FIFAワールドカップ・ロシア大会 決勝トーナメント 1回戦
2018年7月1日(日)23:00キックオフ
ルジニキ・スタジアム/モスクワ(TBS)
スペイン 1 - 1(PK 3-4) ロシア
予選リーグで見ることができなかったスペインの試合をようやく観戦。強豪国が敗退して行く中で、よくぞ勝ち残ってくれたものだ。ロシアは開催国のアドバンテージがあるとはいえ、何しろ相手がスペインである。3バックと言いつつ5バックで望む。さあ、守るぞ!という気持ちが十分伝わって来る。先制されても何とか追いついて、ハーフタイムをむかえる。
圧倒的にボールを支配するスペインに対して、5人のラインを2本引いて、やはり守るぞ!という気持ちに変わりはないロシア。結局のところ、最後までその姿勢を徹底したのが良かった。ブレずに続ける。信じて続ける。それしかないという覚悟を持った戦いが結果をもたらした。個の力が叫ばれる昨今、チームの力を見せつけたロシアは賞賛に値する。
FIFAワールドカップ・ロシア大会 決勝トーナメント 1回戦
2018年6月30日(土)23:00キックオフ
カザン・アリーナ/カザン(TBS)
フランス 4 - 3 アルゼンチン
いきなりこの対戦ですかあ!という好カードである。予選リーグを見た限りでは、フランスへの期待の方が大きい。しかし何しろ「神の子」がいるわけだし、アルゼンチンだって調子は上がってきているかも知れない。現にPKで先制されたにも関わらず、前半のうちに追いついて後半早々に逆転したときには、さすがアルゼンチンという他ない。
しかし、サッカーの神様がこの試合のヒーローに選んだのは、若干19歳のアタッカー・エムバペであった。圧倒的なスピードを武器に躍動するこの若者は、確かにサッカーの未来を見ているようである。もちろん、過去を背負ったベテランの活躍も胸を打つ者であるが、未来に向かう若者の活躍に勝るものではない。フランスやイングランドを見ているとそう思う。あと、グリーズマンが終始良い働きをしていたね。こういう選手が好きなのだ。