60歳からの眼差し

人生の最終章へ、見る物聞くもの、今何を感じるのか綴って見ようと思う。

私のダイエット

2016年07月29日 08時39分44秒 | 日記
                  スタート時の体重

 68kg台を保っていた体重はゴールデンウイークから徐々に増え始めた。体重計が壊れ体重を計らなくなって、体重管理がおろそかになったのも一因であろう。5月末には友人からも「お腹が出てきたんじゃない?」と言われ、久々に行った銭湯で体重を量ると71kg台までになっていた。「これは不味い、減量しなければ!」、そう思って新たに体重計を買い、6月の頭から「2ヶ月で5kg減」の目標を立てダイエットを始めた。
 
 今まで何度もダイエットを行ってきた。その経験から私なりのダイエットに対する考えがある。
 
①.体重の増減は摂取カロリーと消費カロリーの差で決まる。
②.したがって運動量が一定であれば、摂取するカロリーを減らすしかない。
③.月間500gづつ減らせば1年で6kgという計算は成り立たない。
 人の意識は長期にコントロールできるものでない。だから挫折してリバウンドする。
④.従って減量するときは短期間(2~3ヶ月)の目標を決め、落とすのが良い。
⑤.食事方法は糖質制限が一番理にかなった減量方法である。
 ※摂取した糖はエネルギーに変わり、使われなかった糖が脂肪になって蓄えられる。
 ※燃焼させるエネルギーの順番は摂取したエネルギーが優先され、
  それでも足りない場合は蓄えられた脂肪をエネルギーとして燃焼させる。  
⑥.短期間で減量するには、毎食少しづつ量を減らすというやり方は難しい。
 だから食事単位(朝、昼、夕いずれか)で抜く方がやりやすい。
⑦.「三度三度食事を取らないと健康に悪い」ということに大した根拠はない。
 それはメタボの人の食事制限したくない言い訳である。
 3度の食事は習慣であって、その習慣を短期間狂わせても健康に大きな支障はない。
 イスラムのラマダン月、戦時中の食生活、断食ダイエット等々
 その食事制限期間を脱し通常に戻れば体にダメージが残るものではない。
 それよりは暴飲暴食や偏食の方がはるかに害がある。
 
 実践した食事の内容

 3食から出来るだけ炭水化物(ご飯、パン、麺類、菓子類)を抜く。炭水化物は糖と食物繊維から出来ている。従って炭水化物を抜くと糖の摂取量は減るが同時に食物繊維の摂取量も落ちる。それを補う意味で野菜やシリアルを多く食べるようにする。基本的には週に3~4度は朝食か昼食を抜く、期間中は体の欲求を無視し、頭で(考えて)食べることを心がける。
 
 朝 朝食を抜く場合はセブンでコーヒー(ブラック)一杯。

   朝食をとる場合は下のようになるべく炭水化物は避ける。

       
 
       
 
 昼 昼食を抜く場合は夜まで全く食べない。
 
   昼食をとる場合なるべくおかずの多い定食屋を選びご飯は1/3にしてもらう。
 
   土日など休みの昼食はシリアルにヨーグルトを掛けて食べる程度
 
       
 
 夕食 原則ご飯は茶碗に半分以下
 
    女房が外出で自分で用意する場合は基本的にはおかずだけでご飯は抜く。

         
 ご飯を1/3に減らせば2~3時間で腹が減る。食べなければ、常に空腹でお腹の周りがモゾモゾとした感じで、空腹感が押し寄せてくる。その時は体内に蓄えた脂肪を燃焼している証拠だと思い我慢する。日数が経過するに連れ、お腹周りがスッキリし始めると、この感覚ガ心地よいと思えるようになる。
 
 毎朝起きたときに体重を計る。1週間2週間と経過するうちジグザグはするが、体重は確実に減っていく。そして今月31日で実行期間の2ヶ月が終わる。たぶん目標の5kg減は達成することになるだろう。ここで一旦打ち切り、後はリバウンドしないようにしなければいけない。その対策として、「朝、体重を計って67kgを超えたときは昼食を抜く」という決まりを作る。たぶんこれを厳格に実行すれば体重は維持されるはずである。              

