平成湘南日記...一語一絵

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自称カメラ小僧の気まぐれ風まかせ日記

ドイツ・クリスマス市の旅<8>ニュルンベルグ編

2009-12-18 12:17:06 | 海外関係
ニュルンベルグといえば、ワーグナーの歌劇「ニュルンベルグのマイスタージンガー」、歴史的には「ニュルンベルグ裁判」を思い出す人が多いでしょう。
大戦でこの街はその大部分を破壊されたにも関わらず昔通りの姿に復元されました。

さて、ドイツで一番...ということは世界一、と言ってもいいニュルンベルクのクリスマス・マーケット。
それは、旧市街フラウエン教会前の中央広場を中心に開催されます。

午後3時ころノイシュバンシュタイン城を出発したビリーバスは、3時間近くかけてニュルンベルグ到着。
一旦、ホテルに荷をおろし6時30分にロビー集合。
ここから20分ほど皆で旧市街へ向かい現地で解散し後は自由行動。
それぞれホテルに勝手に帰って来いという。
(う~む、海外旅行に慣れさせてやろうという添乗員さんの思いやり?)

<旧市街マップ>
ホテルのロビーで市街地図をもらうもののチンプンカンプン。
これじゃあ帰ってこれないよネエ~、と皆が騒ぎ出す。
添乗員さんは知らん顔。

何とか言いながら、歩き出す。
ところどころで帰りのための目印確認。

<路面電車>
ヨーロッパの他の国もだと思いますが、ドイツの主要な街には大体において路面電車が走っています。
ニュルンベルグも、そうでした。
外観も画一的ではなく、広告を貼り付けているラッピング電車(?)もあるようです。
日本は車化社会が進み過ぎて、路面電車は交通渋滞の元として駆逐され、走っている街が少なくなっています。
環境という意味で路面電車復活という選択肢はないのでしょうか。

旧市街区域に到着、この時すでに7時過ぎ。
最初に見えたのは

<デュラーの家>
ドイツ・ルネッサンスを代表する画家、アルブレヒト・デュラーの住んだ木組みの家。

少し歩くと中央広場に。

<美しの泉>
高さ17mの塔。
トレビの泉などのように噴水があるわけではない。

<金の輪>
美しの泉の塔の鉄柵に金の輪が付いています。
この輪を3回まわしながら願い事を唱えて誰にも言わなければ、願いが叶うと言われています。
奥さんも回していましたがどうもちゃんと3回まわしていなかったみたいです。
願い事...それは聞きませんでした、勿論。


<フラウエン教会(聖母教会)>
正面に仕掛け時計があり、皇帝カール4世と7人の選帝候をモチーフにした人形が1日1回、正午に動き出す。



<クリスマス市>
この街特有の紅白のテントを張った多くの出店が。

<ハンバーガーに似た...>
これが我ら二人の夕食。
思えばこの旅、反グルメツアーと言いたくなるほど食べ物には恵まれなかった...ビールとソーセージ以外は。

我々のスタートが遅かったのもありますが、ドイツ国民性からか、午後8時にはもう店じまいを始めるところもあり、9時には多くの店が閉じられてしまいました。

ドイツ国民は勤勉であるとの評判ですが、勤務時間に対してはキッチリとした考えを持っており、残業はまずやらない。
我らがバスドラーバーのビリーさんも、基本は朝7時台から午後6時ころまで。
毎夜、クリスマス市が終わる9時過ぎまでバスを動かしてはくれません。
前夜の、6時以降の移動は別バス手配によるものでした。
この夜の、一旦ホテルに荷物を置いて、というのもこの理由から。

ということで、最後の方はブラブラ見て回るというより、開いてる店を探しお土産の調達に集中、といった感じ。
そう、最早そろそろ帰りの支度も考えなければという頃なのです。

この旧市街区域には、他に聖ロレンツ教会、国立博物館、職人広場、市街一帯を見渡せるカイザーブルグなど、見どころいっぱいだったのですが、全部見て回れなくて、とても残念。

単独でホテルに帰るのが不安な場合、9時に「美しの泉」前に集合、ということになっていましたが、タクシーで帰ることにしました。

<ベンツタクシー>
初めて乗ったベンツ、ちょっといい気分。
料金はよく覚えていませんが、基本料金が2.4ユーロ?
ホテルまで5.2ユーロで、チップ込みで6ユーロを渡したかな。

ドイツのタクシーは大体がベンツだとか。
流しのタクシーは無い。
で、自動ドアではないので自分で開け閉めする、一人の時は助手席に乗る、だそうです。
これらは添乗員さんも教えてくれませんでした。

ドイツで最も多く見かけた車種は、アウディでしょうか。
で、ワーゲン、BMW、でオペル、の順?...。

翌日は早くも帰国、いうことでホテルに帰って途中で買ったビールを呑みながら荷物の纏めをして、早寝(と言っても、既に11時を回っていました)。