前回の続き。
釧路空港ターミナルビル内をじっくり散策していると、函館空港よりも興味深い施設が多いように感じます。
「たんちょうプラザ」というコーナー。
ここには、釧路総合振興局管内の8市町村(釧路市、釧路町、白糠町、標茶町、弟子屈町、厚岸町、浜中町、鶴居村)の観光情報などが掲示され、これから管内を散策して歩こうという人達にとって大変参考になる情報が詰まっています。
勿論土産物店も充実しています。
小雨の降る中でしたが、屋上の送迎デッキにも出てみました。
私が乗ったJAL便よりも30分早く出発するAIR DOの羽田便。
5月に上京したときはこれを利用しました。
保安検査場入口にある大きなアート。
彫刻家でデザイナーの五十嵐威暢さんが原画と監修を手がけた「シュ、シャ、シッ 空と水と光に捧げる詩」というアートで、釧路の湿原の水をイメージして制作されたものです。
アートの両脇にある二本の柱。
これは、アイヌ語で「二つの柱」を意味する「トゥ イクシぺ」と呼ばれるもので、アイヌ民族の儀式で使用される「イクパスイ(棒酒箸)」をモチーフにしています。
「イクパスイ」は、人間の言葉の足りないところを補い、誤りを正し、カムイに対して祈りや願いごとを伝えるという大切な儀礼用具で、儀式の際、男性たちはこれを手に持ち、盃に満たした「トノト(酒)」を付けて、「カムイ(神々)」に祈りを捧げます。
この柱の上には、シャチが飾られています。
もう一本の柱。
こちらには、鶴が飾られています。
保安検査場を通過し、出発ロビー。
土曜日の午前中ということで、羽田便はAIR DOもJALもほぼ満席で、待合用椅子もかなり埋まっていました。
JAL便はここから出発。
羽田までは、約1時間30分の行程です。