5月2日(月)
政権与党である自民党の主導で、今年「高齢者向け給付金」が実施される。もうご存知の方も多いと思うが、下記の事項に該当する人には一律一人3万円が支給されるというものだ。
「65歳以上の人」、 「平成27年度住民税が非課税の人(但し扶養されている人は覗く)」、 「生活保護受給者は除く」、
推定では該当する高齢者は1000万人程になるらしい。低所得高齢者を支援し、併せて経済の活性化に繋げる。何てもっともらしい理屈を言ってはいるが、夏の参議院選を控え投票率の高い高齢者を狙った選挙対策のバラマキであるというのがミエミエだ。
しかし世の中の高齢者には、暮らしていくのにカツカツの年金しか貰えず、更にその中から税金を奪取されてる者だって数多くいる。その人々にすれば、「アンタラから税金をブン取るけど、給付金はやらないよ。」という国の態度は、神経を逆なでするようなヤリ口だ。
「テメーら喧嘩売ってんのか。ヨーシ上等だ。金輪際自民党何かに入れてやるもんか。」と不満鬱積の年金受給者も多いのでは・・又恩恵を受けない非正規雇用の若年世代だって、「何だい、年寄りばかり優遇しやがって」とこれまた不満が鬱積するのでは。
この鬱積がやがて全国に波及して、夏の参議院選は自民党が惨敗する。こんな筋書きもありそうな・・・安倍さんそこまで読んでいましたか。そのお金は、熊本や大分の震災復興に使った方がよっぽど良かったのに。