football smile

the days turn into months and years

ギョーザのような月がでた

2018-05-31 | book

椎名誠
10 JUL 2000
文春文庫
Amazon.co.jp

「赤マントの旅は振り返ると、これらの旅セットを十年間使ってきたことになる。そして今また旅の空の下、十年間何も変わらないことを悲しみよろこびつつ見上げた向こうの山の彼方にふくよかなブタマンのような月が出ている。」

という本を読みました。自分もまあ同じことをひたすら続けるタイプである。何に対しても興味を抱くということがなく、興味の対象は非常に限定されている。よく言えば「ブレがない」悪く言えば「世界が狭い」ということ。でも、そうしてある程度まで生きてきたので、その価値観はもう変わらないだろうなあと思う。いつもの風景の中で、いつもの時間を過ごす。それはこの上なく幸せなことである。

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