football smile

the days turn into months and years

この桜吹雪が目に入らねえか

2005-04-10 | smile
私の住むマンションのすぐ近くに柳瀬川という川が流れています。桜並木の続く土手は、実はお花見の名所(?)であったりします。数年前からだと思いますが、休日になると屋台まで出現するようになりました。いやはやすごいことになってます。駅まではここを通るので、この季節は毎日がお花見状態です。普通に「きれいだなあ」と思ったりします。

季節が関係しているのかどうかはわかりませんが、日本では入学式、入社式といった新しい生活が春から始まります。そんな習慣に合わせるようにJリーグも春開幕します。世界各国のリーグは秋に開幕するのが常で、日本でも開幕時季を世界基準に合わせる案が検討されて久しいはずです。日本人選手も海外クラブへの移籍が増えてきた昨今、その必要性が高まっていることは事実です。

「サッカーというのは白い息を吐きながらやるもんだ」「サッカーというのは寒いスタジアムでマフラー巻いて観戦するもんだ」。昔からテレビで見る欧州のサッカーにはそんなイメージがあって、私も以前は世界基準に合わせるべきだという意見の持ち主でした。自分でもプレーをするのでよくわかりますが、夏の暑い日は試合どころではありません。思考回路も完全にいかれてしまって、体はもちろんすぐにバテバテ。もう断然寒い方がプレーに集中できるのは、言うまでもありません。

でも毎日桜の下を通っていると、そんなこだわりは何処へやら。「やっぱり始まりは春がいいわなあ」と脳天気に思ってしまいます。恐るべしお花見効果。日本には日本の良さがあるのだ。そして日本には日本のしきたりってもんがあるのだ。「この桜吹雪が目に入らねえか」ってね。
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