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60歳からの眼差し

人生の最終章へ、見る物聞くもの、今何を感じるのか綴って見ようと思う。

旧甲州街道(11)韮崎~長沢

2020年10月26日 14時54分12秒 | 散歩(4)

 暑くもなく雨の心配もなし、歩くには絶好の気候です。
 韮崎を過ぎてから右手(東側)に高さ100m~200mぐらいの崖(高地)が続きます。反対の左手(西側)は南アルプスを始めとした山々が迫っている
甲州街道は丁度東と西に別れた窪地の中を進んで行いる。これが有名な静岡と糸魚川を結ぶフォッサマグナなのであろう。この左右の山に囲まれ溝の底のような状態は長野県に入るまで何十キロも続くようである

 国道20号線を整備した時、たぶん旧甲州街道を拡幅して使ったところと、新たにバイパスを通したところが有る。新たに整備した区間は旧街道が並行して残っていて、昔からの街道の趣を残している。その街道に並ぶ家々は昭和の建物がほとんどで、歩いていると昭和にタイムスリップした感がある。そこは時間がゆっくりと進み、人は皆のんびりと暮らしているように感じる。こんな空間に身を浸して歩いていると、自分自身もゆったりとした気分になれ至福の時なのである。だから今も歩き続けているのだろう。

   

               韮崎駅

   

   

            甲州街道に出る

   

      

              韮崎観音

          

           足元で工事している人が

   

            小林一三翁生家跡

       跡地は「にささき文化村」になっている

   

   

             20号線

       

       武田信玄が治水のため堤防の根固めに

         並べ据えた巨石が十六石  

   

             20号線を右折

   

              旧街道

   

   

   

   

   

   

             茅葺の武家門

   

              神明宮

      

         南無阿弥陀仏名号碑(赤地蔵)

 表面が赤く塗られていたことから地元では赤地蔵と呼ばれる

   

   

             20号線に合流

   

         右(東側)は高い崖が続く

   

        左(西側)は南アルプスを含む山々

   

   

   

      

      私と同じ案内書を持った人が「こんにちわ」と

                声をかけて抜いていった。彼女も街道1人旅?

   

              穴山橋

   

               釜無川

   

          遠くに八ヶ岳連峰が見える

   

            右折して旧街道に、

   

   

   

              小武橋

   

      右(東側)にそびえる高い崖は続いている

   

          小武川を越えると北杜市

   

   

   

              大武川橋

   

               大武川

   

   

            右折して旧街道へ

   

   

      

          甲府より七里目の一里塚跡

   

   

            甲州街道 古道

   

             ここから土道

   

   

   

   

   

           古道は尾白川沿いにある

   

               尾白川

   

   

   

         20号線から右折して旧街道へ

   

   

              台ケ原宿

   

            左手の喫茶店でランチ

   

        ランチセット980円(税込)を注文

   

               サラダ

   

             カレーライス

   

          パンプキンのケーキと珈琲

   サラダ、デザート、珈琲付き、このグレードで980円、

       すべてが美味しいく良心的な価格に大満足

   

              七賢蔵元

   

          山梨銘醸は寛延二年の創業

   

   

            明治の登記所跡

   

            日本の道百選標識

   

      

      喫茶店のマスターに教えてもらって14:39の

      北杜市民バスでJR長坂駅まで戻ることにした。

   

             市民バスは無料

   

            JR中央線長坂駅(無人)

        

       駅は海抜740m、台ケ原は580mなので

       甲州街道と駅とは160mの高低差がある。

   

               長坂駅

 

 

 


旧甲州街道(10)甲府~韮崎

2020年10月20日 16時33分21秒 | 散歩(4)

 折角甲府まで来たのだからと、駅の近くにある甲府城祉(舞鶴城公園)を見てから歩くことにした。本丸跡まで登ると甲府市街が一望できる。西の方向には先週初冠雪があった南アルプスが白い頂を連ねている。この街ではこれからの季節、白く輝く南アルプスの山並みを見ることができるのである。うらやましい限りである。

