風月庵だより

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猫の避妊手術

2008-12-06 23:04:17 | Weblog
12月7日(日)晴れ【猫の避妊手術】(網代笠を被ったルナ。たまたまの一こま)

今日は猫のことを書きますので、猫に興味のある方にお読みいただければと思います。我が家のルナはたぶん今5ヶ月半くらいですが、避妊手術を受けました。自分が猫を飼っていないときは、駒澤公園の野良猫たちの避妊手術を、平和を愛し、なにより猫を可愛がっている教授が自前でしてくれていたのをいつも感心していたくらいのことでしたが、自分が飼ってみて、それが本当に猫にとって大事なことと知りました。

先ず、育てられない子猫を増やさないということは勿論ですが、猫の健康にとっても重要な手術と知りました。初めての発情期前にこの手術を受けますと、乳ガンにかかるリスクがほとんどなくなるそうです。また子宮に関する病気にもかからないそうです。友人の猫が6ヶ月で子猫を産んでしまったというので、猫の発情は随分早いようですから、先生と相談して先週の日曜日に手術をしてもらいました。

〈手術の翌日〉我が家に家族として迎えてから、初めて病院に一泊しましたので、何事が起きたのかと、かなり不安だったようです。病院で今まで聞いたことのないようなルナの鳴き声がカウンター越しに聞こえました。「どうしたのかしら、ここはどこかしら、なにが起きたのかしら、私の遊び友だちはどこなの」と言っているように聞こえました。しばらくして、私の顔が見えたので安心したように感じました。手術は順調だったようで、先生に問題ありませんよ、といわれてホッとしました。まだ絆創膏を貼っていましたが、二、三日で剥がしてください、と言われて帰ってきました。

帰宅してすぐにご飯をあげました。二日間食べていないのですからお腹が空いていたようです。いつもはドライフードだけですが、このときは缶詰の餌もあげました。本当にぺろりと食べました。インターネットで猫の避妊について情報を集めておいたので、たぶん術後2日目は体調が悪いだろう、グッタリしているだろう、と思っていましたが、とても元気で部屋中を駆けめぐっていますし、戸棚の上にも飛び上がっています。そんなに動いてよいのだろうか、とかえって心配するほどでした。

〈術後2日目〉この日も元気に駆け回っています。食欲も普通です。前と同量です。少し余るくらいです。餌はHill'sとIAMSのドライフードです。しかし、問題が生じました。この日の夕方絆創膏を剥がそうとしましたら、簡単には剥がれません。皮膚を押さえながら剥がそうとしましても、悲鳴をあげますので、とても剥がせません。病院に剥がしかたを聞いてからにすることにしました。しかし、ルナは気になるらしく、絆創膏を自分の口でくわえてさかんに引っ張っています。でも何の効果もないようです。

〈術後3日目〉翌日、真ん中の傷をまたいで浮いているところを、思いきって切って絆創膏を2分してみました。手術の傷跡は5ミリもないようです。ほとんど分からないくらいです。術後もルナは元気ですし、きっと先生の腕がよいのだろうと思います。2分の状態で剥がそうとしましたが、やはりぴったりとついてしまって剥がれません。その日仕事から帰ってから、絆創膏の剥がし方を教えて貰ったように早速ためしました。脱脂綿に水を浸して、傷にさわらないように少しずつ剥がすようにしてみました。でも、駄目です。なかなか剥がれないので、ルナがヒイヒイ鳴きますので、とてもこの方法では駄目なようです。

なんとか剥がしたくてルナも自分の口にくわえて引っ張っています。どうしようかと何回もチャレンジしました。それでオリーブオイルを綿棒に浸して少しずつはがしてみましたところ、ついに剥がれました。剥がれた絆創膏をルナに見せましたら、「よかった」というようにしっかりと私にしがみついていました。これは遊び友だちを本当に信頼できたときの喜びだと思いました。猫を相手に何を言っているのかと、思う方もいらっしゃるでしょうが、これは飼ってみて私も初めて実感しました。

その後はあまり問題はありませんが、少し食欲がないようですので、術後4日目には鰺を焼いて本当に少しあげましたら喜んで食べていました。ドライフードが餌としてはベストであり、なるべくそれ以外はあげない方が、猫の健康のためにはよいそうで、日頃はドライフードだけですが、今は様子を見ながら、少し別の食べ物もあげてみています。はたしていかがでしょう。(やはりドライフードだけにして、あまり食べなくても心配しないほうがよいようです。かえって太りすぎを注意しなくてはと思います。ルナは小さなタイプの日本猫なので、太らなくても心配ないそうです)

今日で丁度手術一週間です。今日法事にお伺いしたお家に、丁度獣医さんがいましたので、いくつかお教えいただきました。絆創膏が剥がれずらかったということは、ルナはアレルギーがあるかもしれないので、皮膚病に気をつけたほうがよいというアドバイスをいただきました。また猫用煮干しをときどきあげていることに対して、猫用は酸化防止剤が入っているのがあるので、人間用のほうがよい、とのことでした。さっそく「食べる煮干し」塩無添加、酸化防止剤無添加、というのを探してきました。今まで20年以上法事に伺っていますが、獣医さんに会ったのは初めてです。ルナのために、思いがけずですが、会えたようにさえ思いました。

付記*8日目の今日、病院に連れて行きました。もう完全に心配ないということでした。抜糸するタイプの手術ではなく、糸はお腹で吸収されていくタイプの手術方法です。(12月8日記、今、気づいたら今日は誕生日でした。自分の。なんだか良い一日でした)

猫を飼っている方に多少なりとも参考になればと思い、書いてみました。