Flyaokiのフライフィッシング

キャリアだけ長いオヤジのFF顛末記!!

南アルプス微笑まず

2010年06月26日 | フライフィッシング

2時半にTanaさんとの待ち合わせ場所に到着も既にTanaさんは爆睡状態のようです。とりあえずドタバタで忘れ物をしないよう、Dパックにウェーダーとシューズ、リールそしてベスト一式を詰め込み、3時に仮眠体制へ。

4時半、Tanaさんのウインドノックで目が覚めます。

半分寝ぼけてたのでその時の会話は全く覚えていないので、寝る前に準備しておいて正解ですね。ん? どっかで”そんなん、家で準備しとけ!”の声が聞こえたような‥。

100626no1 久々の北岳。

気のせいか若干残雪が多いような気もしますし、流れ込む支流の水量も半端ではありません。

眼下の本流はガンガン流れで、川通しの遡行すら厳しいかもしれません。

これでは本流は無理かもね。と、Tanaさんと話しながら軽めのザックを背負ってのトレッキングが始まりました。

100626no2 何時もは涎の出そうな流れもこんな感じ。90%白い流れにポイントは少なそうです。

100626no3 逃げ込んだ支流も結構な増水で水温も低いので太陽が顔を出すことを願ったのですが‥。

予想は間逆、雨が落ちてきちゃいました。

標高1,700m超、山の天気は変わりやすいので一時的だろうと、ポジティブに気持ちを切り替えキャストを開始したのですが。

100626no4 正直、1時間近く魚の顔を見ることができませんでした。

魚は居るようなんですが、瀬に出ていないのと余り水面を意識していないようで反転流でも持久戦になっちゃいます。

100626no5 堰堤下の1級ポイントでも水が多いこともあって、反応はイマイチ。

イワナ自らエサを追わず、直近を流れたモノにのみ口を使っている感じです。ナチュラルにフライを流せないスキルも手伝って、フッキング率は低かったです。

100626no6 堰堤上のプールも然り。魚は全く浮いておらず底にへばり付いていて、浮く気配すらありません。

ニンフを流し込めば反応するんでしょうが、其処まではねぇ。

100626no7 何時もの撤退地である堰堤プールでの最後のイワナです。

今日のMax、Tanaさんの27cm強もこのプールでしたが、どう見ても数、サイズとも落ちちゃってる感は否めません。

この水系で初めて監視員に声を掛けられたのですが、その監視員さんは年輩で髭を蓄えた妙にオーラを感ずるFFMでした。こりゃラッキーと状況を聞いてみると、「この上もまだまだ居るよ、バーブレスでリリースしてくれれば自粛エリアすらないし、大きいの居るけどフライを見切るから‥楽しんでね。」と。堰堤脇の踏み跡も来るたびに鮮明になってて、人の出入りも多くなって抜かれたのかと危惧しましたが、今の話をポジティブに、チョット安心しました。

一瞬、陽が射してミドリカワゲラのハッチと共にライズはあったのですが、直ぐに雨が落ちてきてライズも終了。リミットの14時40分、撤収です。

しかし、今日はエッサマン以来のDパックを背負っての遡行でしたが、スニーカーしか入っていないのに肩が凝ってどうしょうもありません。昨シーズンはウェーダーとウェーディングシューズで歩いたのですが、かなり辛かったため迷った挙句、履き替えることでDパックとしたんですが、さすがにトレッキングは快適も肝心のキャストが‥。

次回に向け小さな課題発生です。

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念願の北海道 その4(最終日)