 甲府を抜け甲州市に入ると次第に昇り坂が始まる。ある程度登って後ろを振り返ると雲の傘を被った富士山が見えた。竜王駅、塩崎駅のそばを通り韮崎駅まで歩く。体力的にはまだまだ歩けるのだが、次第に遠くなると中継地点までの往復時間が掛かり、歩く距離が短くなってくる。秋の深まりと歩調を合わせ日没も早くなる。さて何処まで行けるのかが課題になってきた。

   

              甲府駅前

   

              舞鶴城公園

   

   

   

               謝恩碑

   

              甲府市街

   

            鳳凰山 千丈ヶ岳

   

            間ノ岳 農鳥岳

   

             甲斐駒ヶ岳

   

           甲斐駒ヶ岳 標高2967m

   

   

   

   

             山梨県庁

   

               駅前通り

   

        自転車道と歩行者道が整備されている

   

       

       前回旧甲州街道を離れた地点 ここを右折

         

             身延道追分道標

   

           行く手に甲斐駒が見える

   

              貢川橋

   

               貢川

       

       

       

   

            サイカチの木 樹齢300年

        

        

   

          業務用の店 1軒でかっぱ橋

   

   

           左は県立美術館と文学館

   

          中央自動車道 甲斐市に入る

       

   

              竜王駅

   

           しだいに昇り坂になる

       

       

   

            振り返ると富士山

   

               下今井

   

   

   

             上は中部横断道

   

   

              泣石

   

             左が塩崎駅方面

   

               塩崎駅

       

   

   

   

               ザクロ

   

          ずんぐりした船方神社の鳥居

   

   

              塩川橋

   

            中央本線塩川鉄橋

   

             富士山が見える

   

          韮崎市に入る 交差点を右折

       

       

   

              鰍沢横丁

         鰍と書いてカジカまたはどじょう?

   

           ハナミズキの並木が続く

   

              ハナミズキ

            

   

   

   

        弘化二年創業の旅人御宿(現業)

       

          信号を右折して韮崎駅へ

       

       

   

   

               韮崎駅

      

         韮崎市は大村智博士のふるさと

   

               韮崎駅

   

   


旧甲州街道(9)

2020年10月14日 07時18分17秒 | 散歩(4)

 台風14号が関東の沖合を通過した。朝、家出る時はまだ霧雨が降っている。前日、甲府地方の天候を確認したら晴れのち曇り、まあ大丈夫だろうと旧甲州街道の続きを歩くことにした。

 勝沼ぶどう郷駅を降りると道路も乾いており薄曇りであったが、1時間も歩くと日が照ってきて真夏日の様相になってきた。ぶどうで有名な勝沼は甲州市、甲州市から山梨市、笛吹市と甲府盆地の町を通って甲府市に入る。

 甲府市は人口18万人足らずだが、さすがに山梨県の県庁所在地、県庁、市役所、裁判所、日銀支店と官庁街に並び、街も電柱がなく整然として綺麗である。首都圏の都市に比べるとコンパクトにまとまった住みやすい街のように思われた。

   

          勝沼ぶどう郷駅 駅前

   

            勝沼ぶどう郷駅

   

          街には雲が垂れ込めている

   

   

              甲府盆地

   

   

        駅が小高い所にあるため下り坂が続く

   

       前回、旧甲州街道を離れた地点まで出た

   

          411号線 本陣槍掛けの松

   

   

   

            朽ちた3階建ての蔵

   

           だらだらとした下りが続く

   

            一面のぶどう畑

   

   

      道の両側にぶどう狩りの店が多く並んでいる    

   

   

   

            山梨市に入る

   

   

           左は大戸屋創業者の生誕の家

   

      大戸屋もコロワイドに乗っ取られてしまった

   

      所々で411号線を離れ正式な旧街道へ入る

   

   

   

   

   

             笛吹市に入る

   

   

   

         この辺りはぶどう以外にも桃の産地

        

               3層の蔵

   

   

             笛吹川に沿った道

   

             411号線と合流

   

   

   

               笛吹橋

   

              笛吹川

   

   

             笛吹権三郎像

 洪水で流された母を日夜笛を吹きながら探したと言い伝えがある

   

   

              丸石道祖神

   

   

   

   

              テアトル石和

          昔の映画館、今は貸し館専用か?

