北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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緑色の車体

2016-02-29 21:14:33 | 道外旅行記



函館駅の8番ホーム。
向こうから列車がやってきます。





やって来たのは、函館~新青森を結ぶ「スーパー白鳥20号」。








使用されているのは、789系という、JR北海道所有の車両。
20km以上に及ぶ連続勾配や高湿度という、青函トンネル内特有の走行条件を勘案し、既存形式の車両にはない特色を持った新形式として製造され、2002年(平成14年)12月1日のダイヤ改正より、特急「スーパー白鳥」として営業運転が開始されています。


車両の乗降口。
津軽海峡を結んで走る列車であることがわかるデザインになっています。








車内の様子。
他の系統の車両にはない、緑色の座席が印象に残ります。





各座席には、このような表示が貼られています。

1988年(昭和63年)3月13日に開業した「青函トンネル」は、海底140mから更に100m下を掘り進んで作られた、総延長53.85km、最深部で256.5174mという、日本一低い場所を通る海底トンネル。
私が初めてこのトンネルを通ったのは、開業から約3ヶ月経った、中学校の修学旅行の時。二回目は二年後の高校の修学旅行でしたが、その後は、記憶に間違いがなければ、八年前に函館に引っ越してくるまで通ることがなく、三回目はこの時だったと思います。

今回は、「スーパー白鳥」と「白鳥」の両方に乗ることが主目的だったので、次回は、もう一つの「白鳥」を紹介します。
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呼びかけに応え

2016-02-28 20:53:43 | 道外旅行記



「いかがですか」の呼びかけに応え、乗ってきました。

函館に来て丸八年、青森旅行だけでなく、新幹線への接続も含めると、二十往復ぐらいは「スーパー白鳥」若しくは「白鳥」に乗っているので、「そっか、新幹線が開業すると、当然廃止になっちゃうのか・・・」ということに思い至ると、これは絶対に行かねば!と思い、今回行ってきました。
今日はまだ空席もあったけど、廃止直前は、こちらも凄い混雑になるのだろうなと思います。

列車の写真を含めた詳細レポは、明日以降アップしていきますが、一つだけ、青森駅で見つけた新キャラをご紹介。





「λ(ラムダ)プロジェクト」なんて初めて聞いたな・・・と思ったら、それもそのはず、青森県庁主体のプロジェクトでした。
何か、ウルトラシリーズに出てくる宇宙人のようなキャラのようにも見えますが、プロジェクトの内容からして、今後、道南にも進出してくるのかも?
「イカール星人」との対決なんてあったら見ものかも?
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久しぶりの青森

2016-02-27 21:05:53 | 道外旅行記
今週末は青森に滞在。
来月廃止される「スーパー白鳥」と「白鳥」に乗るのが主目的なので、滞在中の行程は100%行き当たりばったりだけど、今日は、食べたかった物も食べ、どこかでやってないかなと思ってた津軽三味線の演奏も聞けて、充実でした。

明日の行程は、今夜ゆっくり練ります。
今日は「スーパー白鳥」に乗ったので、明日の帰りは「白鳥」に乗るのだが、「白鳥」は二往復しかなく、二本目は15時発なので、散策は14時頃まで。
さあどう過ごそうかなあ・・・。





青森駅前の「LOVINA」1階にある「VIE DE FRANCE」(パン屋さん)で買った、「青森クリームパン」。
甘い香りに誘われて、買ってしまいました。

今日のホテルは大浴場ありなので、入浴時に体重計に乗ってみたのだが、夕食から二時間ほどで63㎏台だったので、また少し落ちている。
気のせいかもしれないけど、余りにコンスタントに落ちているので、逆に心配になってきたな・・・。
ただ単に、毎日の徒歩(と、たまの雪掻き)の成果であればいいんだけど・・・。
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再来を願う滝

2016-02-25 22:01:13 | 函館
前にも一度だけさらっと触れたことがあったんだけど、ベイエリアにある隠れた人気スポットを一つご紹介。





金森倉庫街の一角に、こんな物が設置されており、ここを通る観光客は、必ずと言っていいほど、写真を撮って行きます。








水が流れているのがわかるでしょうか?





真冬特有の光景ですね。凍りついています。





「再函(さいかん)の瀧」と言うそうです。
表示のとおり、一度訪れた観光客に、ぜひまた来てほしいとの願いをこめて設置されています。

この滝があるのは、この人気市場のある場所。
「魅力ある街」ナンバー1の常連となり、リピーターも多い函館にあって、港町ならではのグルメを求めてやってくる観光客が、この市場を訪れ、写真の滝で足を止めて、またぜひ来たいと思ってくれたら、市民としても嬉しいものがありますね。
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こういう「日本初」もある

2016-02-24 22:10:16 | 函館
今日の北海道は、季節が一月戻ったような寒さで、流氷で知られるオホーツク海側では、最高気温が氷点下10℃(最低気温じゃなく最高気温です)なんて場所もあったとか。

函館は、かなり雪も融けて徒歩通勤も楽になってきたけれど、真冬日(日中の最高気温が0℃に達しない日)だった点は同じなので、せっかく春めいてきたのに、また真冬に戻ったように思えてしまった。

と言うわけで、今日は、こんな日にそんな話題?と思われるような話を一つ。





金森倉庫街に近い「函館市水産物地方卸売市場」。





少し離れた橋の上から、この市場の近隣を撮った写真。
今でこそこうして建物が建っているけれど、かつてはこの辺は海で、埋め立てられています。

で、その埋め立てられる以前に何があったか?
実はここには、日本最初の海水浴場があったのです。

と書くと、「まさか、日本最初は大磯でしょ?」と思われる方もいらっしゃると思います。
実際に、それを示す碑文もあるので、私も当初は「本当に?」と思いました。

どういうことかと言うと、函館のこの地にあったのは、海水浴場は海水浴場でも、レジャー目的ではなく、病気、具体的には、皮膚病や、女性に特有の病気の治療のために、湯治のような目的で1879年(明治12年)に開設され、翌1880年8月の新聞に、「毎夕海水に二十分浸かり、それを二週間続けると必ず快気に向かう」という趣旨の解説を添えて、この海水浴場を紹介する記事が掲載されていたとのことです。
(原文ママにしようと思ったけど、かなり表現が露骨なので、要約しました)

残念ながら、大磯のように、そのことを示す碑などは設置されておらず、文献の記載に頼るしかないのだけど、大磯に海水浴場ができたのが1885年(明治18年)なので、時系列では函館の方が先ということで、函館の歴史文献には、「日本初の海水浴場」と記載されています。
別に大磯と張り合うつもりなどはないのでしょうけど、経緯や目的はどうあれ、こういう「日本初」もあるのだということを知っていただければと思い、記事にしてみました。





今回参考にしたのは、この本。
1975年(昭和50年)の刊行で、古書店を根気よく探せば、あるいは見つけられるかもしれませんが、図書館で借りて来ました。
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