football smile

the days turn into months and years

GK

2005-04-29 | axis
当然のことですが、サッカーの試合では、得点することもあれば失点することもあります。得点シーンというのは良いものです。敵陣でゴールを決めたストライカーがガッツポーズをして、そこに攻撃陣が駆け寄って歓喜の輪ができます。それを一番遠くで見ているのがGKです。

逆に失点シーンというのは良いものではありません。「今のはここがまずかった」とか「あれはしょうがないよ」とか「すぐ1点返そう」とか言葉が出る時はまだましな方で、本当にがっかりした時は、ただ黙ってうつむいてしまいます。それを一番近くで見ているのがGKです。

サッカーの試合は11人でやるもので、それに交代選手を加えたチーム全員で戦うことに意味があります。しかし、自分がDFをやっているからかも知れませんが、DF+GKには特別に何か一体感のようなものを感じてしまいます。自陣ゴールを守るという守備陣の仕事は、攻撃陣以上に連携プレーが必要です。みんなで声を掛け合って、敵のFWをチェックしたりスペースをチェックしたりしなければなりません。そこには信頼関係が必要です。そしてそれが守備の面白さでもあるわけです。そう、みんなで守るんだ。

嬉しいことを共有するのと辛いことを共有するのとでは、随分と大きな違いがあるような気がします。自陣ゴールに入ったボールを拾うのは、何度味わっても嫌なものです。しかし、そんな場面に必ず立ち会わなければならないのがDF+GKです。ともすると険悪なムードになりかねないわけですが、今の守備陣にはそんな心配はまったく不要です。何が悪かったのかを指摘することはあっても、個人の責任を指摘することはまずありません。誰かが悪いのではなく、誰もが悪いと考えます。そんな守備陣のことを私はよく「ファミリー」と言います。

AXISが強くなった理由のひとつに、正GKの誕生があげられます。その存在感と安定感は誰もが認めるところだと思います。特にDFにとっては、いつも後ろに同じGKがいてくれることがどんなに心強いことか。GKなくして「ファミリー」には成り得ないのです。

今日、そんな我らがGKヨッシーの結婚式がありました。AXISのメンバーも大勢2次会に駆けつけました。いつもは「失点」という辛いことを共有することが多いわけですが、今日は嬉しいことを共有することができました。みんなから祝福されるふたりはとても幸せですね。でも、ふたりを祝福しているメンバーもかなり幸せだと思いました。
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