最近「正義」論を4冊立て続けに読んでいる。
言わずと知れたサンデル現象、といいたいところだが、私の場合は神学論崩れ、みたいなところもある。
スピノザ→カント→中世神学→グノーシス→ギリシア哲学→サンデル先生
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フーコー
ってながれ。早わかり流浪の民の面目躍如である。
神様なんていねえよ!
普遍的真理や正義なんてねえよ!
というのは分かるのだが、それでもなお
「神は要請されなければならない」
ってところから抜け出せないんだよねえ。
普遍性アディクション系らしいというべきか。
しかし、
「共同体」アディクション系や「ルサンチマン」アディクション系と会話も出来ないのはどうかと思うし、
かといって早わかりだけじゃあセカイの1/10ぐらいしか見ないで終わってしまいそう。
その点、原テキストを徹底的に読み、内面化していく行為はセカイを1/2で生きることには繋がるだろう。
その上で、そのテキストを複数化しつつそのズレ・隙間の痕跡をたどって行ければ、もうちっとは「豊かな」「知」にたどり着けるのでは、という浅ましい根性がなくならないわけで。
で、ロールズの『正義論』ってわけです。
日暮れて途通し、です。
でも、たいした能力ではないにしても、それにしたって結局「読み書き」しか能がないとすれば、それ以外のことをやっている暇はそろそろ残されていないかと(苦笑)。