本田恭章
1 DEC 1983
28PL-68
http://www.yasuakihonda.com/
たまには一日中レコードを聴いて過ごすのも良い。あの頃、あれだけ聴きまくっていたのに気づかなかったことが、今になって客観的に理解できることもある。それはアーティストがその後どのような道を歩んで来たか、今現在どのような活動をしているかという知識を得ているから。結論を言うと、本田恭章という人は、真にロックの人であったということ。その片鱗を見せ始めたのが、セルフプロデュースを掲げたこのアルバムである。
シングルが収録されていないアルバムの中では、やはり「KEEP OUR FIRE BURNING」が際立っている。ANDY McCOYが提供したこの曲は、後にHANOI ROCKSがセルフカバーしたことでも有名でもある。ロックだよロック。ライブでは必ず演奏されていたし、今でも演奏されているようだ。他にも「Hey! GIRL!!」といった名曲が収録されている。全体的には、良くも悪くも80'年代といった感じの音が満載。
久しぶりに扱ってみて、改めてLPレコードって大きいなあと思った。ジャケットの迫力が違う。当然ながら、CDとはデザインの思考も違ったのだろう。このデザインは、今見ても古さを感じさせないかっこ良さがある。
本田恭章
1 NOV 1984
28PL-85
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続いて、30年前にリリースされたこのアルバムを聴く。「STAY GOLD」のような統一感には欠けるけれど、このアルバムがメジャーのソロでは最もロックである。そして、今でもこれが最高傑作であると思っている。「LADY YOUR RED」とか「TAKE THE FLOOR」とか、渋い曲が目白押し。オープニングの「MR. DROP OUT」からして、これは来たなあと感動したものである。
特筆すべきは、やはりバンドの充実ではないかと思う。1984年から1985年にかけて、相当数の全国ツアーを行っている。自分もずいぶん通ったものだけど、鎌田常治、小池浩道との絡みは、The TOYSなんかよりもずっとバンドらしかった。特にジョージのギターは、最高にかっこ良かった。そういう勢いみたいなものが、アルバム全体に漂っている。これで完全にアイドルとは決別して、アーティストとしての成熟へと向かうのだという予感に満ちている。
それくらい思い入れのあったアルバムでありバンドであったので、ジョージの姿がステージから消えた時は、ものすごくショックだった。次なるステップへ。しかしそれは過ちであったのではないか?その後の迷走を考えると、そう思えてならない。
本田恭章
21 NOV 1985
28PL-109
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コンプリート・シングルスを聴いていたら、やっぱりアルバムも聴きたくなった。しかしCDは持っていない。というわけで、LPを引っぱり出してターンテーブルを回す。まだまだ我が家のレコード・プレーヤーは現役である。でもさすがに面倒なので、出番は休日のみ。いつの間にか、そういう時代になってしまった。
コンセプト・アルバムとして製作された本作は、楽曲のまとまりや完成度が飛躍的に向上している。いよいよセルフ・プロデュースを極めた感がある。こういう構成ができるのはレコードならではだけど、B面の「Die In Blue」から「Gimme Your Love」そして「3rd Generation」へと流れるかっこ良さは圧巻で、今聴いても全然色褪せていない。素晴らしい。
ただ、ここにはロックがない。多分「ANGEL OF GLASS」より。そこが評価の分かれるところ。 いやいやこれこそロックの進化形であるとも言える。「LAST DANCE」や「ONLY YOU」だってそうだろう。でもねえ、何かしっくり来ないものがある。髪を切ったらロックじゃねえ!ものすごく乱暴な言い方をすれば、きっとそういうことなのかも知れない。反逆の精神は何処へ?ジョージのギターは何処へ?そういうモヤモヤが残るアルバムであることも確かだ。
さあ、ベスト4へ。
A組シングル
1 浦和×広島 1
2 G大阪×神戸 1
3 柏×横浜M 1
4 川崎×C大阪 1
5 湘南×松本 2
B組シングル
1 東京V×讃岐 1
2 富山×岐阜 2
