10月26日(月) 天気=晴れ
08:10高原の宿氷太くん→ 08:23仙谷コース入口→ 08:45自然歩道分岐→ 09:55~10:04仙谷コース分岐→ 10:23~54氷ノ山→ 11:10仙谷コース分岐→ 11:38~45氷ノ越→ 12:21氷ノ山キャンプ場→ 12:38高原の宿氷太くん
昨夜は標高800mの登山口に立つ「高原の宿氷太くん」に泊った。変わった名前だが展望風呂からの眺めが素晴らしく料金もリーズナブルで中々快適な宿だった。今朝は宿から歩き始める。登山口付近はスキー場やキャンプ場等リゾート施設が充実している。
高原の宿氷太くんから氷ノ山方面(山頂は見えない。)
登りは沢沿いの仙谷コースを進む。山頂への最短コースだが鎖場等あるので敬遠されるのかあまり歩かれていないようだ。スキー場ゲレンデの端から登山道が始まる。最初に小さな沢を横切り次の沢が仙谷で、ほぼ直線上に沢を登って行く。巨大な樹木や鎖場等があり、変化に富んで退屈しない道だ。
スキー場ゲレンデから登山道が始まる。
仙谷コースの樹林
仙谷(標識が随所にあり、道も明瞭)
仙谷コースの鎖場
源流に着いた辺りで標識に導かれて沢から離れ、樹林帯を急登して仙谷分岐に着く。氷ノ越コースが此処で合流する。後は山頂まで20分程の距離、緩やかで幅広い道を登って行く。こしき岩の左手を巻いて進むと9合目の標識がある。そこから一登りで兵庫と鳥取県境の山、氷ノ山(1510m)に着いた。
沢から尾根へ向かう地点
仙谷コース分岐地点
氷ノ山山頂直下
山頂からは360度の眺め、西の方向に一際目立つ高山が見えたので、写真を撮ってくれた地元の人に聞くと名峰、伯耆大山で、よほど天気に恵まれなければ見る事は出来ないと言うから我々はラッキーだった。氷ノ山へは兵庫県側からも登山道があり、登山者が次々と登って来る。30分ほど滞在の後、山頂を後にする。
氷ノ山山頂
山頂から扇の山方面(中央ヤヤ右の山)
山頂から伯耆大山方面(中央奥に小さくかろうじて見える。)
山頂避難小屋(2階建でよく整頓され快適な小屋)
下山は氷ノ越コースを降る。こちらは緩やかな尾根道で歩き易いから次々と登山者が登って来る。その中に兵庫県警機動隊の団体もいて、元気な声で「コンニチワ」と挨拶してくれた。
下山の道(筋雲が秋の風情)
緩やかな下山の道
山頂から40分程で氷ノ越に着いた。可愛い避難小屋が建つこの峠は、伊勢参りの道として昔から人々が歩いていたようだ。氷ノ越から樹林帯のジグザグ道を緩やかに降って行く。登山口に近づいた頃道、の分岐点に着いた。どちらが良いか判らぬので左手を進むと電気柵に道を阻まれたが、出口と書かれた看板がありそこから鉄線を外して通過できた。もうその先が氷ノ山キャンプ場の敷地で立派で広大な施設で紅葉が美しい。敷地内の車道を降って、お昼過ぎ「高原の宿氷太くん」に戻って来た。
氷ノ越の可愛い避難小屋
旧伊勢道の紅葉
道を遮断する鹿避け電気柵
氷ノ山キャンプ場
高原の宿氷太くん
宿泊者は無料で入浴できるので、ノンビリ浸かって山の疲れを癒す。今回ツアー最初の目標、氷ノ山は天気に恵まれて楽しい登山であった。次の目標は鳥取市近郊の山、扇ノ山だが、その前に今宵は車中泊なので、何処か良い寝グラを捜さなければならない。イイ歳して住所不定の旅は少し辛いものがある。