2010年06月19日 | 北海道特化

アッと言う間の4日間、念願の北海道も遂に最終日となってしまいました。

100619no1 今朝も釧路はこんな感じも、予報は晴れ。きっと市内(海)から離れるとカラッとした青空が広がっちゃうことでしょう。

100619no2 昼飯も兼ねた朝食です。普段は絶対食えないのに御代りしちゃうんですから不思議ですね。

さー、荷物を纏めてチェックアウト。そしてレンタカーへ屋さんに寄って荷物を預けてからB川へ向かいます。

100619no3 昨日の帰りにチェックした”ライズポイント”は、先客車はあっても幸い先客なし。

とにかく時間を無駄にしたくないのでゲーターも着けずに流れに降り立つも、マズメタイムが終わってしまったのか眩しい陽射の水面をヒゲナガ滑空するもライズは全くありません。

それでも上手から日蔭にフライを流し込むとジュポッとフライが水面から消え、重たいテンションが手に伝わって‥。しかし、学習能力がないため二連チャンで手前の岩下へ潜られラインブレイク。

三度目の正直で強引にランディングしてみたら‥。

100619no4 想定外の尺ウグイではありませんか。そんな筈はと、キャストを繰り返すも全て‥ウグイです。

ラインブレイクの2尾は、強烈なテンションから絶対レインボーと確信していた自信が、ガラガラと崩れ落ちちゃいます。アレもウグイだったのか?。

100619no5 気を取り戻すために上流側を叩き上がると、未だ海へ下っていなかったのか、スモルトが出ちゃいました。

その後も小振りの禁断ヤマメとレインボーをランディング。暫く遡行しようと思ったら、先行していたTanaさんが戻ってきて「上に3人」と。土曜日は例外に漏れずココも激戦区のようです。

100619no6 仕方なく先ほどのポイントに戻り、相変わらずウ様の相手をしているとTanaさんのセージ9ftロッドが尋常ではないベンディングカーブを描きました。

間違いなくデカレインボーです。今回だけのために調達したネットを手に下流へ下ってやっとこさネットイン。

100619no7 参りました。

Tanaさんがメジャーを当てると48cm、やっぱり居たんです。

100619no8 その後は専属カメラマンの如く、Tanaさんに扱き使われちゃいましたが悪い気はしませんでした。

初日、2日目のコトを思うと、どちらかに”証”が出ればイイと思っていたので最終日にコンプリートできたことが正直、何より嬉しかったんです。その時は。

100619no9 次第に「このままでは終われない」の気持ちが沸々と。

余裕のTanaさんから「イブニングまでココの番人してるから、下流側を探ってくれば」の憎たらしい言葉を貰ったので釣り下ってみると、やっぱりウ様。今日はウ様デーなんでしょうか。

100619no10 相変わらずの流れで水温は18℃もあるんですからウ様が居て然り、徐々に心が挫けていくのが自分でも分かります。

それでも力を入れ、チョットした変化のポイントをトレースすると。

100619no11 禁断のヤマメとか、

100619no12 高水温もなんのその? イワナまで。

100619no13 定番のパワフルレインボーまで出ちゃうし、昨日の上流部はレインボー、オンリーだったし、ホント、訳が分からない川ですよ、B川は。

因みに、偶然横っ腹に写り込んだのは、ライズの準主役であるヒゲナガです。

100619no14 北海道のレインボーは、バーブレスでは取れないとのHiranoさんのアドバイスから1Xのバーブドフックを使ったのですが、これ程外すのが難儀とは。

リリースの失敗を待っているかのように、何処でも必ずトビが上空で待機しているのは気のせいでしょうか。

100619no15チームとしてのミッションコンプリートも、自分のミッションは遂にコンプリートせずに無念の帰路へ。

車中はTanaさんの独壇場です。今度からは「北海道の師匠」と呼ばせていただきます。

この忘れ物はシーズン中に取りに来ることを誓い、釧路空港を20時20分にテイクオフ。また、来るぞー、チキショ~!!

