風月庵だより

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スエーデンの離婚後の子どもたち 面会交流

2016-07-07 10:39:50 | Weblog

 、7月7日(木)晴れ、暑い【スエーデンの離婚後のこどもたち 面会交流】

もうすぐお盆の行事がありますので、このところお塔婆書きで忙しくしています。

ところで今朝、弟から聞きましたスエーデンにおける、親の離婚後の子どもたちについて、大変示唆に富んだことを教えてもらいましたので、書いておきたいと思います。

先ず、スエーデンには日本のような戸籍はないそうです。つまり所帯主は誰か、親が離婚してしまったとき、その子たちの籍は、母親か、父親か、またはほかの人が所帯主である戸籍に家族として登録されるわけです。しかし、スエーデンでは、すべて個人の住民登録だそうです。その個人の父親と母親の名前は登録されるそうです。

ところが、親が離婚し再婚した場合、母親の再婚相手なり、父親の再婚相手を、パパと呼ぶことも、ママと呼ぶことも、また義理の父、義理の母という戸籍はないのだそうです。母親の再婚相手なり、父親の再婚相手を、その人の名前で呼ぶのだそうです。ですから、彼なり彼女にしても、パパ面をすることもママ面をする必要がないと言えましょう。

また、子どもは、親は離婚しても、パパともママともいつでも会える権利があるので、日本のように離婚してしまったら、二度と別れてしまった親に会えないというような悲劇はないのだそうです。ただDVが原因の場合などは別でしょうが。日本も離婚に関して、以前ほどの暗い影はなくなりましたが、制度的にもっと子どものための目線から研究する必要があるのではないでしょうか。

しがらみ好きの民族性で、子どもも縛り付けたいと思うでしょうが、これからますます離婚する夫婦は増えることでしょう。ですから、子どもの立場について、もっと考えてもよいのではないでしょうか。

弟のスエーデンの息子が三度目の結婚をして、前の妻との間の子、今度の妻が連れてきた子、今度の妻との間に生まれる子、という家族構成になるにあたり、弟に教えてもらったスエーデンの個人の登録ということを教えてもらいましたので、紹介してみました。

たまたま日本では別れた親に会うことを面会交流というのだそうですね。

お塔婆書きに戻ります。猛暑ですから、皆さん、水分補給をお忘れなく。ビールは水分補給にはならないそうです。残念ながら。

(ママを囲んで、外が好きなチャチャと、内に入ったタローと。タローは自由に内と外を行き来しています。)