地下鉄南北線の「南平岸」駅。
「地下鉄」でありながら、ここから、終点の「真駒内」駅までは、地上というか高架を走っているということは、これまで何度も紹介してきました。
ここが、その、電車が地下から地上へと出てくる場所。
この位置からも、線路が徐々に高い位置に行っていることがわかります。
これは、南平岸駅のホームからズームで撮った写真。
写真の先は、地下へと通じています。
今年の5月に南平岸駅について触れる記事を書いたときに、「何でこの区間だけ高架なのかということは、まだ調べていなかったと思うので、調べてみたいと思います。」なんて書いていたけれど、先日、その答えが、あるテレビ番組で紹介され、「えっ、そんな理由だったの?」と思わず拍子抜けしてしまいました。
ということで、終点の真駒内へ。
先日、HBC(TBS系)で、タカアンドトシのお二人と、同じく道産子の、錦鯉の長谷川雅紀さんの三人が、「大人の社会科見学」と題して、地下鉄(と、北海道を代表するコンビニの「セイコーマート」)について学習する番組が放送されたのだけど、そこで案内人を務めた札幌市交通局の方曰く、南平岸~真駒内間が地下ではなく高架なのは、単に予算上の都合だったからなんだそうです。
簡単に言っちゃうと、この区間も含めて全区間地下を掘り進めるだけの予算がなかったことから、地下を掘り進めるよりも安価で施工できるということで、この区間だけ高架になったそうなんだけど、では、何故他の区間ではなくこの区間だったのかというと、当時、真駒内エリアは、今ほど宅地開発も進んでおらず、起終点に設定しておきながら、路線としてさほど重要視されていなかったという事情が、どうもあったらしいとのことでした。
なんかね、番組を見るまでは、地盤が固くて、当時の技術では掘り進めるのが困難だったからとか、地元住民から、地上ではなく高架をという強い要望があったとか、そんな理由を想像していたのだけど、そうでしたか、単に予算上の都合ねえ・・・。
あまりにも現実的過ぎて、むしろガッカリと言ってもいいエピソードだけど、とにかくそういうことなんだそうです。