先日の”秘境釣行”における悪夢の間接的経験から「熊撃退スプレー」についてチョットだけ考えてみた。
悪夢については当事者である「しげさん」が事細かに記してくれてるので以下の一読を。↓
Flyaokiが熊スプレーを携行するようになったのは2010年から。そう、北海道通いが始まった年ですね。
さすがにヒグマの怖さは過去の数件の事件からツキノワグマの比じゃないってことはしっかりインプットされてましたからね。
当時は腰にぶら下げてるだけで勇気100倍みたいな。。。実際は稀にみるヘタレなので活動時間は陽が高々な9時から15時でしたけどww。
最初の頃はバックルホルスターから抜き出す練習を欠かさずやってました。
9月のデントコーン畑脇を歩く際は右手にロッド、左手にはストロンガー、これルーティンでしたね(爆)
ところが、最悪のケースを想像する思いは平穏な釣行が続いたせいの慣れなのか徐々に恐怖心が薄れていき・・・・、最初の頃は警告案内板を見る度に即行Uターンだったのが、終いには全く気にならなくなっちゃててパトロール中のパトカーに注意喚起されたりとか。
本来ならこんなの見たら引き返さなきゃいけないのに、足跡の進行方向が釣り上がりとは逆方向だったこともありTanaさんと大声を上げながら先に進んだり。
これは2、3年前までの話し、さすがに最近は初心に戻り慎重な行動を心掛けておりますので念のため。
その熊スプレー、最初に使ってたと言うかセットだったのが安全ピンをバックルでガードしてた画像上のタイプ。
最初は「おー、かっこイイ」、練習では素早くバックルを外せてて気持ちは前記のとおり、勇気100倍だったんです。
しかし、無加川で一度単独釣行の際、不審な気配から熊スプレーを取り出そうとしたところバックルが外れない・・・・
右利き故、一度ロッドを左手に持ち替えホルスターに手を掛けたものの一瞬なんだけどバックルをまさぐってしまったのです。
その時は幸いにも何も起こらず事なきを得たのですが、これがもし”実戦”だったらと思うと・・・・。その後、賞味期限のを更新した序にホルスターもベルクロタイプに変更したんですが、バックルタイプとは比にならない程簡単に外せるようになりました。
ガキの頃から野山で遊んで約半世紀、熊に遭遇(見た)したのはたった2回。しかも内1件は移動中の車中から。(昔、吾妻渓谷のドライブインの檻に居たクマさんは除きますww)
そんなんで(北海道以外では)熊鈴すら携行してませんでした。さすがに大人になった今では熊鈴、ホイッスル、蚊取線香、ハッカオイルは必須としましたが、今までの経験からか熊スプレーまでは至っていません。
この子は兄の所属する猟友会で駆除された熊ですが、な・な・なんと実家の直ぐ近くに出没したんだそうです。
そこにきての”しげさんの事故”。
北海道以外は熊スプレーは重いし携行しなかったんだけど、自然の生態が昔とはかなり変わっちゃってる昨今、熊と遭遇する確率は相当高いのではないか、と思うように。
その反面、誤爆うんぬんより(北海道以外で)携行すべきか未だ迷ってるのが正直なところです。渓流は高低差きついし歳を重ねると重いのがキツイのです。
しげさんも言ってる通り「如何に遭遇しないか」を充実させることが大切なのかなぁ、と。運よく噴射できても風向きまで味方にできるとは限らないし、100%は無理としても熊鈴、蚊取線香、ホイッスルで今まで通りかなぁ、と思う今日この頃です。
とにかく、至近距離での遭遇を避けることを心掛けるとともに、山に入る際は常に危険と隣り合わせであることを自覚することが緊張感を保つこととなるので重要なのかもしれませんね。
そうそう、余談になりますが2番目に嫌いな「マムシ」も実家の生活圏内で増えてるんだとか。昔はヤマカガシくらいでマムシなんか皆無・・・・、熊といい自然界も昔とは相当変わってきてるようです。
これからも膝保護だけじゃなくゲイターは忘れずしっかり巻くこととします!