北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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桜が丘通り

2024-04-30 20:42:17 | 函館

あれだけ綺麗に咲いていた函館の桜が、今日にはかなり葉桜になってしまっていました。

GW後半に函館散策を考えていた方にとっては、ちょっと残念なことになっているかもしれません。

ただ、桜の名所といっても色々で、五稜郭公園や函館公園が見ごろを終えた後に見ごろを迎える場所もあるので、せめてそうした場所で桜景色を楽しんでいただければなと、函館市民としては思います。

 

 

今日は、紹介したかった桜の名所の一つ、住宅街にある通りの風景を紹介します。

 

 

 

 

「桜が丘通り」と言って、本当に普通の住宅街なのだけど、約800mの間に、約100本の桜が植樹されています。

 

 

 

 

 

 

 

この通りの桜は、昭和初期に沿道住民が植栽したもので、枯死の危機に瀕したこともあったそうですが、住民が自主的に苗木を購入するなど再生に乗り出し、現在、住民は並木の維持と清掃活動に取り組む組織を発足させて、日々尽力を重ねていらっしゃるそうです。

住宅街なので、じっくり歩いて観て歩くというのも住民の迷惑になりかねないので、鑑賞には気を遣う必要がありますが、私はここを、オススメスポットとして、これまでも何度か色々な所で紹介してきました。

今年もまた綺麗な桜のアーチを見せてくれたことに感謝ですね。

 

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春の函館公園

2024-04-29 16:11:02 | 函館

 

 

いきなりですが、羽を広げたクジャクの写真から。

小学生の頃、当時住んでいた道南の八雲町の神社の境内で、飼育されていたのかなんだったのかは忘れたけれど、鮮やかな羽を広げた姿を見たのが、今でも印象に残っています。

 

 

場所はどこかというと、函館市西部にある「函館公園」。

これまでも何度か紹介してきましたが、久し振りに行ってきました。

赤丸で囲った「動物施設」を見て歩きます。

 

 

 

 

「オオハクチョウ」と「コハクチョウ」の違いは、体の大きさという程度というのは何となくわかっていましたが、コハクチョウは、幼鳥の頃は体の色が灰色というのは初めて知りました。

 

 

なかなか全体を撮れるタイミングに恵まれなかったのでこの位置から撮りました。

幼鳥の頃の灰色の姿も見てみたいですね。

 

 

 

親子で動く姿が印象的な「カルガモ」。

名前の由来も諸説あるようですが、どれも「なるほど」と思わさりますね。

黒板の右側に「夏鳥」という言葉が書かれていますが、「夏鳥」というのは、函館を基準に考えた場合、夏になると南方から函館に渡ってきて繁殖し、秋になると再び南方に帰っていく鳥のことで、ウグイスやメジロなどもこれに分類されます。

函館でもあちらこちらで見られるとのことだけど、夏になったらどこかで見られるのかな。

因みに、「夏鳥」に対し、夏は函館よりも北の地方で繁殖し、冬になると函館に来て越冬する「冬鳥」という渡り鳥の分類もあります。

ホオジロやウソなどがこれに分類されます。

 

 

次は「マガモ」。

合鴨の肉の話が書かれていますが、社会人になって最初に住んだ滝川市は、合鴨料理が有名な町で、私も、鴨鍋や合鴨入りの蕎麦を何度か食べました。

「アヒル」との関係も興味深いですね。「家鴨」と書いて「アヒル」と読むというのもなかなか知られていない話ですよね。

 

 

ゆっくりと休んでいる姿をズームして撮りました。

 

 

 

猛禽類もいますが、この「オオワシ」が、音を立てて羽を広げる姿は圧巻でした。

間近で見ると、驚いてしまうくらいの音がします。

 

 

 

後ろ姿でしたが、ミニチュアホースの可愛い姿が見られました。

 

 

 

ここは鶏舎のようです。

 

 

 

「チャボ」って、勿論名前は知っているけれど、他の種との区別って全く分かりません。

 

 

これは驚きです。

世界中でこんなに様々な鳴き声が効かれるとは。

日本の「コケコッコー」にイントネーションが似ているのもあるけれど、ドイツの「キッキレキ」や、ミャンマーの「オイイオッ」なんてのは、間近で聞いてもニワトリとは思えなさそうですね。

 

 

 

「ウズラ」といえば確かに卵だけど、実物を見る機会ってそうそうないですよね。

 

 