                

                 1週間後

                

                  2週間

               

                 1ヶ月後
       
                         

                 40日後
      
 

                  50日後
 
   先回より体重が落ちると、数値の周りにキラキラと星が光る。        
 
           この時の他の数値
 
                  

              BMI22.9(ギリギリ標準内)

             

              体脂肪率22.9%(高い)

             

               内臓脂肪10.5(高い)

             

                基礎代謝1377kcal

             

                 体年齢67歳

             

               体幹バランス年齢57歳
 
 
 
 
 

英会話

2016年07月22日 08時09分15秒 | 映画
 本屋の中を見て歩いていたら、《ローマの休日を見るだけで英語の基本が身につく》、という本が目に止った。この映画、30年と10年ぐらいに前にTVとレンタルDVDで2回見たことがある。その時、オドーリーヘップバーンの大きな瞳とキュートな笑顔が印象的で、思わずストーリーに引き込まれていた。この映画で英語をマスターできれば面白いかもしれない。定価は1620円、英語が身につかなくてもDVDを買ったと思えば損はないだろう。そう思って買うことにした。
 
 中学高校の各3年間、大学の2年間と併せて8年間英語を習ったのに、全く身についていない学科が英語である。高校時代、数学、幾何、物理が得意科目で、英語、社会(日本史、世界史等)や化学は苦手科目、その得意不得意は極端だった。例えば得意科目が80~90点だとすると不得意科目は30~40点、平均して60点という感じだった。もう少し不得意科目が克服できていたら、自分の希望する大学にも行けたのに、と思ったこともある。
 
 結局人生70を越して今まで、英語を使う機会はなかった。唯一アメリカに研修旅行に行ったときにそのチャンスはあったが、結局通訳に頼りきりになってしまった。だから土産を買うときだけ「How much?」程度しか使わなかったように思う。そして帰りにハワイに立ち寄り、ワイキキの浜辺で地元の女の子が隣に座ったとき、勇気を振るって、「How old are you?」と聞く。すると彼女は「thirteen!」と答えてから、ベラベラと喋り始めた。しかしそのスピードに何を言っているのか理解できず、「I can't speak English very well.」と答えて逃げたことがある。それ依頼英会話とは無縁である。
 
 英語に対する苦手意識、それを克服する人生最後のチャレンジなのかもしれない。目標は東京オリンピックまでの4年間、その時多少でも外人と話せれば良い。そう思ってレッスンを始めた。
 
 本には、実生活に必要な生きた本物の英会話を効果的に習得するには映画が良い。その中でも「ローマの休日」が教材として最高だろう。なぜならストーリが断然面白い。そしてすぐに使えるフレーズが満載で、楽しみながら飽きたり挫折したりせず、長続きできると書いてある。

 
    
 
 DVDは日本語字幕、英語字幕、字幕なしの3パターンから成り立っている。まず日本語字幕を観てストーリー展開と大雑把な会話の内容を確認する。それから英語字幕で観て、英語を確認する。さらに本に書いてある英語のセリフと日本語訳を見て、分からなかったり聞き取れなかった部分を確認していく。そしてスピードになれ、ある程度聞き取れるようになったら、字幕なしで英語の音声だけで映画を楽しむ。
 
     
 
     
 
 買ってから日本語字幕で3回、英語字幕で3回ほど観た。ストーリや会話の大雑把な内容は大体分かった。しかし英語の簡単なフレーズは聞き取れるが、長い会話は何個かの単語しか聞き取れない。まあ5回目より10回、10回目より20回とだんだん会話のスピードに慣れてくるのだろう。そして聞き取れる単語も多くなり、最終的には字幕なしで楽しめるのかもしれない。極端な話、本に書いてあるセリフを暗記し、映画を100回観ればそれは可能であろう。果たしてそこまで自分の意思が続くかどうか、それが問題である。
 
      
 
       
 
        

     




 
 
 
 
 
 
 
 

小田原・荻窪用水

2016年07月15日 08時05分08秒 | 散歩(6)
 
