北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
(C)ナナマガラー All Rights Reserved.

格別の味

2010-11-30 22:59:06 | 道外旅行記



米沢市の松が岬公園の一角に、こんなレリーフが建っていた。
「米沢牛の恩人」こと、チャールズ・ヘンリー・ダラス氏という人物のレリーフ。
1841年にロンドンで生まれ、幕末の時期に来日し、横浜で貿易商の仕事をしていたが、明治3年(1870年)に、御雇外国人として、大学南校(現在の東京大学)に教師として招聘された、その後に米沢藩校であった興譲館洋学舎で教鞭をとった人物である。

「米沢牛の恩人」と呼ばれるのは、興譲館洋学舎を離任して横浜へ戻る際に、米沢在任中に食べた牛料理の味が忘れられず(米沢への赴任の際にも、横浜から、牛料理専門のコックを連れてきていた)、牛一頭を生きたままお土産にし、その牛肉を横浜の仲間にご馳走したことがきっかけで、全国へと米沢牛が知られることになったということが、由縁として伝えられている。





公園の一角で販売されている「米沢牛コロッケ」。
8年前にも食べていたのを思い出して、今回も食べてみました。





サクッとした歯ごたえの衣と、柔らかい肉がほどよくマッチしていて、何とも言えない格別の味。
基本、コロッケなら何でも大丈夫だけど、今まで食べた中でもNo.1と言っても過言じゃないかも?





公園近くの専門店で食べた、「米沢牛焼肉定食」。
21日(日)は、絶対米沢牛のメニュー(コロッケは別にして)を食べようと思っていたので、こういう物をオーダーしてみました。








「米沢牛」とは、山形県南部の置賜(おきたま)地方の3市5町で30ヶ月以上飼育され、肉質が5等級または4等級の牛にその称号が認められる、肉の一大ブランド。
ぜひまた、機会を作って食べに行きたいです。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

市民製作映画

2010-11-29 20:46:01 | 映画



昨日の話だけど、函館を舞台にした話題の映画、「海炭市叙景(かいたんしじょけい)」を観てきた。
函館市出身で、芥川賞候補にノミネートされながらも、若くして自ら命を絶った、佐藤泰志という作家の小説を映画化した作品で、舞台となっている「海炭市」は、そのまま冬の函館を描いているというのが大きな見どころになっている。

内容は、原作を構成する18の短編のうち、厳しい冬の日々を過ごす人々の生活を描いた5つを選んだオムニバス形式の作品。
小林薫さんや谷村美月さん、南果歩さんなどの有名な役者さんもさることながら、函館市民も多数エキストラとして参加し、製作に当たっては、市民の寄付やボランティアなども大きな力になるという、正に市民製作の映画なのである。





函館が舞台ということで、劇中では、函館の有名なスポットが、「海炭」の名を冠して登場しており、例えば、写真の「函館どっく」という造船所が「海炭どっく」という名前で登場していたり、車のナンバーが「海炭○○」になっていたりするのだけど、その一方で、函館の隣にある「北斗市」という市は、そのままの名前で登場したりしているのも面白い。
劇中の人間模様は、時に殺伐とした空気になりながらも心温まる物ばかりだが、今回函館で先行上映された後は、全国各地での上映も予定されているそうなので、この冬、ぜひオススメの作品として紹介しておきます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エリ派で確定

2010-11-28 19:21:18 | 特撮作品鑑賞
(戦隊日記)

まず、発見を一つ。
「電子戦隊デンジマン」のデンジグリーン=緑川達也役を演じられた内田直哉さんのオフィシャルブログが開設されました。
早速「お気に入り」に追加したので、これから日々の更新を楽しみにしていきたいと思います。
デンジマン関連では、ケラー役の湖条千秋さんのブログも好評更新中です。


続いてゴセイジャーの話。
昨年、シンケンイエロー=ことはにハマり過ぎたせいもあって、今年は、ゴセイジャーのヒロインには今ひとつ感情移入できないでいた。
どっちかと言えばエリ派かなと思いつつも、決定的なポイントがないままラスト目前まで来てしまっている感が強かったけど、今週の放送を観て、ようやくその辺が固まってきた。
今年はやっぱり、エリ派だなと。
天真爛漫な性格もさることながら、例え敵であっても心を通わせようとする真剣さに、何だか心打たれるものがあった。
敵であっても心が通うと信じて働きかけるというのは、過去のシリーズでも何度も描かれた定番的なエピソードだけど、今回のが、一番観ていてグッとくるものがあったような気がする。
サブタイトルが「爆発!仲間の絆」というだけあって、最初は、また5人が何か罠にでもはめられ、それをチームワークで打破するような展開なのかなと思ったけど、ここで言う「絆」とは、「心」とか「相手を思う気持ち」を皆で共有し合うという意味だったのかなと理解した。
最終回に向けて、まだまだ怒涛の展開が待っていそうだけど、何だか楽しみになってきたような気がする。

その他の注目ポイントとしては、、ロボゴーグが抜き取ったという、ブレドRUNの「記憶」。
液体状みたいだったけど、あれが再びブレドRUNの体内に注入されて・・・って、それじゃいくらなんでも定番過ぎるか?
予想だけど、抜き取った物の中には、ブレドRUNの記憶だけでなく、三つの組織を繋ぐ秘密まで入っているというのは・・・、どうかな?

