毎年夏に健康診断に行くことにしている。今年もそろそろ予約を取らないといけないと思っている。例年検査数値に大きな変化はないが、いつも「B」判定がつくものが脂質(中性脂肪、コレステロール等)と腹囲である。人は歳とともに腹部に脂肪が付いてきて体型が崩れてくるようで、自分の体型を分類するなら「下半身太り体型」ということであろう。「もう少し減量して何とかしたい」、いつもそう思って意識しているのだが、なかなか思うようには行かないのが現実である。一時期体重が74Kgあって食事の量を減らし、70Kg程度までは落としたが、気を抜くとすぐに72Kgを超えてしまう。ダイエットは「自分との戦い」、つくづくそう思うのである。
先日本屋に行ったとき、「腹だけ痩せる技術」(凹ませるだけで形が変わる)※植森美緒著、という本が目に止まった。以前TV番組で、「お腹を凹ませるだけで腹囲を落とすことが出来て、結果として減量ができる」、というような解説を聞いた記憶がある。これもまた現れては消える新たなダイエット方法だろうと思い、ちゃんと見ることはしなかった。しかし目の前に本が積んであるとやはり興味が湧き、立ち読みでパラパラとページをめくってみた。その中に、自分の経験から納得できることが書いてあった。「ダイエットは続けられなければリバウンドしてしまう。続けることが出来るのは、自分にとって無理をしなくてもやれる方法である」と。早速買って読んでみることにした。
ダイエットで言われていることは、「食事制限 筋トレ 有酸素運動」、という3本の柱の組み合わせで行われるのが一般的である。その中で一番有効で手っ取り早いのが「食事制限」であろう。しかし必死に食事制限してやせたとしても、痩せる部分は選べない。太るときはお腹から太るのに、痩せるときはそうは行かず、先に顔が痩せてげっそしたりする。そしてたとえ腹部が痩せても形が変えられず、だらりとたるんでしまい引き締まった体にはならない。それと食事制限していると、食べていない割りには痩せにくくなってくる。これは基礎代謝量が落ちてしまい低燃費な体質になってしまうためである。だから以前ほど食べていないにもかかわらず、体重の減少は壁にぶち当たり、元にもどすと反対に太ってしまうことになる。
その次が「筋トレ」、筋肉をつければダイエット出来ると言うのは定説になっている。「筋肉をつける」⇒「基礎代謝が上がる」⇒「痩せる」という理屈が一般的であるが、しかし、筋肉をつければ脂肪が落ちるというものでもない。一般的な腹筋運動は「凹んだお腹を作る」ためのトレーニングではなく、筋力をつけるための運動である。筋肉をつけることと脂肪を減らすことは分けて考えたほうがいい。脂肪の下に筋肉がついた体系の典型がプロレスラーや力士である。あのような体型でも彼らの体脂肪率は25%程度なのである。
そして「有酸素運動」、有酸素運動をすれば少しづつでも体重は落ちていく。しかし全身運動だから、お腹だけが痩せるわけでなく、全身まんべんなく痩せてくる。健康的にゆっくり痩せたとしても、結果として止めてしまったら食事制限と同様にリバウンドが起きる。ある程度減量になるほどの「有酸素運動」が日々の日課になれば良いのだろうが、よほど切羽詰った事情や強い動機がないかぎり、なかなか続かないものである。多くの人が思い立って何度も試みてみてたものの、どこかで挫折してしまう。そのたびに、自分自身の意志の弱さを実感させられることになるのである。
