龍の尾亭<survivalではなくlive>版

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観るべし『No Activity 本日も異常なし』(amazon primeオリジナル作品)

2022年06月06日 00時17分27秒 | メディア日記
目の前の仕事の逃避として、Amazon Primeオリジナル作品
『No Activity/本日も異状なし』
を観た。
役者も脚本も監督もステキだと感じた。
こういう作品が日本でも撮れるんだ、と思うと、『カメラを止めるな』以来の喜びを覚えた。『鮫肌男と桃尻女』とかとか観たときの感じにちかいかな。

つまり、観た人みんながいいと思うようなものではないかもしれないけれど、強く惹かれるものがある。
コントの舞台みたいなシチュエーションコメディが三段重ねで進行していく中に漂うスピード感と脱臼感。

ちょっと落ち着かない気持ちの時に観てほしい(笑)

たぶん、三谷幸喜の映画に決定的に欠けているものがここにある、と思う。
舞台みたいな、だけれどこれはまごうことなき「映画」だ。

(三谷幸喜の舞台はすこぶる楽しいんですけどね)。でも、映画としてはこっちの方が上質。傑作ではないかもしないけれど、そこはかとないそわそわ感、居心地のわるい落ち着きの良さみたいなものが漂ってくる。
脚本と、役者と、監督とどれもが光ってると思う。

時間があったら観てください。
どこがおもしろいんだ?というなら、すでに成功。
こらならもっともっといいのがあるよ、というなら教えてほしいです。
オダギリジョーのNHKの犬ドラマと同じく、関節の少しズレた面白さがありますなー。

個人的には戸田菜穂さんが、二場面ぐらいのチョイ役だったけど、ツボでした。
もちろん中村倫也、岸谷五朗、豊川悦司、岡山天音、清野菜名、木村佳乃、みんなステキなんだけどね。