北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
(C)ナナマガラー All Rights Reserved.

旧イギリス領事館~2~

2024-09-30 20:30:36 | 函館

 

「基坂」の中腹にある「旧イギリス領事館」。

来週の日曜日、団体様のガイドをする予定になっているのだけど、ここの館内をご案内するとのことで、そういえば、GW以来行っていなかったなと思い、復習(予習?)をと思って、5か月ぶりに行ってきました。

 

(前回の記事)

 

旧イギリス領事館 - 北の風に吹かれて~独り漫遊記~

「王道コース」のチェックポイントも残り二つ。どう効率良く回るかを考えつつ、まずは最低限の知識の整理からということで書いています。ということで、次のチェックポイン...

goo blog

 

 

 

王室の物かなと思われる立派な椅子。

 

 

王冠もあります。

 

 

この衣装も。

 

 

年代はわかりませんが、イギリス王室の先代女王・エリザベス2世の肖像画。

先程の椅子は、来館者が腰かけて写真を撮ることができるそうです。

話は少し逸れますが、こちらの先代女王陛下、「エリザベス女王」と呼ばれたり、あるいは「エリザベス2世」と呼ばれたり、様々な呼ばれ方をされていたと思います。

このことについて思い出すのが、「アメリカ横断ウルトラクイズ」で、女王陛下が正解の問題が3回出題されたことがあるのだけど、いずれも挑戦者の口にした答えが違っていたということ。

第8回大会(1984年(昭和59年))のときの挑戦者は「エリザベス2世」と答え、第12回大会(1988年(同63年))のときの挑戦者は「エリザベス女王」と答えていました。そしてまた、翌年の第13回大会のときの挑戦者は、丁寧に「クイーンエリザベス2世」と答えていました。勿論、全て正解として扱われました。

ま、どうでもいい話でしたが。

 

 

この制服は見たことがありますね。

衛兵の中の「パイプ隊」と呼ばれていた人でしょうか。

 

 

イギリス領事として、函館の歴史に大きな足跡を残した、「リチャード・ユースデン」氏の足跡を記した解説板。

 

 

前回の記事で文章だけ書いていましたが、1876年(明治9年)の明治天皇の行幸に際し、基坂に「WELCOME」と飾ったアーチが掲げられ、領事夫人が天皇に花束を贈呈するということがありました。

これが、恐らくは日本初の花束贈呈であろうと言われています。

 

 

こちらはユースデン夫人の足跡ですが、北海道初のライラックは函館だったんですね。

ライラックの町札幌が地元の人間としては、「そうだったんだ」というか、ちょっと複雑な気もしますが、このことは、いつか札幌で話題にする機会を作ろうと思います。

 

 

今年はライラックのシーズンは既に終わったので、来年、函館公園へ観に行こうと思います。

 

 

展望台からの眺め。

 

 

先日紹介した「青い塔」が見えます。

こんな風に見えたら、そりゃ話題になりますよね。

 

 

続いては、同じ館内にある「開港記念館」の展示の中から、ぜひ紹介したいと思うものを何枚か。

開港と同時に西洋文明がドドドっとやってきた箱館においては、西洋料理の事始めに関するエピソードも多数残されています。

 

 

函館に「HAKODADI」という呼ばれ方があったということは、今の人たちにはそれほど知られていないようです。

要するに、ペリーが来日したとき、箱館の人たちが口にしていた「なまり」から、「HAKODATE」ではなく「HAKODADI(ハコダディ)」と理解されてしまったということだそうです。

そういえば、このことについては、以前一度、触れただけで答えのない文章を書いたことがありました。

 

(それがこちら)

 

海図 - 北の風に吹かれて~独り漫遊記~

とある場所で、こんな地図を見つけた。へぇ~、かのペリー提督による、箱館港の海図でしたか。こんな物が作られていたんですね。そして、この表記に凄く興味を持った。「HAK...

goo blog

 

 

 