 NHKのブラタモリの番組(小田原遍)で江戸時代の小田原用水を取り上げていた。それを見ていた散歩仲間が、小田原用水に行ってみたいと言う。私は以前東海道を芦ノ湖まで歩いたときに、小田原用水の早川からの取水口には行ったことがある。そこから下流に向かって用水路を歩けるだろう。そんな安易な計画で安請け合いし、散歩仲間を小田原駅に集めた。しかしネットで調べても小田原用水のガイドマップが乏しく、散策して歩くほどの見所もないようである。それならと、小田原駅構内の案内所で見つけた「荻窪用水・散策コース」に急遽変更して歩くことにした。
 
 荻窪用水は江戸時代の新田開発のために作られた用水路の一つで、歴史土木遺産にも認定されている。当時小田原の荻窪村は水が不足し、水田が少なかったため寛政9年(1897年)小田原藩の水田事業として工事が始った。荻窪用水は箱根の塔ノ沢付近で早川の水をせき止め、そこから山間を抜け荻窪へとついながる全長10.3kmの用水路である。今回は用水の途中の風祭から荻窪用水まで昇り、そこから用水に沿って小田原市内まで歩くコースである。
 
    
 
                              箱根登山鉄道で小田原から風祭駅へ
 
    
 
        風祭付近の民家、小川が流れている風景は私の憧れ
 
    

                     道祖神
 
    
 
                    萬松院
              古い茅葺の寺院が残っている
 
         
 
 
     
 
                 海抜100mぐらいまで昇る
 
          
 
                 農道からさらにわき道に
 
          

                案内版にそってさらに進む
 
          
 
              道なき道を下ると荻窪用水が現れる
 
     
 
                    これが荻窪用水
 
     
 
                  水は少し白濁している
 
     
 
                   用水に沿って歩く
 
     
 
          
 
          
 
          

 
     
 
                一旦用水を離れて山道を歩く
 
     
 
     
 
                  再び荻窪用水へ
 
     
 
           煙硝蔵堰取水口(えんしゅうくらぜきしゅすいぐち)
 
     

                    水車小屋
           明治13年には荻窪用水を利用して米つき用の
          水車小屋は19軒あったが今は現存するのはここだけ
 
     
 
                 用水路は市街地に入る
 
     

 
     
 
            用水路のそばにある「めだかの学校」の記念物
 
          
 
        めだかの学校はNHKの依頼を受け童謡作家・茶木滋が作詞
        息子と芋の買出しの途中、荻窪付近の小川で交わした会話が
              基に作られたといわれている。
 
 
           ここから荻窪用水を離れ小田原駅方向へ
 
    
 
                  東海道線陸橋
 
         
 
                  そば処橋本
 
    
 
            「TVを見て食べに来た」と言えば50円引き
 
    
 
                  小田原城お堀
 
    

    

 
    

    
 
    
 
                場内のクローバーの畑
 
    
 
                   大賀ハス
 
          
 
    
    
 
                    常盤木門
 
    
 
                  小田原城天守閣
 
       

              天守閣は再建後56年で初の大改修を終え、5月1日より一般公開
 
    
 
          お城の傍にあるこども遊園地のミニ鉄道の軌道
 
    
 
                    小田原駅
 
 
    
 
 
 

入谷朝顔市

2016年07月08日 09時33分50秒 | 日記
 毎年7月の6日~8日は入谷鬼子母神の朝顔市が開催される。鬼子母神の境内やその周辺には60余りの露店が軒を連ね約10万鉢が並ぶ。ここ台東区の会社に通い始めて約20年、いつもこの鬼子母神の前を通っているから毎年朝顔市は見て通ることになる。この20年で朝顔の種類や色が増え、屋台のメニューがバライティーになったぐらいで,、変わることなく続いている。これが江戸時代から続く伝統なのであろう。今日はその朝顔市をレポートしてみる。
     
 
    

                 山手線鶯谷の駅を降りて
 
    
 
           道路1車線を塞いで植木鉢の棚がぎっしりと並ぶ
 
    
 
                 歩道側が朝顔の売り場
 
    
 
           
 
            統一価格で基本的には1鉢2000円
 
    
 
           
 
    
 
    
 
                    入谷鬼子母神
 
    

