Jリーグ・ディビジョン1 第8節
2014年4月19日(土)17:00キックオフ
埼玉スタジアム2002
浦和レッズ 1 - 0 川崎フロンターレ
水曜日の徳島戦に続いて、今週2度目の埼玉スタジアムである。仕事の関係で改めて全国各地のスタジアムを調べてみたけど、やはりここは全てにおいて別格である。次元が違う。この最高の観戦環境がホームであるという喜びを感じて、今日も浦和レッズを応援しよう。と、気合いが入り過ぎて、試合開始2時間前に到着。自由席の前目に陣取って、寒空の下でただひたすらキックオフを待つ。これもまた至福の時間ではあるのだけど。
前半、試合を支配していたのは浦和で、得点のチャンスがあったのは川崎だった。後半、試合を支配していたのは川崎で、得点のチャンスがあったのは浦和だった。結果的に、このチャンスをものにした浦和が勝ったわけだが、その攻防のレベルの高さは、Jリーグでもトップクラスであろう内容だったと思う。こういう試合を観ると、わざわざスタジアムまで来た甲斐があったという満足感で、とても幸せな気分になる。
浦和は李のワントップに興梠と原口のシャドー。トライアングルの連携はいまひとつのところがあるけど、柏木君がボランチに下がったことで、ゲームの組立がスムーズになっている。ゴールを決めたのは左サイドの宇賀神だったけど、今日の主役は右サイドの梅崎。多分、川崎のサイドの選手とのバランスがあったと思うけど、ボールはまあ右サイドへやってきた。それに応えた梅ちゃんは立派だった。
それにしても、今見ておくべきは李忠成のプレーだ。一連の差別騒動で最も心を痛めているのは彼かも知れない。想いの全てを自身のプレーで表現している様は、本当に感動的である。その攻撃のみならず、最前線から相手ボールを追い回す姿からは、鬼気迫るものを感じてしまう。言い訳は許されない。結果こそ全て。これぞプロの姿勢である。