箱館で買い物をするペリーの図。

「ペリーの要求でアメリカ艦隊のために特別に市場が開かれ」と書いてありますが、ペリー来訪時、船員が乱暴狼藉をはたらいたことから、松前藩は、以後の買い物場所を限定させたそうで、その場所をペリー側の通訳が「バザー(特設市場=バザール)」と訳したというエピソードが残っています。

「バザー」という言葉、現在でも、例えば町内会などのお祭りや学校祭などで聞かれますが、その起源はここにあったんですね。

 

 

別なフロアでは床一面にこのような絵が。

 

 

 

 

ペリー来航当時の箱館の様子が描かれています。

 

 

来訪した外国人の会話ですかね。

 

 

そうなんです。ハコダディは、道外の人が思うほど涼しくはなく、避暑に向いているかというと、「?」なのです。

特に近年の猛暑が、そのような傾向に拍車をかけていると言えます。

 

 

ハコダディのお土産、当時はどんな物が主流だったのでしょうかね。

因みに、ペリー来航時には、船員たちが箱館中の木魚を買ってお土産として持って帰ったというエピソードが残されています。

よほど珍しく面白いと感じられたのか、本当にに箱館中の木魚が、ありったけ買い漁られたそうです。

 

とまあそんな感じで。他にも写真は撮りましたが、珍しいというか、これはガイドのネタにできそうだなと思うものを選んで載せました。

本番までの間に、どう話すかをしっかり組み立てたいと思います。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

3回目と初めてと・・・

2024-09-29 20:00:00 | 日々のもろもろ

昨日の記事で、「FMいるか」の番組をリンクさせましたが、昨日は重い話題だったので、昨日の記事に便乗するのはちょっと・・・と思った話を一つ。

前回函館に住んでいた7年前に、「FMいるか」の番組に2回出演しましたが、実は7年ぶり3回目の出演が決まっているので、ちょこっとその話。

 

(1回目)

 

思い起こせば中学の頃 - 北の風に吹かれて~独り漫遊記~

最近はほとんど聴かないので、カテゴリーを「懐かしの思い出」にして、振り返ってみることにした。私がラジオを一番よく聴いていたのは、中学2~3年の頃。「ザ・ベストテ...

goo blog

 

(2回目)

 

本当は全部喋りたかった~その1~ - 北の風に吹かれて~独り漫遊記~

24日の「FMいるか」開局二十五周年記念番組で組まれた「函館ぶらり上・級・散・歩」という企画では、函館市内若しくは近郊で好きな場所を一つ選定してほしいと言われてい...

goo blog

 

 

 

本当は全部喋りたかった~その2~ - 北の風に吹かれて~独り漫遊記~

前回の続き。基坂を上りきった所から下に向かって一枚。八幡坂のように、下の景色をバックに写真を撮る人が大勢いるような場所ではないけれど、晴れた日にはなかなかの絶景...

goo blog

 

 

過去2回と同様、「はこだて検定合格者の会」の活動の一環で、1回目のときと同じようなインタビュー形式だそうなのだけど、ガイドサークルの先輩から「『あの』『その』が多い」と指摘されているので、それを出さないことを最低限の目標にします。

収録は来月某日、放送は来月末なので、内容と結果は放送後にでも書こうと思います。

過去2回は、放送を聞いて、「えっ、自分ってこんな声だったの?」という感想を持ちましたが(普段自分の喋る声を聞いているのと違うように感じたという意味)、やはりラジオ出演経験のある友人にこのことを話したところ、友人も同じように感じたということでした。

今回はどうかなあ・・・。

 

 

 