あら、撮ったはいいけど、全然姿形がわかりません・・・。

 

 

仕方がないので、フリー素材から拝借しました。

こういう姿をしているんですね。

 

とまあ、全てではないものの、動物施設の中をざっと紹介してきましたが、今回「函館公園」を訪問した理由は、実はこれではありませんでした。

何が目当てだったかというと、

 

 

 

そう、「函館公園」も、「五稜郭公園」と同様、桜の名所として知られているのです。

 

 

園内には、ソメイヨシノ約400本が植樹されています。

この公園は明治12年(1879年)の開園ですが、園内の桜は、当時の函館の商人だった「逸見小右衛門」という人物が、私財を投じて奈良県から取り寄せ、植樹したものだそうです。

 

 

 

 

 

 

 

五稜郭公園は花見の名所として有名ですが、函館公園は、先程の動物施設や、遊園地としての「こどものくに」があることから、親子連れでゆっくりと桜を楽しむという、五稜郭公園とは違うタイプの名所ということなのだと思います。

 

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五稜郭公園の桜

2024-04-28 16:27:32 | 函館

 

 

 

一面の桜回廊。

ここはどこかと言うと・・・、

 

 

大きなヒントが写っていますね。

左側に見えるタワーのある場所ということは・・・、

 

 

そう、五稜郭公園でした。

連休ということもあり、公園の観光駐車場入口は入場待ちの車で大渋滞となり、公園内も道内外、いや国内外から集まっている観光客ですごい賑わいでした。

 

 

 

 

江戸幕府は、外国との交渉や蝦夷地の防衛などを担当する「箱館奉行」を配置しましたが、当初はその役所や役宅が港に近く寒気が厳しいなどの生活環境や、上陸した外国人による市街地の遊歩に伴い役所が見透かされるという幕府の威厳の問題、そして港から近いため、艦船からの標的になりやすいといった防衛上の危機感などの理由から、役所(奉行所)、役宅共に内陸の平坦地へ移転させる必要が生じました。

こうして誕生したのが「五稜郭」で、明治元年(1868年)~同2年(1869年)の箱館戦争では最後の激戦地となり、戦争終結後は行政府として使用されることはありませんでしたが、大正3年(1914年)から公園として開放されるようになり、園内には5,000株の桜の苗木が植樹され、現在に至る桜の名所としての歴史が始まりました。

五稜郭公園内の桜の木は1,500本~1,600本と言われ、日当たりの良しあしで咲き具合に多少の違いはありますが、例年この時期には満開を迎える、道内でも屈指の桜の名所となっています。

 

※五稜郭築造前の奉行所の場所は、昨日自主研修をしてきたコースの中に入っていますので、後日紹介します。

 

 

 

少し高い位置から、アップで撮ることもできます。

5年ぶりに五稜郭公園で桜を見ましたが、やっぱり圧巻ですね。

 

 

五稜郭公園の桜三昧 | 特集一覧 | はこぶら

 

 

最後にオマケ。五稜郭公園のお堀には、こんな生き物が生育していると言われています(嘘です。着ぐるみです)。

以前函館にいたとき、当時の同僚が見かけたそうなんだけど、私はまだ実物を見ていません。いつか見てみたいものです。

 

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駅と国道の元標

2024-04-27 19:53:26 | 函館

 

JR函館駅正面西口に、このような碑が建立されています。

 

 

 

「旧函館駅所在地」とあります(現在の函館駅は5代目)。

明治35年(1902年)当時、函館~小樽間の鉄道開発を進めていた「北海道鉄道会社」は、函館駅の場所として、現在の函館駅が存在する土地を譲り受けていたそうですが、住民たちの反対運動を受けて、同年12月に、少し離れた場所での函館駅の開業を余儀なくされました。

 

 

赤の印が初代函館駅の場所ですが、確かに現在の函館駅からは離れています。

この位置では、函館の中心部や青森との間を結んでいた連絡航路の桟橋にも遠く不便でしたが、その後、鉄道用地の買収が進み、住民の反対気運も落ち着いたところで、明治37年(1904年)7月に、現在地において新たな函館駅が開業し、この地にあった駅は、「亀田駅」として中間駅となりました。

その亀田駅も程なくして廃駅になってしまいましたが、そんな初代函館駅の歴史を伝えるこの碑は、場所を幾つか転々とした後、平成26年(2014年)10月に、現在地へ移設されています。

 

 

 

碑と並んで建っているキャラクター。

明るい表情で観光客を出迎えてくれています。

 

