行ってみようと思います。
釧路コールマイン選炭工場の場所