東京湾の沿岸はほとんどが埋立地である。その中でも有名なのが「夢の島」。1950年代からゴミの処分場として埋め立てが進んだが、今では隣接の辰巳地区から都内有数の緑地面積を誇る海に浮かぶ緑の島の様相を呈している。先週までの郷愁を求めて郊外の散歩から、今日は正反対の湾岸の人工の地を歩いてみることにした。
有楽町線の辰巳駅で降り、夢の島を通って新木場方から若洲へ向かって歩く。新しい埋立地に造られたのは国際水泳場や熱帯植物園などの公共施設、さらに都心には建設しづらい清掃工場やヘリポートや地下鉄の車両基地。そしてそれらをカバーするように大型の公園や緑道が計画的に配置されている。
歩いてみて感じるのは「まだ人が住む環境にはない」と言うことである。江戸時代の木場(貯木地)から移転したきた新木場付近は、材木商や木材加工、合板工場、それに物流会社などの営業所があり、駅前はオフィスビルもあるものの住宅地はない。したがってスーパーなどの小売店は無く、工場やオフィスの需要でコンビニが少しある程度である。散歩の最後に行った東京ゲートブリッジの先の人工島は今も埋め立が行われいるようである。この地域は全体的に人の温もりの欠けた物寂しさのようなものも感じる。人がいなくなっていく田舎町とは少し違った寂しさである。

辰巳水門

辰巳運河

辰巳から夢の島公園に向かう

辰巳の森緑道公園
TVドラマ「HIRO」のロケ地にも使われた桜並木

辰巳国際水泳場

砂町運河

夢の島公園

公園内にある第五福竜丸展示館

「第五福竜丸」は昭和29年に太平洋のマーシャル諸島にある
ビキニ環礁でアメリカが行った水爆実験によって被害を受けた。


夢の島熱帯植物園








ウチワヤシ

夢の島カフェ

夢の島公園


夢の島緑道公園

新江東清掃工場

荒川の河口 手前が京葉線

新木場緑道公園

新木場緑道公園の東側は荒川の河口

海鵜?河鵜?

河口の先は東京湾
潮目が変わった先の貨物船は浮いたように見える

対岸は浦安

ズームすると遠くにデズニーランドが見える

さらにズーム

これが目いっぱい

東京ヘリポート

東京ヘリポート

ヨット訓練場

ヨット訓練場

若洲海浜公園

陸側は若洲ゴルフリンクス

海側は自転車道

自転車道の先は東京ゲートブリッジ

橋をスケッチしている女性

東京ゲートブリッジは恐竜橋の愛称で知られる

東京ゲートブリッジ展望台から
橋の先は埋め立て処分地、右側は歩道があり向こう岸まで行ける。
しかし人は通り抜けられないので、又戻ってくるしかない。(往復50分)