60歳からの眼差し

人生の最終章へ、見る物聞くもの、今何を感じるのか綴って見ようと思う。

日光街道(13)

2019年02月22日 08時28分11秒 | 散歩(8)
 2月9日(土)、関東地方に雪が降った。翌日の10日は晴れという予報だったので日光街道を歩くことにした。薄っすらと雪の積もったお寺、雪が残る畑、久しぶりの雪景色である。快晴で暖かな日差しの中、今日はそれに加味して雪景色、「雪の翌日に来て良かった」そう思える散策である。
 
    
 
                     石橋駅西口
              グリム童話をモチーフにしたからくり時計
            なぜグリムの時計塔があるのかは、歩いて分った
 
    
 
                        開運寺
 
    
 
          江戸時代は将軍、明治時代は明治天皇が休憩された
 
           
 
           
 
           
 
           
 
    
 
           
 
    
 
                    孝謙天皇神社
          伝承では孝謙天皇に仕えていた女官の篠姫と笹姫が、
       天皇の遺骨(分骨)を仏舎利塔に収めてこの地に安置し供養した。
 
    
 
           
 
    
 
    
 
           
 
           
 
    
 
                     グリムの森
 
    
 
                 なぜこの地にグリムの森??
     グリム童話を書いたグリム兄弟が活躍したのはドイツのシュタインブリュッケン村、
     シュタイン=石、ブリュッケン=橋、ということで石橋、ということから昭和50年
     姉妹都市の盟約を結び、以来交流を続けてきた。
 
    
 
                      グリムの館
 
 
                  右の建物が「お菓子の家」
 
           
 
                  4号線を歩く老年夫婦
 
           
 
                鞘堂地蔵尊(さやどうじぞうそん)
 
    
 
               安産地蔵としても信仰されてていて、
   無事出産が終わると、男の子は白女の子は赤の細い紐を供えてお参りをする
 
           
 
                  上は北東北自動車道
 
           
 
    
 
               本日のランチ とんこつ醤油つけ麺
 
           
 
                     国道4号線
 
           
 
                   4号線を右に入る
 
           
 
                上が東北新幹線、下が宇都宮線
             東北本線(宇都宮線)のアンダーパスで渡る
 
           
 
    
 
                    農家が多い
 
           
 
                    道の右側に石仏
 
    
 
           
 
           
 
           
 
              
 
    
 
                      茂原観音
 
    
 
        承安4年(1174年)この地に住む宇都宮氏の家臣・裳原家次が、
          枕元に立った観音像を彫って祀ったのが始まりと伝わる
 
    
 
             宇都宮市だからか大谷石の塀や蔵が多い。
           この蔵の真中に「寺内」の文字が刻まれていたので、
        それから家の表札や蔵を見ていくと「寺内」の姓が多いのに驚く
 
           
 
                   この内の蔵も寺内
 
           
 
                     ここも寺内
 
           
 
           
 
           
 
           お墓で確認すると全体の3割程度が「寺内}だった

   
   
   
  
       やはりこういう農業の地域は人の入れ替わりが少ないのであろう   
 
    
 
               大谷石が多く使われている
 
           
 
                   東北新幹線の陸橋
 
           
 
                  茂原自衛隊前交差点
                  左にも寺内の名前が
 
    
 
                陸上自衛隊 宇都宮駐屯地
 
           
 
           
 
                     雀宮本陣跡
 
    
 
                    雀宮脇本陣跡
 
    
 
                    雀宮脇本陣跡
 
           
 
                     駅前通り
 
    
 
                       雀宮駅
 
           
 
                      駅改札口
 
 
 
 

日光街道(12)

2019年02月15日 08時31分59秒 | 散歩(8)
 今日はJR小金井駅から石橋駅までである。古い日光街道は今の国道4号線へと変化していったのだろうが、所々で4号線と平行して本来の古い日光街道が残っている。行程も半分を過ぎ2/3に近づいてくると、その古い日光街道は周りに人家もなく広々とした畑の中の1本道を歩くことが多くなる。たぶん往時は街道を歩くということは、こんな静かな雰囲気だったのだろうと思って歩いていた。
 
    
 
                    小金井駅前
             駅前に展示された蒸気機関車の動輪
 
           
 
                       4号線
 
    
 
                    小金井の一里塚
                 日本橋から22番目の一里塚
 
           
 
              二つの塚の間を日光街道があった
 
    
 
                      慈眼寺
 
              
 
    
 
                      慈眼寺
 
              
 
              カプセル墓地というのが気になって見に行く
 
        
 
           この年になると自分のお墓をどうするかを考えてしまう
 
           
 