<追伸>

北海道の師匠、チケット手配から移動全ての運転(600km)ありがとうございました。そして、お疲れさまでした。ただ、次回の勝負は手加減しないからね~。

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念願の北海道 その3

2010年06月18日 | 北海道特化

不本意な2日間を過ごしてしまい、こっちに来るまでは50、60cmオーバーの話で盛り上がっていたのですが、もう、そんな冗談を言える状況ではありません。今日は、ヒグマのリスクが高い上流域へ踏み込むことに。

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途中、B川に架かる橋から流れを覗いてみますが相変わらず、こんな感じ。ただ、これよりもっと下流にルアーマンを目にしているので可能性は高い筈。

更に奥へ進みます。しかし、北海道の道路には市街地以外、速度標識がありません。デフォルト、60km/hなんでしょうか。

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対向車も先行車もないため、巡航速度は知らず間にデフォルトプラスαになっちゃうのは不可抗力と言うことで。

半分開き直って冗談話で盛り上がっていると前方に小動物がテチテチと。感染症であるエキノコックス終宿主であるためイメージは悪かったのですが、実際には非常に愛らしいです。終始寂しげな表情に感じたのは気のせいでしょうか。

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ダムを超え、砂利道を走破しても流れに変化はありません。なんて懐が深いんでしょうか。

これ以上先に進めない看板もあったので恐る恐る脇道に車を突っ込みます。

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目前の流れはとても期待できる流れではないため、正直「とりあえずやってみよう」的でした。この時は。

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この流れ、如何でしょう。

本州の川しか知らないオヤジ達にココから魚が飛び出すイメージは全く描けませんでした。この時も。

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ところがドッコイです。チョットした底石があって、流れに変化があると‥。

噂には聞いてましたが掛けた後の走りとジャンプが恐ろしく強烈です。このサイズに思わずネットを使ったくらいですから。

#5ロッドにティペットは最低5X、納得です。

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昨日までのフラストレーションが一気にぶっ飛ぶくらい、次から次とパワフルレインボーが#10カディスを引っ手繰るんですから病みつきにならない方がおかしいです。

この日のために昨年、Oonoさんがトンキンケーンから作り上げてくれた#5バンブーロッドがレギュラーサイズ26cmくらいなのに、ギュンギュン曲がるんですからたまりません。

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さすがにこんなエリアを歩く時は、ドピーカンの真昼間でもクマ鈴リンリンは欠かせません。

この時だけですね、緊張感が増すのは。

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で、今日のクライマックス。

子持ちや塩原で50cmクラスを掛けた感覚に近かったレインボー。メジャーを当てると33cmでしたが、自分の中では相当なドキドキ感と時間を費やしてのランディングでした。

40cmオーバーだったらどうなるんだろう、すかさずティペットを3Xに交換しちゃいました。(笑)

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残念ながらそのサイズを上回る魚はその後、出ず終いで撤退時刻の16時半を迎えましたが数は滅茶苦茶多かったです。しかも、レインボーしか出なかったのには若干の違和感を覚えましたが、これが北海道なんでしょうか。

後ろ髪を引かれる思いで帰路へ。途中、またしても鹿に遭遇も今回は逃げないので、パチリ。

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今日はヤケ酒ではなく、祝勝杯です。

足取りも軽いのでホテルから10分程の美味い物エリアまで来てみました。

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やっと、北海道らしい釣りもできたこともあり、ホタテのバター焼き、オヒョウの刺身そしてウニ丼と、美味しく戴きました。

明日は最終日、C川もD川もE川も選択肢ですが帰りのことを考えるとやっぱ、B川でしょうか。

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念願の北海道 その2

2010年06月17日 | 北海道特化

6時に何時もと違う声に起こされ、2日目の幕開けです。

昼食は抜きなので朝食のバイキングをたらふく腹に押し込み、7時40分に濃霧の釧路を後にしました。市内から70kmの大移動もナビの到着予定ガイダンスは70分、どうやら60km/1hで設定されているようです。

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市内を離れると青空が顔を覗かせ天気予報どおり、快晴になりそうです。