   

            ここにも丸石道祖神

   

   

              石和宿

          

   

      石和は温泉観光があるから町はきれいである。

        

   

        途中に足湯の施設があったので一休み

   

           結構熱い湯が流れている

   

   

              石和八幡宮

   

   

        

             甲府市に入る

   

              平等川

   

   

          

              酒折宮道標

   

         酒折駅近くにある山梨学院大学

   

            箱根駅伝で有名

        

               JR身延線

            ここで道は90度曲がる

        

             再び90度曲がる

   

          右は石川家住宅 糸繭の問屋

        

           堀内に道祖神が祭ってある

        

            ここでも90度曲がる

        

               再び90度

   

        

        

        

            その後もクランクが続く

        

   

            今日の行程はここまで

          相生歩道橋を右折して甲府駅に向かう

   

            甲府市の官庁街

      県庁、市役所、裁判所、日銀支店等が並んでいる

   

   

               甲府駅

   

                甲府駅

   

   


旧甲州街道(8)笹子~勝沼

2020年10月06日 12時19分41秒 | 散歩(4)

 旧甲州街道最大の難所になるのであろうか、今回は笹子駅から笹子峠(1050m)を越え勝沼ぶどう郷駅まで歩く。旧街道は20号線が笹子トンネルに入る手前から山道に入る。土道の急な登りを昇りつめ峠を越えて駒飼宿まで約4時間、途中に1軒の民家もない。今回は途中で2組の歩行者に出会ったが、この行程を1人だけで歩くと相当に不安になったろうと思う。下りになり麓に駒飼宿の民家がチラチラ見えて来たときはホッとする。昔の旅人も同じような気持ちになったのだろうと思う。

  

              笹子駅

  

          国道20号線に降りる

  

             20号線

  

  

             黒野田宿

    

          笠懸地蔵(珍形石造地蔵)

  

  

           すっかり秋の気配

  

            石仏石造群

  

  

             笹子川

  

        ここから20号線と離れ県道に

  

              県道

  

            県道を離れ山道へ

  

         この先笹子峠を越え駒飼宿まで民家がなくなる

  

  

  

  

     

          通行止め、県道を迂回

  

              県道

  

             矢立の杉

  

 

             矢立の杉 

     

 

  

  今回会ったのは同じように旧甲州街道を歩いている2組の

 男女のペア。1組は50代の夫婦で、やはり日本橋から歩いて

 いるという。  もう1組は70歳前後の街道仲間だそうで、

 昨年単独で街道を歩いていて、たまたま一緒になって話したら、

 何と同郷でごく近くに住んでいたことが分かった。これは奇跡と

 すっかり意気投合して、それからは一緒に歩くようになっとか、

 旅は道連れ、しばらく私も一緒に歩きました。

  

  

  

            県道に合流 

  

             笹子隧道

  

         車一台が通れる真っ暗なトンネル

     この隧道は通らず、さらに上って笹子峠を目指す

    

  

     

              笹子峠

  

         ここで2人の同行者と別れる

  

            県道を分かれ山道へ

  

    

             丸太橋

  

  

            2つ目の丸太橋

  

             崖崩れの跡

  

  

  

             再び県道へ

  

  

  

  

  

              芭蕉碑

  

             駒飼宿

  

             駒飼本陣跡

  

  

  

             中央高速道

  

  

            国道20号線と合流

  

  

         サビ色の風合いの甲州鞍馬石

  

            鶴瀬関所跡

  

            長柿洞門

    

            近藤勇像

  

            柏尾古戦場跡

  

          ぶどう寺 大善寺

  

       ここから20号線と別れ県道38号線へ

  

      道路脇に、ぽつぽつと観光ブドウ園が

  

          右はワイン民宿鈴木園

  

         本日の旧甲州街道はここまで 

        県道を離れ勝沼ぶどう郷駅へ向かう

  

  

  

  

     袋掛けは生食ようで剥き出しはワイン用か?

  

             ブドウ園

  

  

  

  

            シャトー勝沼

  

  

   シャトー勝沼の販売所で赤ワインとぶどうパンを買う

  

            広がるブドウ園

  

  

           勝沼ぶどう郷駅