football smile

the days turn into months and years

光の美術館

2017-05-07 | design



   

安藤忠雄

APL 2011
RC / +2F / 130m2
http://www.kiyoharu-art.com/index.htm


学生時代、関西まで光の教会を見に行きました。茨木駅からただひたすら歩いた記憶があります。あの頃のドキドキワクワクした感じは、もはやこういう建築からは得ることができなくなってきました。むしろ心苦しいというか、何とも居心地の悪さを感じます。一体いつからこんな風になってしまったのか?

こういう建築を作るためには何が必要か?設計者の強靭な意思と行動。そして、それを取り巻く様々な事象。それは思想的なことであったり、技術的なことであったり、政治的なことであったり、金銭的なことであったりします。そういうことを少しずつ理解してきた中で、自分の能力を超えているなあとか、自分の性格では無理だなあとか、自分の肌には合わないなあとか、自分にできることを考え直してみようだとか、いろいろなことを考えてきた結果だと思います。

でも別にそれは悪いことではなくて、また違った視点から、ドキドキワクワクした感じを得ることができるようになりました。残りの人生があとどのくらい残されているのかわかりませんが、この先また価値観が変わるかも知れません。果たして、最後に辿り着くのはどんな建築なのか。

まあ、なんだかんだでTADAO ANDOを堪能。やっぱり、コンクリート撫で撫でしました。

コメント
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