最後に一つ。
冒頭で、シンケンイエロー=ことはについて触れたけど、年末に、すぅちゃん(ことは役の森田涼花ちゃん)の写真集とDVDがリリースされるということで、今日、予約を済ませたのだが、ビックリなのが、DVDよりも写真集の方が(僅かではあるが)高額だということ。
しかも、写真集は「大型本」なのだとか?
一体どんななんだろう・・・楽しみ楽しみ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

上杉氏のお膝元

2010-11-28 09:19:27 | 道外旅行記



山形市の次は米沢市へ。
山形市が最上一族なら、こちら米沢は、上杉一族ゆかりの地ということで、この「松が岬公園」は、かつての米沢城があった、上杉家ゆかりの公園である。





現在のこの地にあった「米沢城」は、暦仁元年(1238年)、源頼朝の重臣であった大江広元の次男である長井時広の築城と伝えられ、当初は「松岬城」と称されていた。
慶長3年(1598年)より上杉氏領となるが、初めは上杉景勝の重臣であった、かの直江兼続が城主となり、慶長6年(1601年)に上杉景勝が城主となって以降、明治2年(1869年)の版籍奉還まで272年間、上杉氏が城主として、この地を統治し続けてきたという歴史がある。
その後、明治6年(1873年)に城が取り壊され、翌7年(1874年)に、公園として市民に開放され、現在は、桜の名所としても知られる一大公園として整備されている。
 




これは、米沢藩の第9代藩主である、上杉鷹山(ようざん)の銅像。
藩主であった当時は治憲(はるのり)と名乗っていたが、家督(藩主の座)を息子に譲り、隠居後に鷹山(ようざん)と名乗った人物。
記録によると、当時の米沢藩は大変な借金を抱えており、その額は、約16万~20万両、現在の貨幣価値に換算すると約120億円にもなっていたとされているが、そんな中にあって、藩主であった治憲は、反対勢力に押されながらも大倹約令を実行し、米沢の財政を立て直し、後の発展の基礎を築くことになった。
華美な生活は一切せず、質素倹約な生活を自ら行い、藩の手本として生涯続けたことから、現在も「鷹山『公』」と「公」を付けて呼ばれるに至る所以となっている。





この言葉、聞いたことがある方も多いと思いますが、この上杉鷹山公による言葉だったのです。
何だか、しっかりと噛み締めなければいけない言葉だなと思いました。








これは、公園の鎮座にある「上杉神社」。かの上杉謙信を祭る神社である。
上杉謙信と言うと、越後国の大名であり、かの川中島の合戦もあって、米沢藩との結びつきは余り知られていないようだが、天正6年(1578年)に越後春日山城で急死した後、次代の上杉景勝が会津藩を経て慶長6年(1601年)に米沢藩へ移封されたのに合わせ、謙信の祠堂も米沢に遷されたとされている。
合わせて、上杉鷹山も合祀されていることから、山形県社「上杉神社」とされ。明治9年(1876年)5月21日、現在の地に社殿が遷座された。





公園内にある上杉謙信の銅像。
米沢とのゆかりについては、ここへ来るまで全く知りませんでした。





上杉謙信もそうだけど、もっと驚いたのが、この地が、かの伊達政宗の生誕の地であったということ。
康暦2年(1380年)、伊達氏8代当初である宗遠(むねとお)が、長井氏8代当主広房を滅ぼして長井庄を領した後、15代晴宗が天文17年(1548年)に米沢城に移って、この地は伊達氏が統治することになり、17代政宗はこの城で生まれた。
その後政宗は、天正19年(1591)に豊臣秀吉により、現在の宮城県大崎市にある岩出山に移封されている。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シュレッダー派だけど・・・

2010-11-27 19:27:31 | 日々のもろもろ
山形から帰ってきたばかりだけど、来月も新幹線に乗る用事があるので、切符を受け取ってきた。
出発が18日なので、当たり前だけど、「新青森」の駅名が切符に入っていて、思わず「おぉ~!」と思ってしまいました。
本当、どんな駅なんでしょうね新青森駅は。
特急からの乗継ぎ時間は10分程度しかないのでゆっくり見て回る暇はないんだけど、雰囲気だけでもしっかり味わってきたいと思います。

あと3日で12月になってしまうけど、ぼちぼち年末の準備を始めねばと思い、今日は、少しだけど、部屋の片付けと掃除をやった。
片付けの方は、書類の整理が中心で、残す物、古紙回収に出す物、シュレッダーにかける物に振り分けたのだけど、最近は情報の流出が社会問題になっていて、個人的な書類でも決して安心はできないので、今回はシュレッダーの稼働率がいつになく高かった。
来週も続きをやる予定なので、またシュレッダーがすぐに満杯になってしまいそうだ。





最近は、個人情報をマスキングできるスタンプも売っているけれど、万一と言うことを考えると、どうしてもシュレッダーに頼ってしまう私。
スタンプによる個人情報のマスキングは、それをしてシュレッダーにはかけないことで、資源保護に繋がるというメリットがあるので、私もそっちに切り替えた方がいいのかなと最近は思います。

皆さんは個人情報書類の破棄はどうしてますか?
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする