北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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外出自粛の土曜日

2020-02-29 18:20:10 | 日々のもろもろ

緊急事態宣言から一夜明け。

今週末は釧路市内で歴史散歩したいと思ってたんだけど、この宣言により自粛。

ネタは幾つかストックしてあるので、家に籠っている分、事前研究にあてたいと思います。

そういや、3月8日(日)に、釧路市立博物館で、ぜひ聞いてみたいトークイベントがあるのだけど、間違いなくこの日はないでしょうね。せめて、「中止」ではなく「延期」であってほしいです。

 

今朝、必要分の食料品を買いにスーパーに行ったのだけど、買い占めは控えろとあれだけ言われているにも関わらず、ティッシュやトイレットペーパーを、自分の背丈と同じくらいの高さに積み上げている人がいて、「おいおい」と思うと同時に、「どうしてこうなんだろう」という気持ちになってしまいました。

次に食料品を買うのは水曜日の予定だけど、明日以降もこんな買い占めは釧路でも見られるのかなあと思うと、恐ろしくなります。

明日は昼頃に少し雪が降る予報だけど、雪掻きの必要のない程度であってほしいです。ドカッと降ったら、これは不要不急ではないので、しっかりと雪掻きしますけどね。

 

ということで、緊急事態宣言絡みの話はこれくらいにして、日常の話を二つ。

 

 

これ、私の腕時計なんだけど、「SA」とは「Saturday」の略で、「1」は1日のこと。

あれっ、でも今年は閏年だから、今日はまだ2月。「1」じゃなく「29」じゃなきゃいけないよね・・・。

メーカーさんには悪いけど、安物(ホームセンターで1,000円ちょっと)ゆえに閏年には対応していないってこと?

ケチらず、少しいいの買った方がいいのかな。

 

 

昨日の「チコちゃんに叱られる!」で、ジーンズが青い理由が問われていたけど、この問いの答えは、「ガラガラヘビ対策」ということで、私自身二度目の「チコリ」(正解)をすることができました。

でもですね、ちょっと気持ち的に複雑なのは、初の「チコリ」であった、「ハンカチが正方形である理由」と同様、この問題も、「アメリカ横断ウルトラクイズ」で出題されたことがあったから知っていたに過ぎないんですよねえ。

次回こそは、ウルトラクイズで出題された問題ではないネタで「チコリ」を出してみたいものです。

 

※昭和61年(1986年)の第10回大会、ロサンゼルスで出題された問題。

 

そういや、前回の「チコリ」のときは、宮沢りえさんがゲストで、観月ありささんが再現ドラマに出ていたけれど、昨日のゲストは牧瀬里穂さん。90年代前半、「3M」として大人気を博した方が絡んでいる回ということも、私が「チコリ」を出すときに共通していますね。

いずれ、観月ありささんが、再現ドラマではなく直でゲスト出演することがあり、その時に「チコリ」を出すことができたら、それはそれで凄いことかなと。

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緊急事態宣言

2020-02-28 19:11:19 | 気になるコト

北海道知事 道民に「緊急事態宣言」 外出控えるよう呼びかけ 

こちらを)

ウーン、そうなりましたか・・・。

食料品と、こんなときに限って灯油がなくなりそうなので、この二つの買い物は明日の早い時間帯にパパパッと済ませ、それ以降はずっと部屋にいるしかなさそうですね・・・。

先週末は体調の関係で、そして今週末はこの問題で、二週続けての外出制限は正直ストレスになりそうだけど、仕方ないと受け止めるとします。

 

とまあ、これは致し方ないとして、今日は一つ、感染そのものの他に怖いと思っている話。

先日、釧路市内のパート従業員の女性が新型コロナウィルスに感染したことが報じられたとき、公式発表では、この女性がガソリンスタンド従業員であることは触れられたが、具体的にどこのスタンドかは触れられていなかった。

なんだけど、どこのスタンドなのかという情報がいつの間にか出回っていたので、まさか、心ない輩が拡散させたのではないかとも思ったが、そうではなく、そのスタンドが自発的に発表したということだったとのこと。

その点はまあ良かったと思うけど、それを受けて、そのスタンドはどこにあるかなど、色々な情報が拡散しているということは起こっているようで、正直心が痛みます。

少なくとも、用心するということにかこつけて個人情報などがこうした形で流出するということは絶対にあってはならないと思います。

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アトリウムとビールの歴史

2020-02-27 19:59:57 | 札幌

 

昨日紹介した「旧永山武四郎邸&旧三菱鉱業寮」から撮影した建物。

 

 

「サッポロファクトリー」という複合施設です。

 

 

 

館内は、ショッピングゾーンが殆どなんだけど、一番有名かなと思うのが、「アトリウム」と呼ばれる写真の場所。

ミニライブやステージショーなども多く開催され、確か平成11年(1999年)だったと思うけど、岡本真夜さんのミニライブが開催されたときには、私も観に行きました。

「サッポロファクトリー」は、平成5年(1993年)に開業した複合施設で、開業当時は広く宣伝されて、私も何度も足を運んでみたのだけど、先日、凄く久しぶりに行ってみて、何だか懐かしいと思うと同時に、同じような施設が全国各地で、できては閉鎖されてということが相次いでいる中、ここは30年近く経ってもそのまま賑わい続けているというのは大変素晴らしいことだなと思いました。

