10月30日(金) 天気=曇り
08:12吾妻山国民休暇村→ 08:41~48吾妻山→ 09:04南ノ原分岐→ 09:23吾妻山国民休暇村
昨夜宿泊した「吾妻山国民休暇村」の標高が1000mあり、吾妻山までの標高差がたったの240m程しかない。しかも宿から山頂まで直線距離で僅か1キロで、窓から山頂標識が肉眼で見える近さである。これじゃ登山と言うより裏山散策と言った方が的を得ている。
吾妻山国民休暇村本館
本館裏の大池
そんな気分で宿から歩き始める。近くに点在する池には、朝食を終えた幾人かの宿泊客が散策を楽しんでいた。牧場の様な草原をしばらく登るとベンチが一つ置かれた小彌山(コミセン)と呼ばれる丘に着く。ここから緩やかな尾根越しに吾妻山までもう僅かな距離だ。
吾妻山への登山道
小彌山から吾妻山
その緩やかな道を伝って吾妻山に到着した。宿から歩いてたったの30分だった。これじゃアッケなくて朝飯の腹ごなしにもならない。360度の展望だけど曇り空の下、墨絵のように色彩の無い風景に心も弾まない。消化不良の気持ちのまま、早々に山頂を後にする。
吾妻山山頂
山頂から吾妻山国民休暇村方面
南ノ原に向かう下山道
下山は南ノ原に向かう草原の明るい尾根道、ススキの原を抜けると南ノ原分岐に着いた。此処を右折して国民休暇村へ向かう林間の散策路に入る。良く整備された心地よい道で幾人かの人が散策を楽しんでいた。昨夜泊った休暇村のコテージ裏を通過し国民休暇村の本館に戻って来た。今日は僅か1時間10分程の登山(散策)だった。
南の原付近のススキ
国民休暇村へ向かう林間の道
昨夜泊ったコテージ(ガスストーブが切れ寒くてあまり寝れなかった。)
タップリ時間があまったので、先年世界遺産になった島根県の「石見銀山」に向かう。お昼頃案内所に着き、PM1時からガイド案内があるというので便乗した。採掘跡やら史跡をボランティアのオジサンが約3時間を掛けて案内してくれた。
やはり詳細を聞きながら見学すると、この鉱山が世界遺産となった理由が良く理解できる。個人で採掘跡だけ見たら「何だ。こんな所か」とガッカリしただろう。有意義な時間を過ごせたと思う。正直今日は、吾妻山登山よりも石見銀山で約7~8キロを歩いた観光の方が疲れた。