雨は上がったものの、濁りが解消されるまでには暫く時間が掛かりそうです。
今シーズン5回目の千曲川・川上、まだまだ分からないことばかりだねーと、Tanaさんとインスタントコーヒーを啜りながら悪戯に時を過ごすしかありません。
10時、流れに透明感が戻ってきたところで戦闘服に着替えTanaさんは目前の、flyaokiは下流へ移動しニンフを流して見ることに。
全く反応のない流れからチョット目線を変えると、春は着実に近づいていることを感じさせてくれます。
しかし、今欲しいのは春ではなく魚の存在を感じたいんですけど。
そんな願いが叶ったのか、大石裏の巻き返しでミニオーストリッチニンフを咥えてくれたのは、今シーズン初のアマゴちゃんでした。
その後は、Tanaさんに合流するまで全く反応なし。Tanaさんも全く同じ状況だったようです。
昼も回っていたので一旦、車に戻り柔らかい陽射しの下で昼食タイム。その間にもご同輩らしき車が数台、追い越して行く状況にココを諦める決心がつきました。
下流へ移動してみましょう。
とりあえず最初の支流を覗いてみると、まだまだ濁りは取り切れていませんでしたが、どんどこ上流へ向かうと、ジンクリアな流れが目の前に現れちゃったのです。
とてもニンフを流せる規模ではないので、ロッドも持たず暫く流れを探索すると、魚が走っちゃいました。
水温を計ると6℃。でも、魚が流れに出ていると言うことはドライで何とかなる筈です。
しかし、小一時間ハッチもなければ魚も見えずで十分心が折れていたその時、反転流で微かに動く白い線が‥。
歩腹前進の体勢から半信半疑で反転流にフライを乗せると。
痩せているもののサビもなく綺麗なネイティブをランディング。Tanaさんがメジャーを当てると27cmもありました。
コノ状況で何を食っているのか可哀想だけどストマックを採らせて貰うと。
スマートな腹から出てきたのは、シャックとアダルト。反転流で浮いていたからなんでしょうがハッチはなくても意外にも虫は流されているんですね。
これでやる気モードに2人ともスイッチが入ったのは、言うまでもありませんね。
暫くしてTanaさんもドライでネイティブをランディング。
後で聞いたらバラシを含めると8尾も掛けたそうです。(ランディングは5尾)
さすがに瀬には魚は入っていないのか、水面を意識していないのか、反応は一度もありません。
反転流れや水溜り的ポイントにフライを置き、魚が何処からともなく忍び寄ってくるのを身を屈めて待つ釣りとなります。
コノ状況では、線というより点の釣りを強いられるのは仕方がありませんね
一度早アワセでしくじるも同じ出方で口先だけ出して咥えてくれた巻き返しのイワナ君。
連日の好天が水温4.5℃に落ちた夕方でも活性を維持させる要因だったのかもしれません。
裏付となるか定かではありませんが、全てサビがありませんでしたから。
結局コノ流れで2人、ギリギリまで楽しんでしまいましたが葉っぱが出た後は、1人では怖いかも。(笑)
でも、クマ鈴リンリンでまた、入って見たいですね。
そして今日も実感、千曲川恐るべし!!。