高低差の無い真っ直ぐな道路はやっぱり、北海道ですね。

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ココは湧水で雨が降っても滅多に濁ることのないW川です。

昨日の雨が気になったので予定変更で来てみたのですが、なるほど、日光湯川を思い起こさせるバイカモ揺れるスプリングクリークです。

ただ、遊歩道は無いので殆どが川通しの遡行を強いられそうです。水量からして釣り下りの選択肢は消えました。

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道路の傍に車を止めワクワクしながらの身支度、地図によると次の橋までは原生林を蛇行しながら流れているため、クマ鈴とカウンターアソールトは必須です。

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バイカモの花は時期が若干早いのか、チラホラ。深さが余り無く流れも速いので魚が入れる余地はあるのでしょうか。

対岸の流れでライズが頻繁、#14CDCアカマダラモドキをキャストすると。

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ありゃりゃ、15cm足らずのイワナ君でした。てっきりオショロコマかと思ったのですが、まー、これからでしょう。と、思ったのですが‥。

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普段の水量が分からないので何とも言えませんが障害物がないため、流れは変化に乏しくフライをトレースしても全く反応がありません。

時間の経過とともにTanaさんと首を傾げるシーンが多くなってました。

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悲しいかな、結果的にこのサイズがW川でのMaxです。なんか、想像してたのとはえらい違いなんですけど。

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結構遡行しても流れに変化はありません。流れの真ん中で反応がないため岸よりの葦元を狙ってもおチビちゃんのオンパレード。

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北海道と言えば、自然繁殖した野生のレインボー。それが目当てだったのに、北海道初レインボーはコレ、でした。(涙)

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状況が変わるであろうと遡行を続けるも渓相の変化、魚の活性ともに変化なし。

そんなこんなで時計は12時を回っています。原則、16時上がり‥。どうやら撤退・移動のタイミングを逸してしまったようです。

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若干流れが狭まり、小さなスポットが出始めてからは6月一杯まで、釣ってはいけないヤマメが。ライズは殆ど目にしていなかったのに何食ってんのか、腹パンパンでした。

さすがにその後、暫くしてから撤退し、下流の橋より釣り下がってみましたが数は出てもサイズは問題外。楽しみにしていたオショロコマは今日も幻のままでした。

早上がりのため途中、何本かの川を覗きこみましたが何ともビミョー。渓相より両岸の原生林が‥、軟弱オヤジ達は一気にホテルへ退散です。

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ホテルで一息後、夜な夜な市内へ。

今日の反省会、と言うよりもヤケ酒の感ありあり。ただ、おとおしが毛ガニとは、さすが北海道?。

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全く想像していなかった2日目、この流れを引き摺りたくないんですが手立てがありません。

明日はどうなっちゃうんでしょうか。

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念願の北海道 その1

2010年06月16日 | 北海道特化

朝一の飛行機で釧路空港に9時チョイ前に到着。

空港内を物色することなく、荷物を受け取りレンタカーのカウンターへ直行、送迎車で空港傍のレンタカー事務所にて手早に手続を済ませます。と、言っても殆どTanaさんにお任せでしたけど。

宅配で送ったカウンターアソールト他を取りにA川とは逆方向となる20数キロ離れた市内のホテルへ小雨の中、向かったものの、海も見えなければ山もなく方向が全く分かりません。カーナビがなければマジで市内迷子になるところです。

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そんなこんなで、初日の目的地だったA川橋へ無事到着したのは12時を回ってました。

印象的だったのが市内から内陸へ向かうに従い木々の緑が大きくなること。釧路は寒い所と聞いていましたが当にそのとおりみたいです。

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橋から見た下流側。

取水されてるエリアとは言え、「浅い」そして「ポイントが微妙」が正直なA川の印象でした。

平日のため先客は居ないと思ったのに、らしき車があって入渓地点を探す羽目に。想定外の時間ロスです。

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雨も本降りになってくるはで踏んだり蹴ったり、時間がもったいないのでなりふり構わず国道の休憩エリアに車を止め、レインギアを羽織って流れに降り立ちました。