    
 
    
 
    
 
                   鬼子母神境内
 
    
 
    
 
                   大輪は一鉢5000円
 
    
 
    
 
                     浜の銀河
 
    
 
                      暁の錦
 
    
 
               昔人気があった品種、団十郎
 
    
 
    
 
    
 
                       矢車
 
    
 
                       暁の雪
 
              
 
    
 
                       宿根朝顔
 
    琉球朝顔として売られてもいる。亜熱帯地域に自生するつる性の多年草で、
    沖縄では海岸付近でおう盛に繁茂している。1年草のアサガオと比べると
    格段に丈夫で10数メートルもつるを伸ばし毎年成長を続ける。開花期間も
    より長く、6月中下旬から霜が降りる11月頃まで咲き続ける。
 
         
 
                  宿根朝顔の葉
           花は朝顔だが葉っぱは芋の葉に似ている
 
         
 
                   日本朝顔の葉
 
        
 
    
 
    
 
    
 
                       夕顔   
 
    
 
                 浴衣姿の若い女性も多い
 
          
  
 
            
 
             人に頼まれたのか?4鉢も手に持って


      PM6:00からは言問通りの一部を閉鎖して歩行者天国になる。

     


     

                  出店の屋台は100軒とか

     

     

     

     

     
     

           なりふりかまわない挨拶回り、こんな場に無粋である

     

                  チンドンヤの方がさまになる

          

     

                    だんだん暗くなる。

              開催時間は朝5時から夜11時まで



    
 

円空仏

2016年07月01日 08時15分07秒 | 日記
 時々ランチを食べるお寺のカフェに、「円空仏像彫刻にチャレンジ!」というチラシが置いてあった。以前老後の趣味として何か一生懸命になれるものが欲しいと思い、能面教室に見学に行ったことがある。しかし初期費用(ノミ等の道具一式やお手本、材料費)に10万円かかると言う事で、そこまでの覚悟ができず諦めたことがある。今回は道具も用意してあり、3時間で小さな仏像を一体彫ってみよう!、というチャレンジ企画である。少し興味を引かれたので友人を誘って申し込んでみた。

 先週土曜日、友人と待ち合わせて会場に行く。会場のテーブルの上には既に一人づつのノミや木片、鉛筆から消しゴムまでが用意されていた。参加者全員が揃って、先生から円空仏についての話し、彫るに当たっての心構え、手順や注意すべきことなどの説明がある。また一体を彫るために集中する時間は無我の境地を得て気分転換の効用もある。そして出来上がった仏像はその人の心を表すなどの話も聞いた。

 ※ 円空(えんくう、寛永9年(1632年) - 元禄8年(1695年)は、江戸時代前期の木食僧(廻国僧)・仏師・歌人。特に、全国に「円空仏」と呼ばれる独特の作風を持った木彫りの仏像を残したことで知られる。生涯に約12万体の仏像を彫ったと推定され、現在までに約5300体以上の像が発見されている。円空仏は全国に所在し、北は北海道・青森、南は三重県、奈良県までおよぶ。多くは寺社、個人所蔵がほとんどである。

  以下の写真は完成までの流れ
 
 

                  会場の金剛寺

     
 
 
 
               これが道具ワンセット
 
 
 
        右がお手本 2x7センチの小さな檜の木片で作る。
 
 
 
             みんな慣れない手つきでノミを持つ
 
    


  
 
               先生は丁寧に教えてくれる
 
           
 
                           出来上がった素彫り       
 
 
 
               両脇の人と並べて
 
    
 
                色を付けて完成
   
        仏像は彫った人の心の中を表わすとするなら、
    私の作品は少し意地の悪い笑みを浮かべているようである。
   (言い訳としては、作品が小さく目鼻が思うように入れられなかった)
 
 
 
 
              参加者14名の作品
 
 
 
                    裏にそれぞれの願い事を書く
 
 
 
                参加者の集合写真
 
       真ん中が講師の先生、参加者14名中、男性5人女性9人

 先生に聞くと教室では大きな円空仏を彫ることもできるという。「お金もかかるし、さてどうしよう?」、只今思案中である。