    
 
                     金井神社
                   小金井宿の鎮守
 
           
 
                    小金井宿本陣跡
                  大越家の屋敷門が見られる
 
    
 
                   門の内部は空き地
 
           
 
    
 
                       蓮行寺
 
    
 
             枯山水の庭に丹頂鶴の像を配している
 
              
 
           
 
                       4号線
 
    
 
                  右手に東北新幹線
 
    
 
                    左手は畑が広がる
 
           
 
                    遠くに雪を被った山
 
    
 
    
 
           
 
    
 
                     下野市役所
 
           
 
            市役所を過ぎ左に入って脇道が古い日光街道
 
           
 
    
 
    
 
           
 
    
 
    
 
             道は畑と畑の間を真っ直ぐな古い日光街道
 
    
 
    
 
           
 
               突き当りを右に折れると4号線に戻る
 
    
 
                       4号線
 
           
 
           
 
          私と同じように4号線を北に向かって歩いている人がいた
 
    
 
    
 
                   丸大食品関東工場
              入り口に大きな慈母観音像が立っている
 
    
 
                    下石橋の石仏群
 
    
 
                    石橋愛宕神社
 
    
 
                    石橋愛宕神社
 
           
 
           
 
                    石橋駅前通り
 
           
 
    
 
                   栃木名産のかんぴょう
 
    
 
                     JR石橋駅
                ロータリーにグリムからくり時計台
 
        
 
                  ブレーメン音楽隊の像
 
 
 
 

日光街道(11)

2019年02月08日 08時41分44秒 | 散歩(8)
 今日は小山宿から小金井宿までである。古河宿でも感じたが、やはり同じ日光街道の宿場町でも城下町はその規模や街の品格が違うように思える。小山市の中心部にある神社仏閣、祇園城跡などを見たあと4号線に出て北を目指す。右手には常に東北本線(宇都宮線)と東北新幹線が走り、この日光街道(奥州道を兼ねる)が今でも東北へのメインルートであることが分る。
 
 
           
 
                      JR小山駅
 
           
 
    
 
                       常光寺
               鎌倉時代に創建された浄土宗の寺
 
    
 
              小山宿脇本陣跡(明治天皇行在所跡)
                  現在も玄関が残されている。
          明治8年」明治天皇の東北巡幸では行在所に使われた。
 
           
 
    
 
                    小山御殿広場
 
           
 
    
 
                       思川
 
    
 
                   思川土手の桜並木
 
           
 
              桜の里親制度で2000本が植えられた
 
           
 
                     城山公園
 
    
 
                 城山公園から思川を見下ろす
 
    
 
      小山氏の居城で徳川家の重臣・本田正純が拡充した祇園城の跡地
 
    
 
    
 
    
 
    
 
    
 
    
 
                      光照寺
             永仁5年(1297年)創建の時宗の寺
 
        
 
          現代にある地蔵尊は全身グルグルに布で巻かれている
 
           
 
           
 
    
 
                       興法寺
    小山氏代々の祈願所として城内に置かれたが、江戸時代にこの場所に移転
 
    
 
           
 
    

                     菓子屋の右から天翁院の参道が始まる
 
           
 
              天翁院の参道、今は民家が並んでいる
 
    
 
                      天翁院
 
    
 
                 境内は広く本堂が遠い
 
    
 
    
 
            久寿2年(1155年)小山政光の開其と伝わる
 
           
 
     

                 広い境内を抜けて4号線へ
      
 
           
 
                    両毛線の踏切
 
        
 
    
 
              高さ30m推定400年以上のケヤキの大木
 
    
 
                     日枝神社
        社殿の背後には祇園城の出城と考えられる土塁が見られる
 
           
 
              国道4号線の脇にある細い道へ入る
 
           
 
                  これが古い日光街道
 
           
 
                    新幹線の傍を通る
 
           
 
                     再び4号線
 
    
 
                     新田宿本陣跡
              新田宿は全長400mの小さな宿場
   天宝の記録では家数59軒、本陣脇本陣が各1軒旅籠11軒で人口244人
 
             
 
                個人宅の入り口に本陣の表札
 
    
 
               他の個人宅にも昔の屋号の表札が
 
           
 
    
 
                 檀原神社(星宮神社)
 
    
 
                 檀原神社(星宮神社)
 
           

                           4号線にラーメン屋が並ぶ
 
           

                            栃木タンメンを選択
 
           

                            栃木タンメン(750円)
 
           
 
           
 
                  小山市から下野市へ
 
           
 
           

                              駅前通り
 
           
 
                    JR 小金井駅
 
           
 
