昨夜は満天の星空だったので崩れるのは遅いかなと淡い期待をしてたのですが‥。これで更に明るくなるのが遅くなっちゃいます。
林道の終点でもある入渓地点で待機していると、下手の林道を揺れる明かりが迫ってきました。
ゲートが閉まっているのになんと、地元ではなく○馬ナンバーの車です。沢割り話の後、Nitoさんがその話しを振ると、それまで熊の話しなど冗舌だった口がパタリと閉ざし遠ざかる2人組、まー、静かになっただけでもヨシとしましょう。
先に居たアドバンテージで目的エリアに入れそうなのでヘッドライトは、効果抜群でした。因みにイブニング以外でライト使ったの初めてです。
煩わしい雨の中、カゲロウ他虫は結構飛んでるんですがNitoさんのロッドは頻繁に曲がるのにコッチは反応すらありません。
実績のないイワイイワナモドキに見切りをつけ、何時ものCDCカディスに替えた途端に結果が出ました。
雨模様でテレストリアル系のイワイイワナパターンを使うこと自体がそもそも間違っていたのかもしれませんね。
交互に釣り上がるインターバルでサルナシを探しますが、木はあっても結実してなかったりがここでも多いです。
色づき始めたモミジをパチリ。
時たま反応のない区間にぶち当たりますが、諦めて歩を進めると魚が走ります。実感として魚は「多い」です。
反応しないのは個体差が出る秋のせいだと思うのですがナチュラルドリフトが出来ていないのかもしれませんね。
そんな斑はあっても出る時はワンキャスト・ワンヒットするんですからストレスは溜まりません。
アベレージは22cm前後で最大は27cmクラスでしたが、鰭が大きく引きも強いです。
リリース後はソコに留まらず、瀬を一気に駆け上がり元のエリアに戻っていくのが印象的でした。
小降りの合間にフードを脱ぎ深呼吸。意味もなく後ろを振り返ると木々の化粧が始まってました。
台風の直撃がなく葉が揉まれていないので冷え込みが続けば最高の色づきになるのでしょうが、淵の傍らに溜まっていた落葉が若干気になります。
今年の紅葉はどうなんでしょうか。
流木に沢山出ていたキノコ。
ムキタケ(食)かと思い頭を剥がそうと思ったら安易に剥がれないのでツキヨタケ(毒)かもしれません。
他にはブナハリタケ(食)もあったのですがメインはサルナシなので我慢です。
何気なく見上げたら探しても見つからなかった待望のサルナシ発見! しかも今まで見たことのないほどの実をぶら下げています。
Nitoさんには暫く先行してとお願いし、ロッドを放っぽり冷たい雫もなんのその、用意したコンビニ袋に放り込み、シムスのバックに袋ごと入れるとコトの他、重い。
届く範囲だけ収穫したのですが、チョビっと、欲を掻いてしまったようです。
Nitoさんに追いつき先行させてもらうと相変わらず絶好調です。
15時半、かなり上がってもコノ渓相です。そろそろ撤退を意識する時間なんですが惚れ惚れするポイントの連続に踏ん切りがつきません。
初めてだったので今日のロッドは無難なC3753にしましたが、8ft超でも全く問題ないので次回はC4803を相棒にするつもりです。
画のNitoさんは、6ピースロッド。帰りはベストに仕舞っちゃって両手フリー、マルチピースも魅力的です。
後ろを振り返るとコノ雰囲気に撤退を決意。
辿道もないので沢通しを強いられることから怪我しないためにも明るさの担保は必須です。
途中、インターバルを余儀なくされましたが入渓地点に戻った時刻は17時。林道を下り始めた時にはヘッドライトが必要なくらいだったのでギリギリの撤退タイミングだったようです。後ろ髪を引かれるままに30分先延ばしにしていたらと思うと、‥‥です。
生憎の天候‥いや、逆にコノ天候だったから魚の活性が高かったのかもしれません。朝一はどうなるかと思いましたが最高の1日でした。これで思い残すこともなく、スッキリとシーズンを終えられそうです。
Nitoさん、お誘いと送り迎え、更に終始の運転ありがとうございました。そして、お疲れ様でした。
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<追伸>
取られた記憶のない、当たり前ですが絶対1人では不可能な画をNitoさんからいただきました。
ティペット6Xの場合は殆どランディングネットを使わずにハンドランディング。で、ショットは片手だと疲労が重なると微妙にブレので左膝にカメラを押し付けシャッターを押すのですがコレ、意外と楽なんです。