ではどうするのか?本ではお腹を凹ませるだけで良いという。背筋を伸ばし、肩を後ろに引き、腰周りのきついズボンを履くときの要領でお腹をすぼめるようにしして大きく凹ませる。そのとき肩があがってはいけないし、息を止めてはいけない。そしてお腹を凹ませた際に背中が丸まらないようにする。時間的には長くても数十秒、ただそれを繰り返すだけで腹痩せは効果が出ると言う。電車の中でつり革につかまって、歯磨きをしているときの何分、歩いているときの何十歩とか、・・・・最初は意識的に凹ませて、お腹の周りの筋肉を引き出してやる。それを続けているとわざわざ凹ませなくても凹んだ形を保つことができる。繰り返すことで、お腹の周辺にある筋肉は「形状記憶」するというのである。
使われていない筋肉は本来の収縮する力を発揮することがなく、たるんだ状態になっている。お腹が出ている人は筋肉本来の力をうまく使えていないだけで、本来の張りを戻すだけでお腹はぐっと凹むらしい。若いときはゴムのように伸びても元に戻ることが出来たものが、肥満や加齢が積み重なっていくと、伸びきったゴムのようになってたるんだままになってしまうイメージである。お腹周りには腹直筋、外腹斜筋、内腹斜筋、腹横筋、と主に4つの筋肉がある。それをお腹に力をいれ凹ませることで筋肉に緊張を与え、今一度復活させようということである。
皮下脂肪は有利脂肪酸という物質に分解されて血液に混ざり、エネルギーとして使われるのだが、血液は全身を巡るから、特定の場所の脂肪が燃焼されるわけでは無いというのが今までの考え方である。しかし最近は筋肉から分泌される「インターロイシン6」という物質が、筋肉周辺の中性脂肪を分解して有利脂肪酸に変え、一帯の筋肉がそれをエネルギーとして利用している可能性が高いという意見である。だから使い込んでいる筋肉周辺と、そうでない筋肉周辺では脂肪のつき具合が違うと言うことになる。それが腹部の筋肉を意識して凹ませることで、腹部の脂肪が落ちていくという理屈である。そのような繰る返しで効果が出てきたと感じるのは、1ヶ月ぐらいらしい。
さて、本を読み始めてから今日で1週間である。昨日計った体重は69.7kg、一週間前より1.5kg程度減った気がする。しかし腹囲は確実にベルトの穴1ヶ分縮まった。このペースで減らすことが出来ればメタボ基準の腹囲85センチ(昨年88センチ)を何十年ぶりかでクリアできるかもしれない。健康診断は経過を確認して8月下旬にすることにした。さてどんな結果になるのか?詳しくは1ヶ月後に結果報告してみよう。
先日本屋に行ったとき、「腹だけ痩せる技術」(凹ませるだけで形が変わる)※植森美緒著、という本が目に止まった。以前TV番組で、「お腹を凹ませるだけで腹囲を落とすことが出来て、結果として減量ができる」、というような解説を聞いた記憶がある。これもまた現れては消える新たなダイエット方法だろうと思い、ちゃんと見ることはしなかった。しかし目の前に本が積んであるとやはり興味が湧き、立ち読みでパラパラとページをめくってみた。その中に、自分の経験から納得できることが書いてあった。「ダイエットは続けられなければリバウンドしてしまう。続けることが出来るのは、自分にとって無理をしなくてもやれる方法である」と。早速買って読んでみることにした。
ダイエットで言われていることは、「食事制限 筋トレ 有酸素運動」、という3本の柱の組み合わせで行われるのが一般的である。その中で一番有効で手っ取り早いのが「食事制限」であろう。しかし必死に食事制限してやせたとしても、痩せる部分は選べない。太るときはお腹から太るのに、痩せるときはそうは行かず、先に顔が痩せてげっそしたりする。そしてたとえ腹部が痩せても形が変えられず、だらりとたるんでしまい引き締まった体にはならない。それと食事制限していると、食べていない割りには痩せにくくなってくる。これは基礎代謝量が落ちてしまい低燃費な体質になってしまうためである。だから以前ほど食べていないにもかかわらず、体重の減少は壁にぶち当たり、元にもどすと反対に太ってしまうことになる。