                  駅前に蒸気機関車の車輪
 
 
 
 

日光街道(10)

2019年02月01日 08時21分31秒 | 散歩(8)
 日光街道の街道歩きも半分を過ぎ、今日は栃木県小山市の間々田から小山駅までである。小山市は人口16万7000人、宇都宮市に次いで栃木県第二の人口をもつ都市である。栃木県南部の中心都市であるとともに、東北新幹線、宇都宮線、両毛線、水戸線が通じ、東京方面と当地周辺部、栃木県南部および茨城県西部を結ぶ玄関口となっている。
 
 前回今回と小山市を歩いてみて、ゆったりと伸びやかな雰囲気を感じる。旧日光街道沿いには歴史遺産があり、街道を少し外れると広々とした水田や畑、それなりに人口集積があるから商業施設も整っていて暮らしやすさを感じる。時々地元の人と会話しても親切で穏やかである。冬の暖かい日差しの中そんな街道をゆっくりと歩いていると、何時までも歩いていたいと思うのである。
 
           
 
                     JR小山駅
 
             
 
                   駅前のターミナルに
              郷土芸能のジャガマイタの像が立つ
 
      「ジャガマイタ」は「蛇がまいた、蛇がまいた」と叫びながら歩く蛇祭り。
     蛇がまいたの「まいた」は「参った」またはトグロを「巻いた」の意味らしい
 
           
 
                    駅前通り 交差点を右に
 
           
 
                    国道4号線に出る
 
           
 
                 小山市立車屋美術館
 
    
 
             葉書大に絵を描いた作品展が催されたいた
 
    
 
    
 
                     小川家邸宅
            明治末期、乙女河岸から日光街道沿いに移り
              肥料問屋を開いた小川家の邸宅、
 
    
 
                   母屋は二階建て
 
    
 
                二階の一室のみ洋室にしてある
 
           
 
                      4号線
 
        
 
                  逢いの榎(あいのえのき)
            昭和40年の台風で倒れるまで樹齢300年以上、
            高さ11mの2本のエノキが絡むように立っていた。 
       日光街道を旅する人の目印であり、木の脇に小さな祠があり、
      恋愛成就のご利益があると信じられていた。現代のエノキは2代目
 
    
 
                      龍昌寺
           慶安4年3代将軍家光の遺骸を日光廟に移す際は
              本堂脇に棺を安置する建物を新築した
 
    
 
             龍昌寺境内に立つ「寝起不動尊(ねおこし)」
        本尊の不動明王は摸庵和尚が水戸城内から運んだと伝わる。
       それで、衰弱した和尚は寝込むが、枕元に現れた不動明王の力で
       元気になり床払いできたことから寝起不動尊と呼ばれるようになった。
 
              
 
           
 
                間々田紐は大正中期から継承される。
           草木染の絹糸を手組みしたしなやかで上品な組紐
 
                    
 
    
 
                      おたけ坂
       語り伝えでは、旅籠の娘・おたけは親の決めた縁談を断り切れず、
        恋人の佐平と夜逃げする。しかし、この坂で捕まり殺される。
           地元の人は2人を弔い、おたけ坂と命名した
 
    
 
            あちらこちらで畦の枯れ草を焼く煙が立ち昇る
 
    
 
                 遠くに雪を被った山が見える
 
    
 
           
 
    
 
                    間々田八幡宮
        天平年間の勧請と伝わる。源頼朝も戦勝祈願をしている
 
              
 
                   愛嬌ある顔の狛犬
 
    
 
           
 
    
 
                     浅間神社
 
    
 
                     千駄塚古墳
              6世紀に造られたと考えられる大型の円墳
 
    
 
                      西堀酒造
 
           
 
           
 
    
 
              「アンフランベルジュ」というブライダルホール
 
    
 
    
 
                 安房神社(あわじんじゃ)
 
         平安時代にまとめられた「延喜式」に名を連ねる古社
 
    
 
            このあたりはモミの群落で天然記念物になっている
 
           
 
    
 
                    須賀神社参道
 
    
 
                      須賀神社 
 
               
 
                   鳥居の傍に小山評定之碑
              秀吉が死去した後、石田光成が大阪で挙兵。
         その折家康が諸将を小山に集めて軍議開く。これが小山評定
 
    
 
                   新しいタイプの手水舎
 
           
 
                  手をかざすと水が出てくる
 
    
 
                     須賀神社本殿
 
    
 
                      妙連寺
 
    
 
           
 
                     駅前通り
 
    
 
                      JR小山駅
 
    
 
       小山駅は新幹線、宇都宮線、両毛線、水戸線と交通の要所