 

「サッポロファクトリー」公式サイト

 

 

その「アトリウム」から一歩外へ出たところに、小さな神社が。

ここは今回行くまで全く知りませんでした。

 

 

 

 

ここに、「大日本麦酒株式会社札幌工場」とありますが、サッポロファクトリーは、その札幌工場跡地を再開発する形で誕生した施設です。

そのビール生産の歴史に関する施設も同じ敷地内にあるので、そこは別途ご紹介します。

 

 

 

雪に隠れて名前が完全に出ていませんが、「植村澄三郎(ちょうざぶろう)」という、サッポロビールの育ての親と呼ばれる人物の像がありました。

「サッポロビール」の前身である「札幌麦酒株式会社」は、明治20年に、「開拓使麦酒醸造所」を承継する形で設置されたものですが、その経営には、新たな一万円札の肖像となる、かの渋沢栄一が要職で関わっていました。

その札幌麦酒の経営に当たり、かねてから渋沢から一目置かれていた植村が招へいされ、専務取締役として就任後、実質的な社長として敏腕を振るったという経緯があったのだそうです。

この像も今回初めて見ましたが、札幌の歴史と文化に大きく関わる人物に触れることができ、大変良い発見ができたかなと思います。

 

(この像のある辺りはこちら

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屯田兵の父の私邸

2020-02-26 21:20:45 | 札幌

 

昨日紹介した「カトリック北一条教会」から割と近くにある小さな建物。

 

 

二つの建物が同じ敷地内に並んでいます。

 

 

こちらは、北海道の開拓に情熱を傾け、「屯田兵の父」と呼ばれた人物第2代北海道庁長官・永山武四郎の私邸。

札幌にこうして私邸が建てられましたが、明治21年(1888年)北海道庁長官となった(屯田兵副本部長との兼務)後は内陸部の開発に着目し、先代長官の岩村通俊と共に上川原野を視察。現地に設置された屯田兵村は、明治23年(1890年)に「永山村」と名前を変えました。これが、現在の旭川市永山地区の始まりとなっています。

この私邸は、明治13年(1880年)頃に建てられた、純和風書院座敷と洋風応接室とがつながる和洋折衷様式の建物で、開拓時代に多く見られた西洋建築技術を取り入れた住宅の先駆け的存在とされています。

邸内は、永山武四郎自身はもとより、屯田兵に関するものや、北海道開拓の歴史に関する資料も多数展示されており、無料で観覧することができます。

ボランティアガイドさんも常駐されているので、解説を聞きながら見て歩くのもよいと思います。

 

 

こちらのモダンな洋風建築の建物は、「旧三菱鉱業寮」。

永山武四郎の死後、三菱鉱業セメント株式会社が、明治44年(1911年)に旧永山武四郎邸を買い取って敷設した洋館で、三菱鉱業の寮として使われていました。

建物内は、展示資料の他、カフェも設置されており、散策のさなかにゆっくりと休憩を取ることができます。

旧永山武四郎邸共々、建物周辺の公園と一体となる形で札幌市指定管理者が管理しており、北海道指定有形文化財となっています。

 

 

先日紹介したこの冊子。

札幌の「下町」と位置付けられる、創生川を境に、北はJR函館線、南は南4条辺りまでを指すエリアのガイドブックで、こちらの施設で300円で頒布されています。

他にも沢山の歴史スポットが掲載されているので、私も積極的に回ってみようと思いますが、新型コロナウィルスの影響もあり、3月は帰省を見合わせようと決めました。一日も早く収束し、地元札幌でゆっくり町歩きを楽しみたいです。

 

(「旧永山武四郎邸」及び「旧三菱鉱業寮」はこちら

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軟石の司祭館

2020-02-25 20:05:49 | 札幌

 

先週の札幌帰省では、テレビ塔から少しばかり東へ進んだエリアで町歩きをしてきました。

ここは、以前から気になっていた、「カトリック北一条教会」。

札幌の「ふるさと文化百選」「景観資産」にも選定されている、歴史と風情ある建物です。

 

 

 

 

 

札幌におけるカトリックの宣教は、明治13年(1880年)に函館教会のペッティ主任司祭が二週間巡回で行ったことが始まりとされていますが、この教会の歴史は、明治31年(1898年)に、この石造の司祭館が、礼拝堂を兼ねて建立されたことに始まります。

建物の素材は、札幌の南区石山方面で採掘されることで知られる「札幌軟石」で、この軟石を用いた建物としては、判明している限りにおいて、札幌では最古と言われています。

ホールの名前にもなっている「カテドラル」とは、キリスト教の司教座聖堂・主教座聖堂のことで、狭義(語源)では、聖堂の首座たる司教または主教が礼拝儀礼中に着座する専用の椅子を指すとされています。

 

 

最後に再び聖堂の写真。

「カテドラルホール」の隣に位置する聖堂は、大正4年(1915年)に、函館教区より札幌知教区が分離独立したのを契機に、翌年、教会の資金と信徒の高額寄附による建立されています。

中央にヨーロッパ中世ロマネスク風の塔が聳え、左右にゴシック風の小さな尖塔を配しているのが特徴的です。

神社仏閣もよいですが、教会でも興味深く感じる建物はあちらこちらにあるので、どんどん足を運んでみたいです。

 

(「カトリック北一条教会」はこちら

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