DURAN DURAN
11 SEP 2015
iTunes
http://www.duranduran.com/
もう何が起こっても驚かない。DURAN DURANが5年ぶりに14枚目のアルバムをリリースしようが、それがワーナーとの契約によるものだろうが。なんせNEW ORDERの新譜が、ミュートから出るくらいだから。時代は誰も想像できない方向へと進んで行くのだ。全員50代になったメンバーは、それでも相変わらずかっこいい。
前作「All You Need Is Now」があからさまな80年代回帰だったのに対し、今作は少々趣きが異なるような気がする。紛れもなくDURAN DURANの音ではあるのだが、そこにはリスナーに媚びたところが見当たらない。現在進行中のDURAN DURANである。あるいは、ありたいという気持ちが前面に出ているような、そんな空気感に満ちている。「今」の音をとても意識している。
ベタなところでは「Last Night In The City」あたりが耳に残るのだが、地味に「Face For Today」とか「Change The Skyline」「Only In Dreams」なんかの音をかっこいいなあと思ってしまう。やはりリアルタイムで聴いてきたファンなんだよなあと自覚する。それはもちろん、とても幸せなことなのだろう。なんだかんだで、DURAN DURAN大好きだ。
しかし、このアートワークは、いかがなものか?「今」過ぎてちょっと理解不能。