3 岡山×磐田 2
4 札幌×長崎 2
5 京都×千葉 2
いつも通り200円の勝負。
今シーズンの成績 2勝51敗 +¥1637−¥5300=−¥3663
埼玉県庁での長い長い打合せを終えてからのフットサル。しかし今晩は暑い。高齢者がチラホラいたので、全体的にバテ気味の練習。還暦イマノ氏は代表のユニフォームで奮闘したけど、途中休憩が多し。そんなことじゃあ、アギーレに呼ばれないぞ。
本田恭章
21 MAY 1984
7PL-157
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そういえば、何かCMで見た記憶が微かにある。黒のタルボがトレードマーク。曲はなかなかかっこ良い。特にイントロのギターが良い。サビでシンセが裏メロを取るあたりは、この頃の王道であった。DURAN DURANとか。ニュー・ロマッティックという、古き良き時代を思い出さずにはいられない。
本田恭章
4 JUN 2014
iTunes
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これまたどえらいCDがリリースされたものである。ファン待望って30年だからね、待望どころじゃないよね。しかし「Last Dance」と「ONLY YOU」まできちんと収録したところが偉い。まさにコンプリート!ただこの人の場合、シングル以外の方がかっこいい曲が多いので、やはりオリジナル・アルバムもCDで復刻してほしい。いやいや音源だけでもいい。
デビュー25周年に「re experience」というセルフカバー・アルバムをリリースしているけど、それを聴いた時はさすがに声が出なくなったなあと思ったものである。特に高音に伸びがない。しかしその点今回は、当時録音されたもののリマスター盤ということで、若かりし頃の声をそのまま聴くことができる。しかしさすがにアレンジがアイドル然としてるなあと思って、また「re experience」を引っぱり出す。結局あっちを聴いたりこっちを聴いたりということになる。
こうしてシングルをリリース順に聴くと、やはり転機は「SHAKE & SHAKE パラダイス」だなあと思う。この人を聴くきっかけは、JAPANでありDAVID SYLVIANであるのだけど、ちょうどこの頃からセルフ・プロデュースのロックへと変貌していった。いろいろなタイミングが合わなければ、おそらく聴いていなかったのではないか。そう考えると、音楽との出会いは、偶然であり運命である。
そしてまた松本です。
先週末、サイトウキネンフェスティバルに来たばかりなので、本当に「また」という感じです。軒樋の改修工事がほぼ完了したので、足場を解体しています。来週いよいよ事務室内の工事に入ります。現況確認の立会写真を撮っていると、事務室の方々が不思議そうに見ていました。設計事務所の仕事はいろいろあるものです。
現場事務所の前に、潰された塗料の一斗缶がずらりと並べられています。これで中身を使い切ったという証明になるわけです。そこまでしなくても私は信用するけど、市は信用してくれないそうです。そうか、頑張れ!でも、定例会議中にガンガンやるのはやめましょう。
というわけで、また来週来ます。
田村修一
10 APR 2012
文春文庫
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「責任の点では、日本はちょっと足りないかもしれない。日本には、誰か他人が全体の責任を取るという習慣があるからだ。ヒエラルキーの高いものが責任を引き受ける。しかし責任は自分自身がとるべきで、監督でも会長でも誰でもない。むやみに自分以外の誰かに責任を転嫁すべきではない。監督に意見を求めるのは悪いことではないが、それはあくまで監督の意見であって選手のものではない。今日、監督の考えを聞いたら、明日は自分自身の意見を持つ。そしてそれを深化させる。考えることを他人に委ねるべきではない。」
という本を読みました。ちょっと古いけど、南アフリカW杯の時のもの。オシム自身が指揮を執るはずだった大会だけに、想いは深い。面白いのは、ブラジルW杯まで予言しているかのような言葉が、このとき既に発せられていること。そして、サッカーを語っているようで、別の何かを伝えようとしていること。アギーレの時代にオシムを読むのも悪くない。
自分で考える。これは自分自身の最近のテーマでもある。