Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

山梨県、三つ森北峰~奈良倉山登山 

2015年11月25日 | 山歩き

11月24日(火)   天気=晴れ曇り

 

07:45富岡バス停→ 08:30~33 662ピーク→ 10:16~30三つ森北峰→ 10:58~11:00大寺山→ 11:15小寺山→ 11:36~45西原峠→ 12:18~13:14佐野峠→ 13:54~14:08奈良倉山→ 14:45~53鶴峠→ 15:30小菅村、小永田

 

 奥多摩山地の西端、鶴峠から奈良倉山~西原峠を経て中央沿線の権現山に延びる山稜は、古い地図には登山道が無く未知の山域だったので一度は歩きたいと思っていた。未明に我家を出発し、小菅村の日帰り温泉「小菅の湯」にはAM6時頃着いた。

 富岡のバス停

 07:06発の大月駅行始発バスに乗って40分程で大月市駒宮集落の富岡バス停に着いた。ここから歩き始める。今朝は朝から蒸し暑く、長袖シャツ1枚でも汗が滲み出る。集落の狭い道を「麻生山へ」と書かれた小さな標識を伝って進んで行く。

 麻生山への登山口

 程なく「長尾根」沿いの登山道に入った。最初は笹薮や倒木で歩き辛かったが、進むにつれ、落葉が積もった樹林の道に変った。駒宮嶺(584m)の小さなピークを越え、更に進むと地図に示された662m地点で標識は無くGPSで確認する。

 662m地点

 長尾根を更に登って行くと、麻生山から三つ森北峰に連なる稜線がだんだん近づいてくる。紅葉は盛りを過ぎたのかもう一つパッとしない。樹林の道は緩やかで気持ち良いが落葉と泥で滑り易く歩き難い。チョット踏ん張ったら先日ジョギングで痛めた右足脹脛がズキッと痛みを発した。

 ここで悪化したら登山を諦めねばならない。サポーターを装着すると何とか歩けそうだ。麻生山直前の標識で左へ曲がり、山腹のトラバース道を進んで行く。そして三つ森北峰の南隣りのピーク(これが南峰かな?)手前で稜線に合わさった。

 麻生山のトラバース道

 南峰?と北峰間は岩場の急登、急降下の険しい道で難渋した。辿り着いた三つ森北峰(1202m)には、何故か割れた大きな鏡が設置されていた。一体何の為にあるのだろう?山頂からは頭に白雪を乗っけた富士山が眺望できた。

 三つ森北峰手前の岩場

 三つ森北峰山頂

 山頂から南の眺め(右側手前は百蔵山その奥は丹沢の山々)

 北峰から大寺山へは穏やかな尾根道になったので歩き易くなったが、踏ん張ると右足がズキッと痛むので早く歩けない。大寺山(1226m)は小さな標識がポツンとあるだけの山頂で、樹林に囲まれ眺望は無い。

 大寺山山頂

 大寺山を降りしばらく行くと尾根が左右に分岐して、右の尾根へ進みそうになるが左の尾根が正しいルートで、「松姫温泉に至る」と書かれた標識が目印になる。小寺山手前で道が巾広い作業道に変った。小寺山(1165m)は広い尾根の高まりで標識は無く、GPSで確認する。

 私の地図には小寺山~西原峠間はヤブが多いとあったが、そんな事も無く幅広の作業道を進み、西原峠手前で作業道を離れ、鹿避け柵沿いに直進すると西原峠に着いた。峠から西には大菩薩連峰の眺めが良い。ここから松姫温泉に降る道が左に分岐しており、降ろうかという思いが一瞬浮かんだが、無理しなければ大丈夫と思いを改めた。

 西原峠手前から大菩薩連峰

 西原峠(右が松姫温泉へ降る道)

 西原峠から作業道は徐々に標高を上げていく。途中眺めの良い場所から見る富士山が絶景だった。西原峠から約30分程で佐野峠に着いた。12時を過ぎていたので、お湯を沸しここでランチタイムとする。

 佐野峠手前の道から富士山

 佐野峠

 具の無いラーメンとオニギリと缶ビールの昼食

 1時間のランチタイムを終え、ほろ酔い気分で出発する。作業道沿いに北へ進んで行くと前方にゆったりとした山容の奈良倉山が見えてきた。十文字峠(標識無し)に降り、そこから奈良倉山へ作業道は緩やかに高まって行く。

 作業道から奈良倉山への分岐地点

 やがて右手に「奈良倉山」と書かれた標識があり、そこから樹林の中の踏み跡を登って行くと程なく奈良倉山(1349m)に着いた。樹林の山頂は広々としており西の方角から富士山を望む事ができる。時間は既に午後2時、計画ではこの先、松姫峠~鶴寝山を越えて小菅の湯に下山する予定だったが途中で暗くなってしまいそうだ。予定を変更してここから鶴峠に降る事にする。

 奈良倉山山頂

 山頂から樹林の中を東へ直進すると鶴峠に降る登山道に合流し、その後は登山道沿いに降って行く。山頂から40分程で県道が通る鶴峠のバス停に着いた。時刻表を見ると小菅の湯へ向かう村営バスは30分後だ。30分待つなら歩こうと車道をテクテク降って行く。

 鶴峠へ降る道

 鶴峠のバス停

 小菅の集落に入るとけっこうアップダウンの道が続きだんだん疲れてきた。ちょうどそこへ村営バスがやって来て、運転手さんが「乗りますか?」と声を掛けてくれた。これ幸いとバスに乗りアッケなく小菅の湯に到着した。料金はたったの100円で、これなら峠で30分待ってりゃ良かったと後悔した。

 私を乗せてくれた村営バス(小菅の湯)

 小菅の湯で山の汗と疲れを流した後、我家へと帰宅の途についた。今日は計画通りでは無かったが、目標としていた未知の山域を歩き通す事が出来た。右足の痛みも大事に至らず取りあえず満足の山行だった。

 

 

 

 

 

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