 

鉄道の次は道路。

函館と札幌を結ぶ国道5号です。

 

 

 

「道路元標」ではなく「国道元標」とあります。

「道路元標」というのは、開拓の歴史を伝える碑として、札幌市内にも幾つかありますが、国道に限定した元標というのは、初めて見た気がします。

 

 

舗装道路発祥の地 - 北の風に吹かれて~独り漫遊記~

1月に紹介した、東京の日本橋にある「道路元標」。日本の道路起点を示す場所です。札幌にも同じような碑があります。場所は、「赤れんが庁舎」の前。ここが、北海道内の道...

goo blog

 

 

例えば、これまでこういうのを紹介してきましたが、この記事を見てみると、この「国道元標」は、東京の日本橋にある「道路元標」とデザインが似ていますね。意識したのかな。

 

 

 

札幌を結ぶ大動脈の国道5号、渡島半島を海沿いにぐるっと回る国道278号、函館市内の西部地区方面へ向かい、海上国道として青森県へ通じている国道279号の三つの路線の起点となる地において、この「国道元標」が設置されています。

開拓の歴史云々は書かれていませんが、函館市が北海道の玄関口であるという前提において、北海道の国道はここから始めっているのだということを強調する趣旨ということなのでしょうね。

国道の歴史的経緯に関することも、いずれ何らかの形で書いてみたいと思います。

 

 

GW初日。昨日の記事でも書きましたが、今日はガイド活動の自主研修と称して、西部地区にある、これぞ函館!という王道スポットを巡るコースを歩いてきました。

2時間かかったけれど、本番では大体90分程度で説明し、案内するそうなので、説明の仕方もさることながら、その辺をいかに上手くこなすかということも重要になってきます。

チェックポイントは全部で15か所あるので、追って紹介していきたいと思います。

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なるほどの質問

2024-04-26 20:17:37 | 日々のもろもろ

日時は未定だけど、今年も7月か8月に人間ドックを受診すべく、職場の共済組合を通じて申し込みを行ったところ、病院から質問が来た。

 

「ご住所は申込書に記載のとおりで合ってますでしょうか?」

 

質問を受けて「えっ、何言ってんの?」って一瞬思ったけれど、すぐに質問の趣旨が分かった。

申し込みをしたのは、以前住んでいたときにもドックを受診していた病院なのだけど、4月からの住まいが、前回と同じアパート(宿舎)で部屋だけが違うということなのに対し、病院側のデータ上は、私の住所は以前の部屋番号になっていたから、部屋番号が違うけれどどうなのかということを質問しているのだと理解し、「今年6年ぶりに函館に戻ってきたのだけど、以前と同じ宿舎で部屋だけが違うんですよ」と回答したら、「そうなんですね。わかりました」で終了。

電話を切った後、「そうか、同じ宿舎で部屋が違うということだから、こういう質問をされるんだなあ。きっとこれからもあるだろうなあ」と思っていたところ、早速今日、同じ質問をされてしまいました。

同じく病院絡みで、この時期特有のアレルギー性結膜炎で目の痒みが出てきたので、仕事帰りに近所にある眼科に寄ったのだけど、調剤薬局で「久しぶりの来局なので問診をお願いします」と言われ、問診票に現住所を書いて提出したところ、先程と全く同じ質問をされてしまったというわけでした。

あるあるとまで言えるかどうかはわからないけれど、きっとこれからもあると思います。

今の宿舎は、職場までは少し遠いけれど、閑静な住宅街で、買い物をするにも便利なところなので、妻と「また入れたらいいね」という話をしていたところ希望が叶ったというものなのだけど、正直、この質問は想定していませんでした。

私達夫婦と同じようなことがある可能性があるという方がもしいらっしゃったら、参考にしていただければと思います。

 

 

ドラッグストアの冷凍食品コーナーで、美味しそうなのが売っていたので買ってきました。

 

 

 

レンジでチンしてもいいのだけど、自然解凍でも十分美味しいです。

カスタードクリームもあったので、今度はそっちも買ってこようかなと思います。

 

さて、明日からGWですね。

私は前半は函館にいて、後半は札幌に帰ります。

前半の函館では、5月に控えているガイド研修の学習を兼ねて、西部地区の歴史スポット巡りをしてくる予定ですが、桜の名所もあるエリアなので、そっちの写真も撮ってきて紹介しようと思います。

皆様も、よいGWを過ごせますように。

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