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虫も飛んでいて水温も14℃、若干濁りが入っているかな程度で最高のコンディションと思いきや‥。障害物の無い瀬に反応は無く、この日のために巻いた1Xファインの#10フライが空しく流れるだけ。

リーダーシステムが短いため流芯まで立ち込んで対岸のブッツケをトレース、フライが消えたので反射的にロッドを煽るとゴンゴンと魚の合図が。

一気に下流へ走るかと思ったら鈍重に上流へ。てっきりレインボーの川と勝手に思っていたため、メジャーは当てませんでしたが尺クラスのエゾイワナです。記念すべき北海道初の魚に感謝し本命のレインボーを目指したのですが。

結局、その後は反応すらありません。Tanaさんに至っては40cmは楽にあったであろう魚を目にしただけとのこと。本来ならこれからイブニングなのですがヒグマのイブニングタイムであることと本番は明日からなので前日祭はコレにて終了です。

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50kmの帰路も信号は市内だけ、1時間は不要です。基地となるホテルにチェックイン後、W杯の放送が始まる前に腹ごしらえ。

朝も早かったことと睡眠時間も少なかったことから今夜は軽めに、定番?の”釧路ラーメン”としました。

明日の爆釣に期待し23時前、就寝です。

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悲願の渓

2010年06月13日 | フライフィッシング

30年ほど前、山歩きが好きだった同級生が言った一言、「魚がウジャウジャいたぜ」が頭から離れず、幾度となく国土地理院の地図を片手に廃道入口を探したものの、遂に見つけられず悶々とした年月を過ごしていたのですがその話をしたnitoさんが昨年秋、発見してくれたんです。で、悶々とした日々にオサラバ、30年越しの悲願達成の日を今日、迎えたのでした。

廃道入口に着いて己のアホさ加減を露呈です。散々探し回った場所と然程ズレていないのですから笑うしかありません。

さー、30年前の一言は今も健在なんでしょうか。

ウェーダーに履き替え、3km45分の廃道に入って直ぐにnitoさんの「なんだ、アレ?」の声に斜め前方に視線を移すと、黒い何かが大木の根元で蠢いています。ク、ク、クマです。しかも小熊、距離にして15mくらいでしょうか、見晴らしの良い下り斜面なので全体が丸見えですが親熊の姿が見当たりません。「‥」、nitoさんと顔を見合わせ無言が続きます。当然ながらデジカメに手なんか伸びません。そうこうしていると小熊は思い出したかのように斜面を下って行きましたがコッチは未だに硬直状態。

「まいったなぁ」のnitoさんの一言で我に戻ると、無意識に「時間が経ったし大丈夫じゃん」の強気の言葉が口から出ていました。なんつったって30年来の悲願と単独ではないアドバンテージがそうさせたようです。

暫く間を開け意を決し、nitoさんを盾に、ではなく先頭にウエストベルトに通したクマ鈴を左手で揺すりながらクマザサ林と化した廃道の歩を先に進めました。

100613no1 途中、ガレに埋まったり崩落してたりしますが、トラロープの補助があったりで下さえ見なければ難儀な個所はありません。

しかし、トラロープがあると言うことは、結構人が入っているのでしょうか。

100613no2 やっと、目的の渓が眼下に。渓を目にしたところでやっと、緊張感から解き放たれたような気がました。

さっきまでガチガチだった体がウソみたく柔軟に斜面を滑り下りちゃうんですから自分でも訳分かりません。

100613no3 冷や汗混じりの汗を拭き、悲願の流れを眺めながら暫し回想せずにはいられませんでした。

因みに、今日の相棒は6.9ftのバンブー2号です。

100613no4 オドリバエみたいのが水面を忙しく滑走してますがライズは皆無、それでも反転流からこのサイズがポンポンと。

30年前の話はホントでした。

ただ、斑点がスーパーで売っているタイプに酷似しているところが若干気になりました。放流は考えられないことからこの渓の宿命なのか、この渓が流れ込む本流は殆どの釣り師が認知している魚が住めない川なので、狭いエリアでの世代交代は時として悲劇を生み出すのですが‥。

