平成湘南日記...一語一絵

あせらずゆっくりのんびりと
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時々俳句とデジ散歩
自称カメラ小僧の気まぐれ風まかせ日記

松井、悲願の世界一!

2009-11-05 15:58:17 | 今日の事
松井がやりました!!


ピンストライプのユニフォームを着てワールドシリーズに優勝するという彼の夢であり目標が叶えられ達成しただけでなく、自らのバットでヤンキースをワールドチャンピオンに導いたこと、シリーズのMVPに選ばれたことはいくら称賛してもし足りないほどです。
06年の左手首骨折以来両膝の故障に悩まされ中々満足なシーズンを送れずにいて、昨年から監督交代もあって守備に付くことのない指名打者の起用のみとなってしまいました。
NY地元メディアも松井不要論を盛んに流していました。
今年のWBCにも出場を乞われたものの辞退。
日本でも注目度が大分落ちていました。
何かと、イチローの華々しい活躍に比較されがちだったのが、最近はそれすらも無くなってしまって。
野球評論家H氏などは以前から常に彼に対して批判的な発言を繰り返していました。
松井が活躍しても「メジャーの力が落ちているから」とか「たまにはこんなこともあるでしょう」で片づけ、殆ど認めようとしない。
今年になってから「イチロー以外はメジャーリーガーとはとても言えない! 皆、日本に帰ってくるべきだ!」という言葉は、名指しではないが松井に対してのものだろうと噂されたものでした。
何と愛情に欠けた言葉の数々...

ここ4年ほど、松井にとって本当に苦難、苦悩の日々だったことと思います。
それもこれも全て吹き飛ばしてしまったような今日の松井...
単にワールドチャンプチームの一員だっただけではない。
シリ-ズでは今日まで、第1戦の決勝ホームラン、DHの無い敵地では先発を外れたものの代打でのホームラン。
NYに帰っての最終戦の今日は、先制の2ランホームラン、追加点の2点タイムリー、ワールドシリーズタイ記録となる6打点目を叩き出したダメ押し打。
しかし、そんな時のスタンディング・オベーションやMVPコールの大合唱にさえも表情を変えず、じっと感慨を抑えてはいるものの、何かふっ切れたようにも見えました。
しかし、優勝が決まった瞬間そして日本人初のMVP受賞のインタビューを受けている時の彼の笑顔こそ最高だったのでは...。
スタンドで観戦していたご両親もさぞ嬉しかったことでしょう。

今年でNYYと4年契約が終了し、来シーズンは他のチームに移るかも分かりません。
でも、日本には帰ってきて欲しくはありません。
今さら巨人や阪神のユニフォームなんて。
松井は最後までメジャーリーガーでいて欲しい、それもピンストライプのユニフォームを着続けて欲しいと思います。
勿論守備にも付いて。

またここでイチローを引き合いに出してしまいます。
確かにイチローは偉大な記録や名誉を手に入れ、彼なりの達成感は十分あると思います。
でも、野球に限らずチームとしての競技の最終目標はチームとして頂点に立つことでしょう。
イチローはWBCで頂点に立った...確かに...。
しかしそれは、ワールドシリーズでの頂点ではありません。
私の意見はかなり偏見に満ちている...かも分かりません。
イチローファンの方、すみません。
勿論イチローが嫌いなのでもWBCを否定しているのでもありません。
そう、松井が好きなのです。
なぜ好きか?...彼の野球に対する姿勢が、伝えられる彼の言葉が、人間性が、です。
怪我と戦い克服してきた彼のひた向きな態度とスピリットが、です。
彼には人を感動させる何かがあります。

松井のMVPインタビューをちょっと引用
―ここ数年はけがなどで悔しい思いもたくさんあった
松井「そうですね。でもね、どんなときも野球がしたい、勝ちたい、いいプレーをしたい、そういう気持ちがずっとありましたので、決してつらいことはないです」
―今オフにフリーエージェントになるが、もう一度ヤンキースに戻りディフェンディングチャンピオンの一員として戦いたい!?
松井「もちろん、そうなればいいと思うし、ぼくはニューヨークが好きだし、ヤンキースが好きだし、チームメートが好きだし、ここのファンが大好きだし、それだけです」

ひた向きさが感じられますね、謙虚だけど前向きでもあるし。

応援してるぜ、松井!!
GOOD LUCK!! MATSUI.....


蛇足みたいですが、巨人のこと。
松井がいたころはファンでしたし、東京ドームにも何回か出かけました。
しかし松井がメジャーに行ってからは全くどうでもよくなってしまって。
3年連続のセリーグ制覇だそうですが、日本シリーズは勝っても負けてもどちらでも...という感じです。
巨人ファンの方、...どーもすみません。



ところで、7回の表が終わったところで歌われた【GOD BLESS AMERICA】
第二次世界大戦直前の1938年にケイト・スミスが唄ったラジオ放送を中心に人気になり、第二次世界大戦中にアメリカ中に広まりました。
「アメリカ合衆国第2の国歌」などともいわれ、学校や軍隊、大統領就任式のみならず、ボーイスカウトから大リーグワールドシリーズでも歌われることなどから事実上「アメリカ合衆国第2の国歌」であると言ってもよいようです。
「アメリカに神の加護あれ」という意味です。

2001年9月のアメリカ同時多発テロ事件から復旧したニューヨーク証券取引所でも流れ、同テロ事件以降アメリカ国民は様々な場所で歌うようになり、最近ではセリーヌ・ディオンが歌ったものが有名。

God Bless America / Celine Dion
↓は今日の試合中に唄われたものではありません。



【セブンスイニング・ストレッチ】
7回表が終了すると、観客みんなが立ち上がって「TAKE ME OUT TO THE BALLGAME」(「わたしを野球に連れてって」)を歌います。"7th inning stretch"といいます。
昔、ある大統領がある野球場に来ていて、7回表が終わって体を伸ばすために立ち上がったところ、取り巻きの人たちや観客たちが敬意を表して立ち上がったという話です。
以来、伝統がはじまったとのこと。
大リーグに限らずリトルリーグでも。
そして試合が長引き延長14回表が終わった時にも同様に。



ところで全くの余談ですが、野球中継の間に時々流れたBSニュース。
ニュースを伝えるアナウンサー(勿論、女性)の綺麗だったこと。
ニュースの度にパッと目を覚ます。
「松井が打席に立っていない時はイビキかいてたのに」と奥さん。
「ニュースで松井のことをやるじゃないか」と言い訳の私...ハハ