龍の尾亭<survivalではなくlive>版

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at プラス11の巻頭対談國分功一郎+中沢新一の技術論、面白いです。

2012年02月14日 11時32分47秒 | 大震災の中で
ちなみに國分氏の訂正が。
表紙にある対談の題名「グリーンアクティブと新たなエコロジー運動」
は副題で、本来の対談名は

「〈原子力の時代〉から先史の哲学へ」

だそうです。訂正を。




個人的にはハイデッガーの技術論についての内容がツボでしした。

結論部の「休暇が大切」も大事。

もう一つ、ドゥルーズにおけるライプニッツとスピノザとに対するスタンスの違い(一致と不一致の問題)も興味深いですが、ライプニッツをちゃんと読んでないのでここはこれからのお勉強課題でした。


その3つを含めて、
私が大震災以来こだわっている
「人為の裂け目」
について考える上でとても大切な示唆をもらった対談でした。

國分功一郎という「考え手」(へんな定義ですかね)を横に配置することによって広がる思考の地平を楽しむのに格好の対談かと。

中沢新一という語り手はいつもアイディアで楽しませてくれるけれど、ステップに飛躍があって面白いけれど危うい。

國分功一郎効果を「教育的」ということが果たして妥当かどうか、はさておき、使い甲斐のある「考え手」であることは間違いないと思います。


ちなみに、本文中に紹介された参照図書一覧を下に書いてありますのでよろしかったら。

メディア日記龍の尾亭
http://blog.foxydog.pepper.jp/?day=20120214


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