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the days turn into months and years

帰宅難民1

2011-03-11 | life

みなさん大丈夫ですか?私は大丈夫です。

地震発生の時、ちょうど大宮の改修工事の定例会議をやっていました。大きな揺れがあまりに続くので、みんなで会議室を飛び出したら、ビルの外は大勢の人で溢れていました。上階の揺れはさらにすごかったらしく、外で作業していた職人さんたちは、会議室の連中が出て来ないので心配していたそうです。一段落したところでビルの総点検をしました。決定的なダメージは受けていませんでしたが、大きなクラックが入っていたり、トイレのタイルが割れ落ちたりしていました。幸いけが人もなく、大惨事には至らなかったのが何よりです。

そんな騒動も収束して、さて帰ろうかという時になって、初めて電車が動いていないという事実を知りました。えっ、まだ動いてないの?それどころか、徐々に被害状況が分かるにつれて、こりゃあ大変なことになったぞ!と実感しました。大宮駅に行ってみると、改札にはシャッターが閉められていて、大勢の人がそこで夜を越す覚悟を決めているようでした。3月とはいえ、夜になるととても寒いです。自分は現場事務所に戻って、会議室を借りることにしました。ビルのテナントさんも、かなりの人数が帰れずに残っていました。上階の部屋の電気も結構ついています。

まさか自分が帰宅難民になるなんて、思ってもいませんでした。災害というのはそういうものなのです。でも、暖房が効いた部屋にいられるなんて、まだまだ恵まれている方です。そう感謝しながら、会議室で一夜を過ごしました。現場所長さんがカップ・ラーメンを買って来てくれたので、残っていた職人さんと一緒に夕食にしました。一人会議室に入ると、ずっと本を読んでいました。音楽も少し聴きました。たまに会社の携帯でtwitterを読んで、情報を得ていました。携帯の電源が切れそうになると、職人さんがアダプターを貸してくれました。結局、眠ることができずに夜が明けました。

現場所長さんや職人さんが近くにいたので心強かったです。

コメント
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