いきなりですが、羽を広げたクジャクの写真から。
小学生の頃、当時住んでいた道南の八雲町の神社の境内で、飼育されていたのかなんだったのかは忘れたけれど、鮮やかな羽を広げた姿を見たのが、今でも印象に残っています。
場所はどこかというと、函館市西部にある「函館公園」。
これまでも何度か紹介してきましたが、久し振りに行ってきました。
赤丸で囲った「動物施設」を見て歩きます。
「オオハクチョウ」と「コハクチョウ」の違いは、体の大きさという程度というのは何となくわかっていましたが、コハクチョウは、幼鳥の頃は体の色が灰色というのは初めて知りました。
なかなか全体を撮れるタイミングに恵まれなかったのでこの位置から撮りました。
幼鳥の頃の灰色の姿も見てみたいですね。
親子で動く姿が印象的な「カルガモ」。
名前の由来も諸説あるようですが、どれも「なるほど」と思わさりますね。
黒板の右側に「夏鳥」という言葉が書かれていますが、「夏鳥」というのは、函館を基準に考えた場合、夏になると南方から函館に渡ってきて繁殖し、秋になると再び南方に帰っていく鳥のことで、ウグイスやメジロなどもこれに分類されます。
函館でもあちらこちらで見られるとのことだけど、夏になったらどこかで見られるのかな。
因みに、「夏鳥」に対し、夏は函館よりも北の地方で繁殖し、冬になると函館に来て越冬する「冬鳥」という渡り鳥の分類もあります。
ホオジロやウソなどがこれに分類されます。
次は「マガモ」。
合鴨の肉の話が書かれていますが、社会人になって最初に住んだ滝川市は、合鴨料理が有名な町で、私も、鴨鍋や合鴨入りの蕎麦を何度か食べました。
「アヒル」との関係も興味深いですね。「家鴨」と書いて「アヒル」と読むというのもなかなか知られていない話ですよね。
ゆっくりと休んでいる姿をズームして撮りました。
猛禽類もいますが、この「オオワシ」が、音を立てて羽を広げる姿は圧巻でした。
間近で見ると、驚いてしまうくらいの音がします。
後ろ姿でしたが、ミニチュアホースの可愛い姿が見られました。
ここは鶏舎のようです。
「チャボ」って、勿論名前は知っているけれど、他の種との区別って全く分かりません。
これは驚きです。
世界中でこんなに様々な鳴き声が効かれるとは。
日本の「コケコッコー」にイントネーションが似ているのもあるけれど、ドイツの「キッキレキ」や、ミャンマーの「オイイオッ」なんてのは、間近で聞いてもニワトリとは思えなさそうですね。
「ウズラ」といえば確かに卵だけど、実物を見る機会ってそうそうないですよね。
あら、撮ったはいいけど、全然姿形がわかりません・・・。
仕方がないので、フリー素材から拝借しました。
こういう姿をしているんですね。
とまあ、全てではないものの、動物施設の中をざっと紹介してきましたが、今回「函館公園」を訪問した理由は、実はこれではありませんでした。
何が目当てだったかというと、
そう、「函館公園」も、「五稜郭公園」と同様、桜の名所として知られているのです。
園内には、ソメイヨシノ約400本が植樹されています。
この公園は明治12年(1879年)の開園ですが、園内の桜は、当時の函館の商人だった「逸見小右衛門」という人物が、私財を投じて奈良県から取り寄せ、植樹したものだそうです。
五稜郭公園は花見の名所として有名ですが、函館公園は、先程の動物施設や、遊園地としての「こどものくに」があることから、親子連れでゆっくりと桜を楽しむという、五稜郭公園とは違うタイプの名所ということなのだと思います。