龍の尾亭<survivalではなくlive>版

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入院体験記(8)クラウドって何?その2

2010年08月20日 10時30分20秒 | インポート
元来一つの機械で全てが完結していれば、ネットのデータやソフトウェアなど無関係だ。
昔はみーんなそうだった。
フロッピーディスク入れを持って、職場をうろうろし、自宅まで残業仕事を持ち帰っていた。
3.5インチのFDDは実にデータがよく壊れ、
「神様に祝福されて帰還した」データに何度泣かされたか。

iPhoneに提供されている「クラウド」のサービス
の多くは、USBやFDDの代わりにネット上のサーバーにデータを置いて、どこからでもアクセスできますよっていう「オンラインストレージサービス」が目立って話題になっている。

iPhoneの場合には小さいし、持ち歩くし、普段は職場ののPCとか自宅のPCとかでデータを作ったり保存したりしているから、iPhoneだけを持ち歩いて中途半端なことをやってもしょうがない。

だから、別のところにあるデータにアクセスしたいもしくは共有できたらいいのに、ということになる。
必然的にiPhone(に限らずスマートフォンやネットブックなど持ち歩きするもの)などのmobile機器では、「クラウド」が御用達になる、わけだ。

今でも普通のヒトはUSBを使ってあちらこちらのPCデータを行ったり来たりさせている。単発なら、メール添付でデータを送るなんてことはふつうのおばさんおじさんだって考えつくぐらいにはなっているだろう。

いつでもどこでもデータを自分のものとして自由に使いたい。
そのためにデータを安全に一カ所にまとめておき、さまざまな端末からアクセスすれば、
「どのファイルが最新だっけ?どのPC?どのUSB?」
なんてことは考えなくてもよくなる。というより、ファイルの置き場所について、基本的になにも考えなくてよくなる!
まあ、たぶんそういうことなのだろうと思う。

でもそれだけのことならUSBメディア持って歩けばいいじゃん?

と素朴に思う。

ところが、iPhoneとか、メモリを差す場所とかないし!

ひょっとして、もしかすると単に不便になっただけじゃん?
非力なマシン(スマートフォンだからmobileだかしらないけど)をわざわざ(営業マンのプレゼンでもないのに)、外に持って出て、狭い画面遅いCPU、不便なインターフェースで、大事なデータいじって満足したいだけなのでは?

我慢して家(もしくは職場)に早く戻れよ、
みたいなみたいな。

正直なところ、そういう疑問を抱く。
iPhone便利教に宗旨替えしている私でも、ふと、
そう思う(笑)。

「クラウド」ってその程度のことなのだろうか??




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