こちらの飲み物。先日、ブロ友さんのブログで紹介されていて、凄く美味しそうだなあと思ったので、探して買ってきました。

「イオン系でしか売っていない」とブロ友さんのブログに書いてあったのだけど、こちら函館も同じで、住まいから自転車で20分くらいの「マックスバリュ」でゲット。

「コーヒーたっぷりラテ」ってのもあるそうで、そっちは飲んだことがないけれど、一口飲んだだけで、絶対こっちの方がいいと思いました。

札幌に帰れば、イオン系のお店はこれでもかってくらいある(徒歩圏内だけで5軒も)んだけど、函館はイオン系のお店は少ないので、イオン系以外のお店にも置いてほしいです。

 

最後に、一昨日書いた星井彩岐さんの話の続き。

ご本人のインスタに「今日ドキッ!」終了後の花束贈呈の画像が掲載されていましたが、それでもやっぱり放送中にやってほしかったかなと思いました。

どうやら北海道を離れるみたいで、それは大変残念だけど、もし東京なら、あるいは全国ネットの番組で見られるかもしれません。

ファンとしては、北海道での実績が評価されて全国ネットの番組に抜擢されたということであってほしいなあと思いますが、どうでしょうかね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

70年前の大惨事に思いを

2024-09-28 16:20:04 | 渡島・檜山地方

 

「洞爺丸台風」とは、1954年(昭和29年)に発生した台風15号のことで、同年9月26日未明に鹿児島県に上陸し、時速約100キロメートルという猛スピードで九州~中国~日本海を北東進して、函館港沖に避難していた「洞爺丸」をはじめとする5隻の青函連絡船が沈没するという大惨事をもたらしていました。

この日の夕方、函館湾周辺は暴風が収まっていて、晴れ間も覗いていたことから、5隻の船は、台風は既に過ぎ去ったと思って出航したものの、実は台風は北海道の直前で急激に速度を落としていてまだ北海道に到達しておらず、出航直後に5隻は暴風に襲われ、函館港に避難するも、残念な結果になってしまっていたということだったそうでした。

「洞爺丸」をはじめとする5隻の船が被害に遭っていることから「洞爺丸台風」と名付けられた経緯がありますが、この台風に関して、道南地方の地域FM局「FMいるか」の番組で、クイズが出題されていました。

 

 

そうなんですよね、「洞爺丸台風」と名付けられたくらいだから、「洞爺丸」にばかりスポットが当たりがちですが、実際に被害に遭ったのは、↑でも書いているとおり「5隻」。つまり、洞爺丸以外にも4隻が被害に遭っているのです。

その4隻に関する問題が出されていますが、正解は、↓の記事を参照しながら確認いただければと思います。

 

 

未曽有の海難事故 - 北の風に吹かれて~独り漫遊記~

北斗市の国道228号沿いにある表示板。小さいので見落としてしまいそうだけど、ここにある物は何かと言うと・・・、1954年9月26日、日本海を北上して北海道に上陸...

goo blog

 

 

被害に遭ったのは「洞爺丸」だけではない、他にも4隻の船が被害に遭っているということに思いを寄せることも、亡くなられた方々への供養、そしてこのような事案に関する再発防止策の策定に繋がっていくのだろうなと思います。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ちょっと冷たいな・・・

2024-09-27 20:24:23 | 女性アナウンサー・アイドル・タレント

9月19日(木)のHBC佐藤彩アナのインスタを見ていたときのこと。

彩アナは、HBC「今日ドキッ!」金曜日のお天気コーナーを担当している、気象予報士の星井さきさんと大の仲良しだそうで、これまでも何度もデート(最近は女性同士でも「デート」と言うんですね。最近になって知りました)の様子がインスタにアップされているのだけど、この日の記事には、こんな一文が。

 

「さきちゃんの新たな旅立ち」

 

これを読んで、心の中で「ええっ!?」という叫びが。

まさか、「今日ドキッ!」を卒業しちゃうの?

