2009シーズンは、17年振りに長野解禁日からスタート。
人生も半世紀を過ぎ、最高の遊びが出来なくなるかもしれない焦燥感が今年も背中を押したような気がした。
それに寒さもこんなもんじゃぁなかった気がする。田淵義雄さんの「寒山の森から」が初出版された1986年と今では、比較すること自体無意味なのか。
当然のことながら2月は長野通いに終始。3月に入り近県殆どが解禁し、最短距離の入間川上流C&Rエリアへ入るもFF人生初のボウズ三連荘が待っていた。
新緑が眩しい季節となった4月から6月中旬まで再度、長野通いが始まる。
夢にまで見たM川は、10kmのトレッキングも報われず増水と瀬の連続に1時間しかロッドが振れず、ヤマトイワナは再び夢の中。
最後の砦、早川水系にヤマトを追うも今年の初夏は雨に祟られ上流域でもポイントは少なかった。山小屋でも乾燥用にストーブがフル稼働。
リベンジは8月、3日間の山小屋生活で尺も含めハイブリッドが殆ども本来の桃源郷を体感。ただ、心残りは9月にもコノ堰堤下で6Xをブッチ切った魚か。しかも、二度同じ過ちを繰り返してしまったのだ。ポジティブに捉えれば、2010シーズンへの宿題とも言えます。
「バカの一つ覚え症候群」、今年のそれはパタゴニアのキャニオンウォーカーだった。廃盤が確定し、気がつけば手元には5足のキャニオンが‥。
救いはシムスのようにフェルトソールは全廃されず後継されるらしい。個人的見解だがラバーソールにしただけで外来植物繁殖抑制になるのであろうか?アッパー部等の対策は考慮しなくていいのか?素朴な疑問です。
そう言えば、ウェア類もパタゴニアになりつつあるような‥。
ロッドもOonoバンブーで意識に変化。来シーズンはバンブーロッドをメインに使ってみたい衝動に駆られ、ブランクと完成ロッドを調達し同時進行でリールも。
S字ハンドルのクラシックタイプに見せられ、気がつけば‥。今まで2シーズンに1個新調したかどうかのリールだったのに。
先が見えたFF人生、独断専行でいいんじゃない。出来る時にやりたいことをやるのが一番との思いを募らせたシーズンでもありました。
さー、2010シーズンはどんな幕開けになるのでしょうか。
そして、どんなドラマが待っているのでしょうか。これもフライフィッシングの魅力と言うか魔力と言うか‥、新たなワクワク感が沸々と。
Flyaokiの中では既に2010シーズンは開幕しているのかもしれません。