橋本治『ひらがな日本美術史』
は、まずもって日本の宗教(仏教美術)からの話だった。今日はなんと宗教づいている日なのだろうか。
縄文土器には神様というか宗教的なものがあるけど、埴輪にはそーゆーものはなくて、子どものように平和だって指摘にはちょっとびっくり。
弥生では政治は誰かがやってくれるから、庶民は平和になったんだね、ってのはさすが橋本治っぽい。つい加藤周一を並べて考えちゃう。日本文化は「此岸的」だ、という加藤の指摘と、この、弥生の埴輪分析とは、橋本ひねりがくわわっているけれど、どこかで関連しているように思う。
この先神道の話や源氏物語の話と、先を読んでいかないとまだわからないけれど。
しずれにしても一筋縄ではいきませんね、橋本治ワールドは。