今日は、札幌市内にある教会を一つご紹介。
「日本聖公会 札幌ミカエル教会」という教会です。
「聖公会」とは、イギリスから始まり世界160ヵ国に広がっているとされる伝統的なキリスト教会で、ローマ・カトリックとプロテスタントの分裂以前からの「使徒たちからの唯一の聖なる公会」の伝統を大事に守っていることから、ローマ・カトリックとプロテスタントの両者の要素を兼ね備えているとされています。
函館や釧路にもあり、各地で紹介してきましたが、札幌にあるこちらの教会は、昭和26年(1951年)に札幌の北部在住信徒、特に青年が中心となって、「札幌聖ミカエル伝道奉仕団」が結成されたのが始まりで、翌年には「札幌聖ミカエル教会」として設立が正式承認となり、宣教が始まっています。
そんなこちらの教会に注目した理由はこちら。
そう、札幌市景観資産に選定されているのです。
窓の表に見えるこの模様。
解説板にもあるとおり、これは和紙なんですね。
建物を手掛けた、アントニン・レーモンド氏の妻、ノエミ氏のデザインだそうです。
このレンガの模様も面白いです。
これまで何度か紹介してきた「イギリス積み」でも「フランス積み」でもない、独特な積み方は要注目です。
(「イギリス積み」「フランス積み」はこちらを)
裏側からも一枚。
幼稚園が併設されているので、あまりそっちに注目して写真を撮ると不審者と間違われかねないので、そこは控えめに(-_-;)。
これまでお寺や神社を結構紹介してきましたが、先日図書館で、札幌とキリスト教の関わりに関する本を読んで、教会にも注目しはじめているところなので、機会を作ってあちこち回ってみようと思います。