その次が「筋トレ」、筋肉をつければダイエット出来ると言うのは定説になっている。「筋肉をつける」⇒「基礎代謝が上がる」⇒「痩せる」という理屈が一般的であるが、しかし、筋肉をつければ脂肪が落ちるというものでもない。一般的な腹筋運動は「凹んだお腹を作る」ためのトレーニングではなく、筋力をつけるための運動である。筋肉をつけることと脂肪を減らすことは分けて考えたほうがいい。脂肪の下に筋肉がついた体系の典型がプロレスラーや力士である。あのような体型でも彼らの体脂肪率は25%程度なのである。
そして「有酸素運動」、有酸素運動をすれば少しづつでも体重は落ちていく。しかし全身運動だから、お腹だけが痩せるわけでなく、全身まんべんなく痩せてくる。健康的にゆっくり痩せたとしても、結果として止めてしまったら食事制限と同様にリバウンドが起きる。ある程度減量になるほどの「有酸素運動」が日々の日課になれば良いのだろうが、よほど切羽詰った事情や強い動機がないかぎり、なかなか続かないものである。多くの人が思い立って何度も試みてみてたものの、どこかで挫折してしまう。そのたびに、自分自身の意志の弱さを実感させられることになるのである。
ではどうするのか?本ではお腹を凹ませるだけで良いという。背筋を伸ばし、肩を後ろに引き、腰周りのきついズボンを履くときの要領でお腹をすぼめるようにしして大きく凹ませる。そのとき肩があがってはいけないし、息を止めてはいけない。そしてお腹を凹ませた際に背中が丸まらないようにする。時間的には長くても数十秒、ただそれを繰り返すだけで腹痩せは効果が出ると言う。電車の中でつり革につかまって、歯磨きをしているときの何分、歩いているときの何十歩とか、・・・・最初は意識的に凹ませて、お腹の周りの筋肉を引き出してやる。それを続けているとわざわざ凹ませなくても凹んだ形を保つことができる。繰り返すことで、お腹の周辺にある筋肉は「形状記憶」するというのである。
使われていない筋肉は本来の収縮する力を発揮することがなく、たるんだ状態になっている。お腹が出ている人は筋肉本来の力をうまく使えていないだけで、本来の張りを戻すだけでお腹はぐっと凹むらしい。若いときはゴムのように伸びても元に戻ることが出来たものが、肥満や加齢が積み重なっていくと、伸びきったゴムのようになってたるんだままになってしまうイメージである。お腹周りには腹直筋、外腹斜筋、内腹斜筋、腹横筋、と主に4つの筋肉がある。それをお腹に力をいれ凹ませることで筋肉に緊張を与え、今一度復活させようということである。
皮下脂肪は有利脂肪酸という物質に分解されて血液に混ざり、エネルギーとして使われるのだが、血液は全身を巡るから、特定の場所の脂肪が燃焼されるわけでは無いというのが今までの考え方である。しかし最近は筋肉から分泌される「インターロイシン6」という物質が、筋肉周辺の中性脂肪を分解して有利脂肪酸に変え、一帯の筋肉がそれをエネルギーとして利用している可能性が高いという意見である。だから使い込んでいる筋肉周辺と、そうでない筋肉周辺では脂肪のつき具合が違うと言うことになる。それが腹部の筋肉を意識して凹ませることで、腹部の脂肪が落ちていくという理屈である。そのような繰る返しで効果が出てきたと感じるのは、1ヶ月ぐらいらしい。
さて、本を読み始めてから今日で1週間である。昨日計った体重は69.7kg、一週間前より1.5kg程度減った気がする。しかし腹囲は確実にベルトの穴1ヶ分縮まった。このペースで減らすことが出来ればメタボ基準の腹囲85センチ(昨年88センチ)を何十年ぶりかでクリアできるかもしれない。健康診断は経過を確認して8月下旬にすることにした。さてどんな結果になるのか?詳しくは1ヶ月後に結果報告してみよう。