果たして結果はそのまさかでして、「今日ドキッ!」のみならず、平日お昼の天気予報まで卒業しちゃうとのこと・・・。

(HBCウェザーセンターのインスタでさきさんの卒業が発表される前だったので、彩アナの↑の記事は、所謂「フライング」だったんですね)

うわあ、これはショック・・・。平日夕方は、金曜日だけは、さきさん目当てで「今日ドキッ!」を録画して帰宅後に見ていたのに・・・。(月~木はHTBの「イチオシ!!」)

 

そんなわけで、最後の出演、どんなかなと思って、仕事から帰宅した後に「今日ドキッ!」を見てみましたが、二重にショックを受けちゃいました。

なんと、最後の出演だというのに、本人の挨拶も、共演者からの労いの言葉も何もなし。

あの~、HBCさん、ちょっと冷たすぎやしませんか?

週1とはいえ、5年間番組に出演したんですよ。せめて本人の挨拶ぐらいはあっても良かったのではないですかねと思うのは、私だけではないでしょうきっと。

 

とまあ、非常に納得のいかない卒業になってしまいましたが、それでもさきさん、5年間大変お疲れ様でした。

この時点では、まだ本人のインスタも更新されていないので、今後の活用予定などは明らかになっていないけれど、またどこかでお見かけできるのであれば、その機会を楽しみにしたいと思います。

 

 

星井彩岐 | ウェザーマップ

株式会社ウェザーマップのコーポレートサイトです。所属気象予報士や気象情報提供サービスのご紹介をしています。

ウェザーマップ

 

 

おや、以前は番組に出るときの「さき」名義になっていたけれど、本名の「彩岐」名義になってますよ。

 

(以前、同じサイトをリンクしたときはこうでした)

 

今年の初雪は - 北の風に吹かれて~独り漫遊記~

シルバーウィークだけど、前半は、台風やら前線やらの影響で、天候が今一つでした。昨日は珍しく一度も外出しなかったし、今日も、午前中は曇りだったので買い物に出たとこ...

goo blog

 

 

これからは本名で活動するのでしょうかね。次の更新を楽しみにしています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

謎の青い塔

2024-09-26 19:46:36 | 函館

私の部署では、毎朝8時30分になると朝礼を実施していて、輪番制になっている司会者が、最近の身近な話題をスピーチするところからスタートしています。

身近な話題と言っても、私の場合は、自分の活動ぐらいしかネタが思い浮かばないのが正直なところで(7年前にいたときは、函館に関するトリビア的なことをよく話題にしていた。例えばこの話とか)、先月は、西部地区にある「ハート型の石畳」のことを話題にして、自分が一方的に喋るだけでは面白くないので、「西部地区に、見つけると幸運が舞い降りると言われている石畳があります。さてどんな形の石畳でしょうか?」とクイズにしたところ、若い職員が食いついてくれたので、まあ良かったかなと。

 

 

でんけん地区 - 北の風に吹かれて~独り漫遊記~

「船魂神社」は、「日和坂」という坂の頂上にありますが、坂を下りてくると、両脇に、昔ながらの伝統的建造物が立ち並ぶ道があります。伝統的建造物が立ち並ぶということで...

goo blog

 

 

で、今月は何を話題にしたかというと、

 

 

 

函館市内に突然現れた、謎の青い塔。

これが、五稜郭タワーや、晴れた日には元町の高台からも見えることから、最近観光客の間でも話題になっていて、SNSに投稿している人も多いようだという話をしました。

この塔、何かというと、函館市内にあるNTT系の会社の社屋にある鉄塔で、改修工事のためにシートで覆われています。

いつまでなのかが不明なんだけど、なかなかのインパクトゆえ、観光客の目に留まり、話題になっているようです。

実は、私は職場がここの近くなのでよく知っていて、「あ、シートで覆われている」ぐらいにしか思っていなかったのだけど、観光客の間で話題になっているということは知らなかったので、ここでもこうして紹介してみました。

近くで見ると、「なあんだ」ってなるかもしれないので、遠くから見るのがオススメですかね。

写りこんでいるドラッグストアがヒントになると思うので、いつものように地図は掲載しません。

さて、来月は何を話題にしようかなあ・・・。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする