そもそも頚椎症ってやつには、完治という概念が存在しないようだ。腰なんかと一緒だね。まあ腰から首は、背骨を通して同じパーツなわけだから。発症から1年半が経った今では、もうあの頃の激痛はないし、日常生活においては、まったくと言っていいほど問題ない。ただ、左肩から腕にかけて痺れたり、ひどい時は頭痛がしたりするので、シップを貼って寝るのが日課になってしまった。本当にひどい時は、傷み止めと安定剤を飲まなければならない。もっと積極的な治療方法もあるようだけど、そういうものにはどうしてもリスクが伴う。余程ひどくならない限りは勧めない、というのが整形外科の先生の意見。まあ、ヘディングはできないけど、普通の生活はできるんだからいいじゃない。
そんな生活を送っていると、当然ながら首を意識しないわけにはいかない。ただ、それを辛いと思うかどうかは、案外本人の気の持ちようだったりする。とても楽しいとは思えないけど、どうせなら自分の体のことを考える機会が増えたとでも捕えるようにしたい。例えば、ネックアイソメトリクスというストレッチを毎日やったりする。お風呂でマッサージもする。それから、枕もいろいろ試してみた。それまで使っていた羽枕はもう使ってられない。低反発枕もウレタンのものはやわらかすぎてダメ。そんな折、とうとう最終兵器ともいえる枕が我家に届けられた。LOFTYの低反発炭パイプ枕である。これはウレタンのそれと違ってかなり硬い。しばらく使ってみないとその効果はわからないけど、決して安いものではないので期待せずにはいられない。
今週号のサッカーマガジンに、阿部勇樹のインタビューが載っていた。昨シーズン、Jリーグに日本代表にと、とにかく試合に出続けた彼が、1度だけ日本代表の海外遠征を辞退したことがあった。腰痛に悩まされた時だ。その時のことをこんな風に語っている。「あの時行っていたら、シーズンの最後までプレーできなかったと思います。行きたかったですけど、体の状態は自分で感じ取らなければいけないので」。
そう、体の状態は自分で感じ取らなければいけない。頚椎症が教えてくれたことである。最近、試合出場は控えているけど、おかげで選手生命が延びたとでも言えたらいいんじゃないか、と思っている。
そんな生活を送っていると、当然ながら首を意識しないわけにはいかない。ただ、それを辛いと思うかどうかは、案外本人の気の持ちようだったりする。とても楽しいとは思えないけど、どうせなら自分の体のことを考える機会が増えたとでも捕えるようにしたい。例えば、ネックアイソメトリクスというストレッチを毎日やったりする。お風呂でマッサージもする。それから、枕もいろいろ試してみた。それまで使っていた羽枕はもう使ってられない。低反発枕もウレタンのものはやわらかすぎてダメ。そんな折、とうとう最終兵器ともいえる枕が我家に届けられた。LOFTYの低反発炭パイプ枕である。これはウレタンのそれと違ってかなり硬い。しばらく使ってみないとその効果はわからないけど、決して安いものではないので期待せずにはいられない。
今週号のサッカーマガジンに、阿部勇樹のインタビューが載っていた。昨シーズン、Jリーグに日本代表にと、とにかく試合に出続けた彼が、1度だけ日本代表の海外遠征を辞退したことがあった。腰痛に悩まされた時だ。その時のことをこんな風に語っている。「あの時行っていたら、シーズンの最後までプレーできなかったと思います。行きたかったですけど、体の状態は自分で感じ取らなければいけないので」。
そう、体の状態は自分で感じ取らなければいけない。頚椎症が教えてくれたことである。最近、試合出場は控えているけど、おかげで選手生命が延びたとでも言えたらいいんじゃないか、と思っている。