100613no5 ポイントによってはニッコウ系も混じるので単にある程度大きくならないとオレンジが鮮明に出ないのかもしれませんね。

100613no51 流れは山が本来の姿を保っているせいでしょうか、水量の安定の証である苔むした石、川底も底石で一杯、魚にとって住みやすい流れではないでしょうか。

100613no6 岩盤底の浅い流れのブッツケで結果的に今日のMaxが出てくれました。

一級ポイントでは小さいのしか出ない状況が不可解でしたが、後に魚を割いた形跡を確認したことから何だかんだで結構、知る人が入っているのかもしれません。

100613no7 ポイントは最高も再び今日のアベレージに戻ってしまいました。

カゲロウやミドリカワゲラのハッチが頻繁になってもライズは殆どなく、相変わらず流れの反応は稀で依然として巻きとか石下からの反応が殆どです。

100613no9 天気は曇る時間は多いもののおおむね晴れ。しかし、ハンドランディングの度に冷たさが増していると思ったら、岩の中から噴き出す滝に遭遇。

水温を計ると朝より1℃下がって9℃、これも魚の活性を下げている要因かも知れません。

100613no10 滝を直登して現れた唯一のプール。ココで初めてのライズ発見。

nitoさんと交互にキャストも、単発ライズ故か、3尾で終焉。

100613no11 流れも細くなりサイズもアップしませんが魚は多いです。

100613no12 後で調べたらこの付近の標高は、1,500m。この滝も直登し先をチェック、まだまだ魚はいました。

今日のリミットの16時半を回ったところで撤収。なんせ野生動物の活動が活発になる前に戻らないとヤバいですから。汗だくで車に戻ったのは18時半を少々過ぎていて、nitoさんの下見による判断どおりギリギリのタイミングでした。

往復の運転と送り迎え、そして悲願の渓ガイド、ありがとうございました。

そして、今度来る時もnitoさん、北海道御用達のカウンターアソールトを持参しますので、また同行よろしくお願いします。

<追伸>

本日の教訓。

実は、その時は気にしなかったのですが別の遭遇もあったのです。

廃道の入り口での朝食の後、腹も目覚めたのか‥、藪の中でキジ撃ちをしていると、目前のクマザサ林から事前のガサガサもなく、いきなり鹿が飛び出してきたのです。距離にして3m、もービックリ。鹿も固まってましたがコッチは出るモノも出なくなっちゃって‥、そんなことより、鹿でなく、もし黒いのだったらと今思うと‥。

「キジ撃ちや ティッシュとクマ鈴 忘れずに」

を痛感した一日でした。

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解禁日以来? ネットを濡らした日

2010年06月05日 | フライフィッシング

念のためのフィンガーレスグラブを嵌めるとは、思いもよらない寒さに眠気も覚めちゃいました。しかし、目前の本流は透明度を若干落とした増水に気分は萎え萎え。

とりあえず体を動かすために堰堤下の弛みにCDCダンを浮かべていると、結構なサイズがバルディング。不意を突かれた両手は思いっきり反応し、一瞬のテンションをロッドに残しリーダーが空を舞っちゃいました。

100605no1 反応があったことで、次の反応を求め瀬の葦脇から筋脇とトレースを繰り返し、橋をくぐったところで対岸に見覚えのある車が。そこで手を振っていたのはオレンジのブレーカーを着たTanaさんでした。

来るとは言ってたけど前夜到着で既に別の場所に入っているものと思ってましたが、後で聞いたら4時に出てきたんだとか。状況を話し後に支流の堰堤脇で合流することに。

堰堤下で反応があったことからもう暫くヤケキャストしてみたものの、全く反応はありません。7時、遂に撤退せざるを得ませんでした。この時点で今日は終わったと思ったのですが‥。

