青森市内の、「青い海公園」周辺で見つけた紅葉。
かなり綺麗に色づいていますね。
北海道も今が最盛期だけど、この時期にこういう光景を見ると、心落ち着くものがあります。
こちらはまた、見事に真っ赤。
秋本番を感じると共に、これが散ったらその後は・・・と思うと、寂しさもあります。
公園から少し歩いた所にある神社。
ここにちょっと寄ってみました。
さて問題です。
「善知鳥」と書いて、何と読むのでしょうか?
(正解はこちら)
中を歩いていると、このような碑を発見。
かの松尾芭蕉の有名な「奥の細道」では、東北6県のうち、現在の青森県だけは訪れていなかった(「アメリカ横断ウルトラクイズ」の問題で出されたことがあったので知っていた)とのことなので、最初にこの碑を見た時はちょっとビックリしたけど、別に縁があるわけではなく、伝承不詳とされる句を、この地に合うものとして碑を建立したということのようです。
さっきの問題、「善知鳥」と書いて「うとう」と読むのだそうです。
「善知鳥(うとう)」とは、チドリ目ウミスズメ科に属する体長30㎝ほどの大きさでの海鳥で、本州北部や北海道の離島で繁殖するもの多く、北海道の天売島なども、よく知られた集団繁殖地なのだそうです。
青森との縁については諸説あるが、延喜の御代(約900年前)に、「烏頭中納言藤原安方朝臣」なる貴族が流罪となり、市内の外ヶ浜という地で亡くなった後、その亡霊が鳥となって海に群がり、磯で鳴いていた姿を見た人々が、中納言の名を取って「うとう」と呼び、その霊を祭って「うとう大明神」と唱えたと言われています。
また、『新古今和歌集』の編纂者である藤原定家が詠んだ和歌「陸奥の外の浜なる呼子鳥鳴くなる声はうたふやすかた」という歌は、善知鳥猟で雛を捕まえるために猟師が「うとう」と呼び、それに対し雛が「やすかた」と答えるという言い伝えからきているとのことです。
「うとう沼」。
小さいけど、水面に景色がしっかりと映える、綺麗な沼でした。
これが、「うとう」の碑に刻まれたモニュメント。
間近で見てみたいものですな。
そしてもう一つ、何やらここにはパワースポットがあるとか。
これがそのパワースポット。
龍神の口から出る水にご利益があるとのことで、私も、水を両手にかけてここを後にしてきました。