100605no2 Tanaさんに合流する前に堰堤プールに途中下車。

最初はライズがなかったのでノンビリと6Xのティペットに7Xを継ぎ足し、オドリバエを結び終え、再び水面に目を向けると、さっきまでミッジしかハッチしていなかったのに夥しいほどのミドリカワゲラが‥、黄色い雪みたい、凄い量です。そしてライズが始まっちゃいました。

フライはオドリバエ‥、そんなの関係ねーとばかりに姿勢を低くしたまま、ライズリングにフライを落とすと激しい水飛沫でいきなり、出ちゃいました。

100605no3 昨シーズンは20cm前後がアベレージだったのに、どうしちゃったんでしょう今日は二回りもサイズアップ。

ナント、解禁日以来のネットの出番となったサイズまで。

100605no4 寄せて延されを3回繰り返し、最後のやり取りでリーダーとラインの結び目が一度ガイドに引っかかり、ティップが水面に突き刺さった時は7Xが「切れるっ!」と覚悟したんですが運良くネットに収まった尺上イワナ。

コノ状況をTanaさんに伝えない訳にはいきません。待ち合わせ場所へ急ぎます。

100605no5 しかし、その場に人気なし。眼下の流れは濁りが本流よりキツく、水量が多いので待ち切れずにTanaさん、ドッカへ移動したようです。

まー、そのうち携帯に連絡が入るだろうと遅い朝食としました。

2個目のオニギリを頬張ったところで、Tanaさんから携帯へ連絡あり。予定どおりですね。

合流し、情報交換後は再び各々のポイントを目指します。勿論、イブニングはパラダイスだった堰堤プールに16時集合を約束してです。

100605no6 やってきたのは昨シーズン、魚に走られっぱなしだった枝沢の最上流部。

伐採された低木が流れを塞いでいてポイントが減っちゃいましたがココからキャストすると。

100605no7 ワンキャスト目からマズマズサイズで期待が膨らんじゃいました。

100605no8 これから低木もなくなり、ポイントも多くなるエリアなのに、鹿よけ防御ネットとは‥。

下側もビッチリ張られていて潜り込める余地がありません。アルミ線はホントに通電しているのか試しに触ってみると、ドクンっと、懐かしい衝撃が体を貫きました。

これでは鹿もたまったものではありません。心臓が弱い方は絶対に「試し」で触らないことをマジでお勧めします。久々の感電ですっかり弱気、ここはトットと退散です。

100605no9 イブニングの待ち合わせまでまだまだ時間があったので別の枝沢へ。

ブッシュ帯を抜けると菜の花河原、イワナエリアでこの景色はアンマッチですがなんか、心が安らぎます。

100605no10 ちゃんと居着きのイワナもいてくれました。

結構楽しんだところで待ち合わせの場所へ移動。Tanaさんはまだだったのでちょっと仮眠‥、仮眠の筈が1時間爆睡しちゃいました。

100605no11 何時の間にか後ろに付いたTanaさんの車は蛻の殻、急いでプールへ向かいます。

まだイブニングには若干速いのかライズは殆どなし。それでも午前中の延長みたいにアベレージを数尾掛けたところで、再びネットを濡らすサイズが出てくれます。

100605no12 イエローサリーは全くハッチしておらず、ミッジしか目に付かない状況で小さなライズを捕ってみたら、‥お前かい。しかも何食ってんのか腹パンパンです。

暫くこ奴に遊ばれてしまうほどライズは少なく気温もかなり下がってきて、コレでイブニングは終わりかと思ったら、さに非ず。

100605no13 ストーンらしきが目に付くようになったら単発ではあるものの、暗くなるまでこのサイズが続いてくれたので、もー何も言うことはありません。

終わり良ければ全てヨシ、ってことで。

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